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いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

「縄文ヲシテ勉強会」8月✨️

2025-08-04 23:48:27 | 縄文ヲシテ勉強会のお知らせ
「縄文ヲシテ勉強会」・「縄文カレンダーワークショップ」


現在、gooブログよりamebloに手作業でお引越し中です。
夏休み中の宿題ということで、、💦💦
更新した勉強会のお知らせは【こちら】です!
お手数おかけいたします。
よろしくお願いします。


旧暦では6/25がミナツキハツヒ、旧暦6月1日新月を迎えます。
しかも今年は7/25より旧暦閏ミナツキ!
旧暦の夏越の茅の輪抜けはなんと8/22!!
今年は「夏が長い」と思っていれば間違いないです

【縄文ヲシテ勉強会】
アーカイブでご利用いただけます(*^^)v
※縄文ヲシテの基礎知識やヲシテ文字の仕組みなど、
  ぎゅっと詰まったアーカイブ動画もお求めいただけます。
  ・はじめに 縄文カレンダーワークショップ@イトナミダイセン芸術祭より
  ・第一回アワウタのお話(ホツマツタヱ1アヤ・キツのナとホムシさるアヤ)
  ・第二回縄文の素晴らしきワカの叡智(ホツマツタヱ1アヤ・キツのナとホムシさるアヤ)
・第三回縄文の尊き祖先の軌跡(ホツマツタヱ2アヤ・アメナナヨ トコミキのアヤ)
  ・第四回あなにえや再興の軌跡(ホツマツタヱの3アヤ・ヒヒメ ミヲうむトノのアヤ)
 お申し込みは↓こちらから
【縄文ヲシテ勉強会】シェアガイド冨山喜子


7月8月の勉強会のお知らせです。
7月26日現在の開催予定です。
随時更新いたします。
初めての方でもどうぞお気軽にご参加ください(*^^)v
🌟youtubeヲシテム:https://www.youtube.com/@%E3%83%B2%E3%82%B7%E3%83%86%E3%83%A0
🌟Xヲシテム:https://x.com/yoshico10380
🌟Instagram:https://www.instagram.com/yoshico449/


youtubeヲシテム✨️Live配信「ほつまことほぎ」
https://www.youtube.com/@%E3%83%B2%E3%82%B7%E3%83%86%E3%83%A0
◎毎月1日・15日21時~22時
 8月は1日(金曜)と15日(金曜)21時から。
  トホカミヱヒタメ暦・縄文カレンダーを通して、
  縄文の宇宙観、季節感、マツリの由来や
  ヲシテ文字を読み解くヒントなどゆるく楽しくシェアしています。
  アワウタコーナーでは、♪真夏の夜の夢♪などなど~お楽しみに♪
 アーカイブでいつでもお聴きいただけます。
  ご活用ください(*^^)v
 


  

◆7月18日(金) 【志摩】あめつちの館2F遊なぎ
※遊なぎは空調設備不良のため開催場所が変更となりました。
 急遽、協賛者の中村さんのご自宅(磯部町的矢)での開催となりました。
 参加ご希望の方はご一報ください。yoshico1018@yahoo.co.jp
◎20時~22時
◎協賛金2000円/テキスト1000円
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」後半


◆7月20日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎12時~15時
◎場所:菜食ゆにわ 多気郡多気町片野1213 ☎0598-49-2812
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎参加費:3000/(菜食ランチ付)・2000/(ランチ無・13時~15時)
 ※縄文カレンダー2025版別途1000/・テキスト⑨(25-26アヤ)別途1000/
  お持ちの方はご持参ください。
 ※要予約!
◎内容:ホツマツタヱ25アヤ「ヒコミコト チおヱルのアヤ」


