FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今夜の米・雇用統計は若干値を下げるものの一時的。 直ぐに反転か。

2012-12-07 12:39:37 | 日記
昨日から、3日間連続で江陰の工場監査(公的検査機関)に立会い。 明日はいよいよ本番であり、日本から監査官が来られます。 忙しい時期に重なり、十分な対応が出来ておらず焦る気持ちで一杯ですが、普段出来ていない部分を中心に最後の調整を行わせているところです。 監査は5年間継続されており、明日は最後の試験であり、日本からの監査官の対応には筆者が当たります。 相手は監査のプロであり、上手く対応しきれるか腕の見せ所です。

<11月度の雇用統計から>
11月の米雇用関連の指標は、ISMの雇用指数は製造業・非製造業とも悪化、新規失業保険申請件数も大幅に増加、ADP全米雇用報告も減速と軒並み弱い結果となっています。 もっとも、これはハリケーン ”サンディ” による採用活動休止の影響が大きいと見られ、市場のほうも雇用統計の弱さは織り込み済みだと思われます。 そのため、今回の雇用統計が市場にネガティブインパクトを与える可能性は小さいと考えられます。

そんな中で、明るい材料は消費者信頼感指数の雇用に関する調査が10月から改善している点と、昨日発表された前週の新規失業保険申請件数が37.0万件と ”サンディ” 前の水準をほぼ回復した点が示唆されます。

今夜は雇用統計の数値は若干悪いものの、ハリケーンの要因であることは明白であり、雇用統計の結果が市場にネガティブインパクトを与える可能性は小さいと考えられます。 若干は値を下げるものの直ぐに反転しながら発表前の水準をキープする結果となりそうな感じがします。 大きく値を消すことは考えにくいとみています。