FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

イタリア債務問題でユーロ危機再燃となるのか、不透明感が増大し始めました。

2011-11-08 07:52:04 | 日記
昨日は仕事で市内数か所を回っていましたが、スモックのすごいのに驚きました。 高速道路の上から眺めるとどんよりと霞んで見えました。 スッキリと晴れ渡って遠くまで見えたのは10月に数日間有っただけのように思います。 上海市政府も早く公害対策を施さないと人体に影響が出る事は間違いなさそうです。

<ユーロの動きから>
7日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで下落しました。 イタリアの国債利回り急上昇や政治情勢の混迷を受けて、債務危機が同国に波及する恐れがあるとの懸念が高まってのことです。

昨日にも投稿させていただきましたが、ギリシャでは大連立政権の樹立で与野党が合意したものの、市場の焦点はギリシャからイタリアに移ってきたのは間違い無さそうです。 10年物イタリア国債の利回りは一時14年ぶりの高水準をつけ、持続不可能とされる水準に迫った。 イタリアの債務危機はギリシャよりもはるかに大きなリスクをユーロ圏にもたらすことになりそうです。 イタリアの借り入れコストは上昇しており、公的債務は1兆9000億ユーロ。 救済するには規模が大き過ぎる。

問題は借入規模ですが、イタリアの債務水準はスペイン、ポルトガル、アイルランド、ギリシャを合わせた借り入れ総額を超えている状況であり、ユーロ圏全体で大きな問題となりそうです。

昨日のユーロ・円を見る限りでは、大きくイタリア問題は反映されているわけではありませんが、徐々に織り込まれていくように思われます。 注意を払いながら投資を行っていただきたいと思います。