◆7月29日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』 13時半〜16時半
◎場所 : LaniHonua 杉並区久我山 
◎参加費:2000/ 縄文カレンダー2025年度版別途1000/ テキスト⑤(15-16アヤ)別途1000/
◎内容:ホツマツタヱ14アヤ「ヨツキノル ノトコトのアヤ」
◎内容:ホツマツタヱ15アヤ「ミケヨロズナリソメのアヤ」
※参加ご希望の方はご一報ください。yoshico1018@yahoo.co.jp


◆7月30日(水) 【飯能】名栗の杜
◎12時半~15時半
◎場所:名栗の杜 埼玉県飯能市上名栗571 ☎042-979-0646
◎ホツマツタヱの23~24アヤ 古代の叡知への誘い
◎参加費:2500/ 定員:10名
 ※縄文カレンダー2025版別途1500/・テキスト⑧(23-24アヤ)別途1000/
  お持ちの方はご持参ください。
◎内容:ホツマツタヱ23アヤ「ミハサタメ ツルギナのアヤ」
※当日は休業日になります。
 ご希望の方、酵素玄米のお稲荷さんと具沢山のお味噌汁を800円にてお出しいたします。
 ご予約ください。


◆8月6日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎13時~15時 ※ランチタイム;12時~
◎場所:ゲストハウスなごみ 度会郡大紀町永会2692-2
◎ほつまことほぎ勉強会
◎参加費:3000/(ランチ付)・2000/(ランチ無・13時~15時)
 ※縄文カレンダー2025版別途1500/・テキスト⑥(15-16アヤ)別途1000/
◎定員;10名 要予約! 携帯090-2140-9707
◎内容:ホツマツタヱ16アヤ「ハラミツツシムオビのアヤ」

◆8月8日(金)【志摩】ホツマなんばり勉強会
◎内容:ホツマツタヱ2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」


◆8月18日(月)オンライン【縄文ヲシテ勉強会】
◎ 19時~20時半
◎内容【アマテルカミご誕生秘話】
 ホツマツタヱの4アヤ「ヒノカミのミツミナのアヤ」
 ※当日ZOOM参加できなくても(*^^)vアーカイブあります。
 ※対面参加もあります。(大阪市北区)参加ご希望の方はご一報ください。
  yoshico1018@yahoo.co.jp
 

◆8月24日(日) 【明和町】
◎内容:ホツマツタヱ2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」


◆8月26日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』 13時半〜16時半
◎場所 : LaniHonua 杉並区久我山 
◎参加費:2000/ 縄文カレンダー2025年度版別途1000/ テキスト⑤(15-16アヤ)別途1000/
◎内容:ホツマツタヱ15アヤ「ミケヨロズナリソメのアヤ」
※参加ご希望の方はご一報ください。yoshico1018@yahoo.co.jp


◆8月27日(水) 【飯能】名栗の杜
◎12時半~15時半
◎場所:名栗の杜 埼玉県飯能市上名栗571 ☎042-979-0646
◎ホツマツタヱの23~24アヤ 古代の叡知への誘い
◎参加費:2500/ 定員:10名
 ※縄文カレンダー2025版別途1500/・テキスト⑧(23-24アヤ)別途1000/
  お持ちの方はご持参ください。
◎内容:ホツマツタヱ23アヤ「ミハサタメ ツルギナのアヤ」
※当日は休業日になります。
 ご希望の方、酵素玄米のお稲荷さんと具沢山のお味噌汁を800円にてお出しいたします。
 ご予約ください。


◆9月21日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎12時~15時
◎場所:菜食ゆにわ 多気郡多気町片野1213 ☎0598-49-2812
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎参加費:3000/(菜食ランチ付)・2000/(ランチ無・13時~15時)
 ※縄文カレンダー2025版別途1000/・テキスト⑨(25-26アヤ)別途1000/
  お持ちの方はご持参ください。
 ※要予約!
◎内容:ホツマツタヱ26アヤ「ウカヤ アオイカツラのアヤ」





『縄文カレンダー』2025年度・令和7年度版
詳細はこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/a0491dc7a142930a62a3a4e708b84fbe
ご希望の際は、
お送り先のご住所、氏名、希望冊数を明記の上、
メールにてお知らせください。
メッセンジャーでもOKです。
夏至を過ぎましたので、1冊送料込1000円でお願いします。
mail:yoshico1018@yahoo.co.jp
どうぞよろしくお願いいたします!


