FX寺子屋 by 葛勝老師

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中国バブル破綻か 温州危機<パート7>

2011-11-21 06:00:00 | 日記
上海は久しぶりの快晴。 先週は4~5日間に渡りハッキリしないお天気続きでしたので、気分も優れない日々でした。

<中国のニュースから>
主要70都市の新築分譲住宅価格、10月は34都市で前月比下落。 こんなニュースを見ました。

国家統計局が18日発表した2011年10月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち新築分譲住宅価格が前月比で下落したのは34都市で、前月の17都市から倍増した。 前月比横ばいは20都市で、価格上昇が鈍化する傾向を鮮明化させた。 一方、前年同月との比較では下落は2都市のみ。 ただ、59都市で上昇幅が縮小し、前月と同じ結果となった。

都市別では、北京の新築分譲住宅価格が前月比変わらずだった一方、上海、広州、深圳はいずれも前月から下落した。 前年同月比では北京が1.7%上昇、上海は2.9%上昇、広州と深センはそれぞれ6.1%、4.4%の上昇だった。 一方、中古住宅価格が前月比で下落したのは38都市で、前月から13都市増えた。 変わらずは19都市だった。 前年同月との比較では下落が13都市。

<中国の株式市場から>
上海総合指数は前日の米株市場の下落を嫌気し続落スタート。 財政部が上海市を対象に増値税改革の実施を発表したほか、小規模企業向けに新たな減税措置を決定するなど政策支援の動きがみられたが、根強い欧州債務問題への懸念が重しとなり、マイナス圏での値動きに終始。 段階的に下げ幅を広げ、結局この日の安値圏で終えた。 セクター別では、景気に左右されやすいエネルギー、金融、素材関連などが売られたほか、不動産の下げも目立っています。 

温州危機を連載させていただき7回目になりますが、確かにここに来て数値的に中国経済は陰りが鮮明化し始めているように思われます。 不動産バブル・物価上昇を回避さすために政府はいろいろな抑制条件をつけてきましたが、一定の効果は出ているようです。 しかしここに来て欧州債務問題と合い重なって全てに指数が下向きに変わったように思います。 テレビを見ていても、住宅不振 & 物が売れないと嘆いているニュースが多くなりました。 心理的な買い控えも始まりつつあると言った感じです。