FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

衆院選の結果によっては、ドル・円は85円の可能性も出てきたようです。

2012-12-14 19:59:54 | 日記
今日、東京市場のドル・円は一時3月21日以来となる84円台目前まで上昇しましたが、その後はやや失速気味となっています。

今夜の指標で米国の消費者物価指数や鉱工業生産は重要指標ではありますが、日曜日(16日)の本邦衆院選への注目度が高すぎるため、反応は限られてしまうかも知れません。

衆院選については自民党の過半数獲得は織り込み済みであり、焦点は自民・公明で3分の2以上を獲得できるかに移っています。

選挙結果次第では、週明けのドル・円相場がオープン直後から大きく動く可能性もあるため、日曜日の夜は選挙速報をしっかり確認していかないとなりません。

為替相場への影響ですが、仮に自民党単独で全議席(480)の2/3を越えるようですと、安倍総裁の掲げる政策(日銀法の改正など)が通りやすくなるため、月曜の朝の市場では円売りが強まる可能性があります。 ただし、材料出尽くしとなれば、現在約9カ月ぶり高値水準にあるドル・円相場はで利食い売りが優勢となる事も考えられます。 もともとが薄いマーケットの中ですので、値動きが荒くなることが予想される点には注意したいところです。

自民党が大勝するようですと、月曜日の朝一番のマーケットでは85円を超える可能性が高くなってきたように感じられます。 その後は利食い売りで若干調整されるように思われますが、かなり高い位置でのレンジ相場に入るような雰囲気です。