※終了しました。
◆1月7日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ12アヤ「アマガツのアヤ」

◆1月12日(日) 【明和町】
◎縄文カレンダーワークショップ
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」

◆1月19日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ23アヤ「ミハさため・ツルギナのアヤ」

◆1月24日 【志摩】ホツマなんばり勉強会

◆1月28日(火・旧暦大晦日)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』 13時半〜16時半
◎内容:ホツマツタヱ12アヤ「アマガツのアヤ」

◆1月29日(水・旧暦元旦) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの17~19アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ18アヤ「オノコロとマジナフのアヤ」

◆2月16日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ23アヤ「ミハさため・ツルギナのアヤ」

◆2月18日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』
◎内容:ホツマツタヱ12アヤ「アマガツのアヤ」

◆2月19日(水) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの17~19アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ19アヤ「ノリノリ・ヒトヌキマのアヤ」

◆3月4日(火)【志摩】ホツマなんばり勉強会
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」前半

◆3月16日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ24アヤ「コヱクニ・ハラミヤマのアヤ」前半

◆3月21日(金) 【明和町】
◎縄文カレンダーワークショップ
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」前半

◆3月25日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』

◆3月26日(水) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの20~22アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ20アヤ「スメミマコ・トクサヱルアヤ」

◆4月11日(金)オンライン【縄文ヲシテ勉強会】
◎内容【アワウタのお話】

◆4月13日(日) 【明和町】
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」

◆4月15日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎内容:ホツマツタヱ13アヤ「ワカヒコ・イセススカのアヤ」

◆4月18日(金)【志摩】ホツマなんばり勉強会
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」後半


◆4月20日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ24アヤ「コヱクニ・ハラミヤマのアヤ」後半

◆4月22日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』 13時半〜16時半
◎内容:ホツマツタヱ13アヤ「ワカヒコ・イセススカのアヤ」

◆4月23日(水) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの20~22アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ21アヤ「ニハリミヤ・ノリサタムアヤ」

◆5月9日(金) 【志摩】あめつちの館2F遊なぎ
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」

◆5月12日(月)オンライン【縄文ヲシテ勉強会】
◎内容【縄文のワカの叡智お話】ホツマツタヱの1アヤ
 
◆5月13日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ14アヤ「ヨツキノル・ノトコトのアヤ」

◆5月18日(日) 【明和町】
◎縄文カレンダーワークショップ
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」

◆5月25日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ24アヤ「コヱクニ・ハラミヤマのアヤ」後半

◆5月27日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』
◎内容:ホツマツタヱ13アヤ「ワカヒコ・イセススカのアヤ」

◆5月28日(水) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの20~22アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ21アヤ「ニハリミヤ・ノリサタムアヤ」

◆6月9日(月)オンライン【縄文ヲシテ勉強会】
◎内容【縄文の尊き祖先の軌跡】
 ホツマツタヱの2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」
 婚儀の際の「ミキ(お酒)」の謂れを、「宇宙のはじまり」から説いています。
初代アマカミ・クニトコタチから七代イサナギ・イサナミまでの歴史と
ヒマナツリの起源についてのお話も!
 ※対面参加も可能です。(大阪市北区)

◆6月10日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ15アヤ「ミケヨロズ ナリソメのアヤ」

◆6月13日(金)【志摩】ホツマなんばり勉強会
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」後半

◆6月15日(日) 【明和町】
◎内容:ホツマツタヱ2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」

◆6月20日(金) 【志摩】あめつちの館2F遊なぎ
◎内容:ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」前半

◆6月22日(日) 【多気】菜食ゆにわ
◎縄文・ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ25アヤ「ヒコミコト チおヱルのアヤ」

