FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

来週は豪ドルの下値模索ポイントを拾って見るのが面白そうです。

2013-07-13 09:14:21 | 日記
出張が多く、お客様接待で夜が遅くなるとブログ投稿が出来ない状態に陥ってしまいます。 今週も2日ずぼらしてしまいました。 昨日は上海に出ていましたが、台風の影響で風が強く空が澄み切って見えました。 上海でこんなに綺麗な空が見られたのは久しぶりです。 台風の風力で上海上空の大気汚染を大掃除してくれたようです。 

<フィッチがフランスの格付けを引き下げる>
12日終盤のニューヨーク外為市場ではドルが反発し99円台前半となっています。 フィッチがフランスの格付けを引き下げたことからユーロは下落しています。 FRBは他の主要中銀よりも先に超緩和的な金融政策を終了する公算が大きいとして、市場ではドルの先高感が強いことは確かです。 このところのドル売りはここ数週間で急速に積み上がったロングポジションの手仕舞いが一因との見方が出ているようです。

この日発表された米経済指標はまちまちの結果となっています。 7月のミシガン大消費者信頼感指数は前月から低下しました。 一方6月の卸売物価指数(PPI)は昨年9月以来の高い伸び率となり、低過ぎるインフレ率を懸念するFRBには緩和策縮小を検討する上で安心感をもたらす可能性につながると思われます。

来週は米国の小売売上高や住宅関連統計が公表され、米国と日本、ユーロ圏、英国などとの景気回復速度の違いがあらためて浮き彫りになる可能性があるます。

<来週の投資のポイント>
15日には中国の第2・四半期の国内総生産(GDP)が発表されます。 昨日の大幅な下落は、経財相がGDPが当初目標7.5%を切って、6.5%になっても大丈夫などと発言した事です。 中国に貿易依存度が高い豪ドルが影響を直接受けるのは明白です。 中国はGDP8%をキープする事がお題目になっていたのは事実です。 今期目標はお題目から見れば、既に-0.5%下回っている状況下であり、急ブレーキがかかって来たのは事実です。 

15日のGDPは恐らく7%に下方修正されるのではないかと思っています。 豪ドルは再び底値模索が始まると思われますが、これも短期で終わるのではないかと思っています。 GDP発表後の最安値を拾ってみるのが面白いのではないでしょうか。 底値の目安は、88.20~88.50。