TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

「南に遠く」を求めて(1)

2014年01月19日 | 南に遠く(不知火尞)


7か月、ネットのない生活をおくりました。
はじめの頃は、いろいろと不自由を感じていました。
買い物、交通機関や宿の予約、調べ物にと、現代は生活のツールとして、ネットがあたり前の世の中になっています。
途中、インターネットの光を契約をしたのですが、工事をいつまでも待たされたので、短気をおこしてキャンセルしました。
短気は損気と後悔もしましたが、そのうちネットのない生活にも慣れました。
情報源として、新聞はよく読むようになりました。
ネットでの衝動買いもなくなり、物が増えないと家内は喜んでいました。
そんな中で、調べ物だけは困っていました。
先日、やっとネットを繋ぎ、いろんな情報が瞬時に手に入ることの便利さを今更ながらかみしめています。

ブログ復帰第1弾として、ネット中断中に調べた「南に遠く」の歌詞について、数回にわたって述べてみたいと思います。
旧制佐賀高校の寮歌については、以前のブログで何度か綴りましたが、あれは自分の中では完結していたのですが、後輩のDが旧制佐高の寮歌のCDを送ってくれて4番、5番の存在を知りました。
ところが、CDを何度聞いても歌詞が聞き取れませんでした。また、聞き取れても意味がつながりませんでした。
「コウチョ-」「キョートー」「エンリョー」等です。
自分の中にある語彙で変換しても意味が通じないのです。これはネットでずいぶん調べましたが、どうしても分かりませんでした。そもそも、「南に遠く」の歌詞をアップしているのは私と同期のTのブログだけのようです。(たぶん)

どうしても気になっていたので、意を決して、佐賀大学の図書館に行くことにしました。(平成24年11月22日のことでした。)
「旧制佐高時代の物はほとんど残っていませんね」と、図書館の受付で説明を受けたのですが、ダメもとでとふだんは閉まっている2階の書庫の鍵を借りて中を調べました。
無機質な書庫の中、郷土コーナーの書架から、佐高同窓会が出している数冊の冊子を見つけました。ひょっとしたらこの中に…。一気に期待が高まりました。
はたしてその中の1冊、「あった!」と、誰もいない部屋の中で思わずこぶしを握りしめました。(続く)






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