◆6月24日(火)【東京】久我山LaniHonua
『ヲシテ勉強&お話会』 13時半〜16時半
◎内容:ホツマツタヱ14アヤ「ヨツキノル ノトコトのアヤ」

◆6月25日(水) 【飯能】名栗の杜
◎ホツマツタヱの20~22アヤ 古代の叡知への誘い
◎内容:ホツマツタヱ22アヤ「オキツヒコ ヒミツのハラヒ」

◆7月7日(月)オンライン【縄文ヲシテ勉強会】
◎内容【あなにえや再興の軌跡】
 ホツマツタヱの3アヤ「ヒヒメ ミヲうむトノのアヤ」

◆7月8日(火) 【大紀町】ゲストハウスなごみ
◎ほつまことほぎ勉強会
◎内容:ホツマツタヱ16アヤ「ハラミツツシムオビのアヤ」

◆7月13日(日) 【明和町】
◎内容:ホツマツタヱ2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」



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麻奉るタナハタのホシマツリ(旧暦7月7日・西暦2025.8.29)

2025-06-26 15:29:52 | ナメコト(行事)
🌙タナハタのホシマツリ【アフミツキ七日(旧暦7月7日・西暦2025.8.29)】

もうすぐ七夕🎋
今年の旧暦のタナハタは閏6月のあと、西暦では8月29日に当たります。

現代の七夕は、
織姫と彦星の物語と願い事を書いた短冊を笹に吊るすのが主流ですが、
紀元前、古代日本のタナハタは、

ご先祖さまとのつながりを思い、アメに心を通わせる大切な祖先祭りです。

タナハタは、旧暦では秋のはじめのお祭りで、
この弓張(七日)から満月(十五夜)を迎え、
シムのモチホギ、満月を愛で、祝い、仰ぎ踊ればアイうくる(まさに盆踊り!)
までの一連の行事だったようです。

シムのモチホギの行事が現代のお盆にあたるご先祖供養へと変化を遂げてきたように思います。
ヲシテ文献の伝える、ヒノモト・ヤマトのタナハタマツリをご紹介します。




ユミハリにうむ 
イウとアサ ヲトタナハタの ホシマツリ
 ミカサフミナメコトノアヤ

ユミハリ(7日・弓張月)にウム(績む・植物の繊維を糸にする)、イウ(木綿)とアサ(麻)。
ご先祖さまとの尊いイノチのつながりを思い、感謝を込めて麻糸を績みます。



マヲマユミ ヰトおつむぎて
タクハタや アワのホギウタ
カヂにオシ
  トシウチニナスコトのアヤ


糸はつながりの象徴。
心をアメに通わせて、始まりのイト(糸)を績む。



たて糸は、ご先祖(アメ・天)とのつながり・恵み・教え、
よこ糸は、今世・社会のつながり。
たて糸、よこ糸踏み分けて、よじれやゆがみのないように、美しい文様を織りなします。

恵みを織る、、
秩序やマツリゴト、家や社会に準えて、
機織りは、アメのノリ(宇宙の法則・自然の理)を目に見える形に整えていく、
女性に託されたもっとも神聖な仕事でした。





星を奉り、麻、梶、楮などの上等な織布をお供えします。
カジ(梶の葉)に、アワ(天地自然)を讃えるウタや願い事を記して捧げ供えます。

北の星(北極星)は、宇宙の源・アメミヲヤ(宇宙創造祖)の位置と考えられていました。
縄文の宇宙観。
地球、太陽系は、キタのホシから降されるアメミヲヤのハラのウチ。
天の川銀河のハラの内です。
クニタマ(地球)を取り巻く宇宙が「タカマのハラ」なのです。
漢字の高い天の原、では至れない縄文哲学がヲシテ(文字形)によって感じられるのです。

