喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

晩秋【ナカツキ:旧暦九月新月・西暦2019.9.29】

2019-10-01 15:24:05 | こよみ
朝晩はひんやりするほど涼しくなりました。
昼間の残暑が秋晴れに♡やっと秋らしくなったように感じられますね。
秋のつるべ落とし、季節は晩秋、収穫の時を迎えます。








ナカツキ:旧暦九月新月・西暦二〇一九年九月二九日





なづきみつぎの
ここなさき をほとしきくの
ちりわたこ ささげてまつる
くりみさけ
  トシウチニナスコトのアヤ



ナカツキの名称は、「秋に成りゆく」意を秘めます。
 ナ・成る・熟成など 
 カ・つながる・来たる・秋・赤・西・秋など 
まさに「収穫」の季節の意でもあります。
「長月」では読み取れないヲシテの真骨頂です。
野山には収穫の時期を告げるココナ(菊)の花が秋風に咲き揺れます。


カサネココ【ナカツキ九日(旧暦九月九日・西暦二〇一九年十月七日)】


ながつきは おおとしつげる
ここのみは かさねここくり   
ひとよみき 
 ミカサフミナメコトのアヤ


九月九日、現代では、「重陽の節句」と呼ばれてお祝いされていますが、
縄文日本でも、九(ココノツ)が重なる「カサネココ」としてお祭りしていました。

コ(固まる・安定してつなぐなど)のイメージから「結実・収穫」が感じとれます。
清々しさを感じる季節、ココナ(菊)の花が咲き、オオトシ(収穫)の時を告げます。
ココのミハ(キクノチリワタコ)とは、
ココナ(菊・実りの季節を告げるハナ)の香りを焚きしめた温かい衣服のこと。
コタネ(子種・赤ん坊)の成長過程においても、九ヶ月目は目鼻形や声が備わる時期、
芳しい香りに包まれて、より良い結実を祈ります。
捧げて祭る「クリミザケ」。栗実酒?とはどんなお酒だったのでしょうか?







ヲカマツリ【ナカツキコモチツキ(旧暦九月十三日頃・小望月・西暦二〇一九年十月十ニ日)】





もちまえまつる         
ほがらつき まめやかうたゑ   
かみおとり
  トシウチニナスコトのアヤ


こもちつきには
まめおそふ もちよりさむる
をかまつり
  ミカサフミナメコトのアヤ


夜空が冴えわたる星空の美しい時節となりました。
季節は晩秋、満月を過ぎると冬はもうすぐそこです。
小望月にはマメ(豆)をお供えします。
 マ:まさに・まとまりくるなど 
 メ:メカミ・冷、
冬に備える意が込められています。
ホガラツキにカミオトリ(先祖のおかげを偲ぶ古い時代の歌踊り・ナガタ・ナガサキ)して、
 ヲ:ヲカミ・温
 カ:光・輝き・つながる・一温柱など、を祭ります。





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