FX寺子屋 by 葛勝老師

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拝金主義の中国、欧州諸国には受け入れられず。

2011-11-12 12:28:16 | 日記
昨日は営業で隣の江蘇省・無錫地域に行ってきました。 会社で購入した新型ジャガーに始めて乗りましたが、ドライブシステムが大きく変わっており驚くばかりでした。 高速道路では余裕で180kmは出ます。 運転手曰く、220kmは問題無いとの豪語していました。 中国でもこのような車が簡単に持てる時代になったのにも驚きです。

<中国の欧州支援、暗礁に乗り上げる>
欧州債務問題の早期収束に貢献するための資金拠出に前抜きな姿勢を示した中国だが、同政府が実施条件として掲げた3つの外交的要求を欧州が拒否したことから、交渉は暗礁に乗り上げているようです。

中国は欧州に対する資金支援を行う見返りとして、下記のいずれかの実施を求めています。
1)国際通貨基金(IMF)での影響力拡大
2)世界貿易機関(WTO)における市場経済国の認定
3)中国に対する欧州の武器禁輸措置の解除

しかし、欧州連合(EU)の政治家らが中国からの投資を受けることは、IMFの意思決定における同国の発言力拡大、またはIMFの特別引き出し権(SDR)の通貨バスケットに人民元を加える道を早めることが引き換えだと理解した途端、その可能性は閉ざされたという。

欧州がこれらの要求、とりわけSDRに人民元を加えるという要求を拒否したことは、中国にとっては ”平手打ち” にも等しい結果になりました。  IMF内で中国の発言力を拡大するということはEUの立場を弱めることを意味するほか、ひいては唯一拒否権を持つ米国の影響力を薄めることにつながる可能性があります。

欧州の一部の政策当局者は、中国が世界最大の外貨準備を利用して国際的な影響力拡大をあからさまに狙っていることに苛立ちを募らせている。  ユーロ圏のある財務担当高官は、”欧州が必死に中国の支援を求めているとの見方は誤りだ。 政治的意思さえ整えば、欧州には自らの問題を解決するだけのリソースがある ” と述べています。

かつて日本が高度経済成長を成し遂げていた時代に、世界の金融資産を買いあさってバッシングを受けたのと同じ発想です。 中国は世界最大の外貨準備金で日本と同じ事をやり始めていますが、外から見ているとやはり露骨すぎるのは気持ちのいいものではありません。

中華思想の源流とも言える、 ”駆け引きは” は外交上必要ではあるが、欧州債務問題は世界がいかに協調して危機を乗り切るか疑心暗鬼になっている時に、喉元にナイフを突き付けるようなやり方は白人社会では受け入れられない結果となったようです。