タナハタマツリは、
ヒトの生誕の不思議を知り、誕生を祝い感謝する行事。
人体のそもそもの源であるタマ・シヰのタマ(ヒトの意識)が、
大宇宙の中心から降され(ヲト)、ヒトが人体に具現して地球上に生まれ出でくる。
クニタマ(地球)で母のコミヤ(子宮)に宿ったコタネの成長がある程度(五ヶ月)に達した時、
アモトから降されて来たタマがコタネと結び、やがて誕生する。
先祖から連綿と引き継がれてきた人の生命とは、まさしく不可思議なものとして祭祀します。

タナハタは、オオナメヱ(大嘗祭)のユキ・スキのミヤ(悠紀・主基)のうちの
ユキノミヤと同じカミを祭っています。
アメトコタチと呼ばれるコホシ(九星・アメミヲヤとトホカミヱヒタメ)です。



タナハタマツリに用いられるカヂ(梶)の葉については、
アワ(天地自然)を讃える歌を書く習わしがあり、
後世、短冊に願い事を記す初めともみられます。
また、京都冷泉家にて、毎年行われる七月七日の乞巧奠(きっこうでん)では現在でも、
梶の葉が主奠として用いられ、和歌を書いて水に浮かべたり、結び捧げたりするそうです。




 
いつかの八月の志摩、ホツマなんばり勉強会にて、主催のヤスコさんのお計らい♡で、
カジ(梶)の葉らしき葉っぱに墨でみんなで文字を書きました。
葉の表面に短い産毛がザラっとしているので、墨の乗りがとても良かったです。
いろんな葉っぱを短冊にして書いてみるのも楽しいですね♡葉書♡


アワウタシリーズ♡七夕バージョン♪
「たなばたさま」のメロディにアワウタをのせて~歌ってみてください♪
作詞:権藤はなよ・補作詞:林柳波・作曲: 下総皖一

ささの葉さ~らさら~ のきばに揺れる
あぁかぁは~な~ま~ いきひにみうく

お星さまきらきら きんぎんすなご
ふぅぬぅむえけ~ へねめおこほの

五色のたんざく わたしが書いた
もぉとぉろそよ をてれせゑつる

お星さまきらきら そらから見てる
す~ゆぅん~ちり しゐたらさやわ



参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

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ミナツキハツヒ:旧暦6月1日・西暦2025.6.25新月19:32

2025-06-23 00:31:02 | こよみ
ミナツキ:旧暦6月・西暦2025.6.25~8.22

南の夜空に、天の川がひときわ輝く、夏の至りの新月です。
今年の旧暦は、閏6月が挿入されるので、
閏ミナツキハツヒ:2025.7.25新月4:11
旧暦6月は2025.6.25から8.22まで!
夏が長いです








みなつきは ややはにみちて
たたかえは かみなりあつく
  ミカサフミナメコトのアヤ


ミナツキに入るとサミタレのサツキツユが大地に浸み渡りますが、
地表はまだまだ熱く、カミナリ(雷・上鳴り)も多く発生します。
夏至を過ぎてもヲカミ(三温・昼)が勝り、段々と暑く乾いてきます。



志摩では、この旧暦6月1日に天下の奇祭『潮かけ祭り』が開催されます!
今年は閏6月が挿入され、『潮かけ祭り』は閏6月1日(2025.7.25)の開催だそうです。
 ※志摩市観光協会公式サイト:https://www.kanko-shima.com/event/5177/
 ※旧暦6月1日の志摩のお祭り過去記事です。夜のご神事が大変興味深いです。
  https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/5555fb429b5690c5a34e1da7c9323e69
この過去投稿を見返して納得(^^)v
夜のご神事で海に潜る時刻、真っ暗だったと記憶していたんだけど、
昨年のその時刻はまだ明るかったのです。
この過去ログの年、2017年は閏5月が入り、
新暦の6月24日から7月22日までが5月、
旧暦6月1日は7月23日でした!
今年のおしょうじ、真っ暗な海に降り注ぐ天の川みられるかな✨️楽しみです✨️


伊勢神宮内宮のご神域の森の中の『大滝祭り』は、
毎年注連縄を作り、滝までの森の中の参道を整備して、
大滝に新しい注連縄をかけ替える行事。
現代の社会人の都合に合わせて、海の日(祝日)に開催されますが、
元々はこのミナツキハツヒだったのではと、、、検証しなければ💦
過去に参加させていただいた時の写真です。
普段は入れないご神域の森の中は、人の気配のない、神聖な世界です。














近年、大きな自然災害が頻繁に起こっています。
自然災害はヲシテの時代にも、人々を苦しめました。
精魂込めて田畑を耕し、作物を育て、どうか豊作でありますようにとお祭りをします。
豊作をお祝いし、感謝の収穫祭りも!

また、ハラヒノリトに登場する自然神は、
水田技術普及をなし得たイサナギ・イサナミさまが祭られた「ヤマサカミ」です。
ヤマサとは、ヲシテ文字形状から地表、地下、大地を守る八つの働きと読み取れます。

ホツマ辞典(展望社・池田満著)には、「ヤマサ・ヤマサカミ」として、
自然に対して暦を守らせるために祭った、自然神八神の総称。とあります。
ウツホ・カセ・ホ・ミツ・ハニの5要素の五神と
穀物豊穣・山林治水・火災防護の三神を合わせて祭り、
七代アマカミ・イサナギ・イサナミの創始に拠ります。

マツリとはマツリコト、、
国民の生活に自然をどのように役立てるかという実用面に重点を置き、
ヤマサカミを祀る姿勢は、自然の働きを十分に熟知し、
人のために自然を役立たせるために祀るという大切なマツリコトなのです。
ヤマサのヤカミの働きを熟考し、人々の暮らしに役立てるように活用する。
ハラヒノリトとは、そのために、後世忘れないように伝えるためにあるように思います。
現代社会は大自然をハタレマのように食いつぶしているようにも感じます。
今一度、ひとりひとりがそのことの大切さを考える転換地点になるといいですね。

ホツマツタヱ22アヤオキツヒコ・ヒミツのハラヒより抜粋でご紹介します。

カシキのユフの         
ミテグラに ヤヲヨロカミの        
カンツトエ タカマのハラの   
カンツカサ あまてらします        
ヲオンカミ ホギたてまつる
   


伝統の基、カシキ(赤・白・黄)のユフ(幣)を
ミテクラ(祭りの中心・アモトにつながるハシラ)に設え、
ヤヲヨロカミ(沢山の諸臣)を招き集めて、ノリト(祝詞)奏上の準備をします。
タカマノハラ(大宇宙。宮中のミハシラにつながるタカマ。)の
カンツカサ(祭主)オキツヒコは、アマテルカミのお定めになられた
ホギ(褒め称える・祝いの言葉)を奉ります。


ノトなかに ミカマのホギの   
そのカミは アメツチひらけ   
そむときに クニトコタチの   
カンハラミ ヲフヒのミナの        
キツヲサネ ヰクラのカミの   
なりいてゝ ナゝヨのうちの   
あまつごと 

           

『ミカマ(竈)のホギ(褒め称え・称賛)に預るカミは、アメツチ(天地)の開け初むときに、
初代クニトコタチのお示しのキツヲサネ(東西中央南北)、ヰクラのカミの
成り出でてより七代までのアマカミたちの時代に準えられてもいます。』


まつるトホカミ         
ヱヒタメの ヤモトのカミの        
まもらせき クニツマツリは   
キツヲサネ ムロソヒカミの   
まもらせき このゆえひゝの   
ミカマドの ヱトモリカミと   
たゝえますなり

         

『先ず始めに祭るのは、トホカミヱヒタメのヤモト(八許・八方)の守り。
ヲカミ(温かさの働き4本)とメカミ(冷たさの働き4本)によって
季節が編まれるトホカミヱヒタメは、方位方角・季節の守りです。
地上においての守りは、キツヲサネ(東西中央南北・四方と中心)と、
アミヤ・シナウ(天のもたらしと大地の育み・食べ物、イノチ(生命)を守る)の
ソヒカミ(十一カミ)です。
この故に、日々のミカマトのヱトモリカミ(兄弟代わる代わるに守る)と、
讃えますなり。』


ひさかたの アマテルカミの       
はつみよに ヒヨミのとりの   
カおつぐる きつおかなねの        
とつぎして トシノリカミの   
あれませる そのソヒカミお        
ヱトモリと アミヤシナウて   
ヤミコなる アメフタカミの        
みことのり

           

ひさかたの八代アマテルカミのご治世の初めの時の事、
ヒヨミのとりのカ(マツリゴトの執り始めの日)を告げる際において、
トシノリカミ(キツヲサネ・アミヤシナウ)のソヒ(十一)カミを
ヱトの守りとして祭祀なさいます。
さらに、アメフタカミ(七代イサナギ・イサナミ)のみことのりにより、
ヤマサのヤ(八)カミをともに祭祀することとなりました。

これにたまはる         
ヒヱのナわ ウツロイのカミ   
つぎのナは シナドベのカミ        
ミツのナは カグツチのカミ   
ヨツのナは ミツハメのカミ   
ヰツのナは ハニヤスのカミ   
ムツのナは ソロヲゝトシの        
ちからもる ヲゝトシカミと   
たゝえます ナゝナはみなの   
もとしける スベヤマズミの        
カミとなる ヤおとのカミわ   
ホのしづめ タツナミおさむ        
タツタヒメ おのおのミナお   
たまはりて コヨミおまもる   
ヤマサカミなり         

このカミの つねにめぐりて        
まもるゆえ ヒミツのわざの   
さわりなし       

    

『これにたまはる
ヒヱ(長兄)の名は、ウツロイのカミ
つぎの名は、「シナドベのカミ」
三ツの名は、「カグツチのカミ」
四ツの名は、「ミツハメのカミ」
五ツの名は、「ハニヤスのカミ」
六ツの名は、ソロヲヲトシ(田畑作物の豊穣)のチカラを守る「ヲヲトシカミ」
七の名は、ミナのモトシケル(水の貯留に有効な森林を守る)「スベヤマスミのカミ」
八オト(弟・妹)のカミは、
タツナミおさむホのシヅメ(火災から守る)「タツタヒメ」、
各々名を賜りて、コヨミを守る「ヤマサカミ」なり。』
このヤマサカミが常に天地の巡りを守ってくれているので、
人々に降りかかる「ヒ」(火)や「ミツ」(水)の障害も防ぐことができるのです。

     
中略。


チカヒには ミハシラたてよ   
このときに アマツミコトの   
さたまれば カシキのユフの   
ミテグラに ヒミツおむすぶ   
オキツヒコ こゝもタカマの   
ハラなれば ヨゝにちかふる   
のりこちに

           

『チカヒには、ミハシラたてよ』
カシキ(赤・白・黒)のユフ(幣)のミテクラ(祭りの中心)は、
タカマのハラ(大宇宙・アモト・大宇宙の腹の中)に見立てられ、同一の場所の意味を持ちます。
この清らかな祭りの場の祈りは、万物の端々にまで届いて、
生活にさし障りの無き事を実現してくれるでしょう。
オキツヒコは、ヒミツ(火水)のノト(祝詞)を奏上します。


もしもクニユリ         
ナルカミの さわるさわりの   
あらんとき キネのヒトキお   
ヰヤシロに ヱトのムソカに   
もりあまる ヤナヰカクロヒ   
ウツロもる ウツロイのカミ   
あらはれば たとえナルカミ   
クニゆるも イヅワザなして   
しづむべし

           

『もしもクニユリ(地震)やナルカミ(雷)のさわる障りのある時も、
キネ(東北)のヒトキ(一樹)をヰヤシロ(カミを招く拠り所)に、
ウツロイのカミを祭って下さい。
日々を守るヱトのカミの守りから外れたヰカ(五日)のクロヒ(黒日)を守る、
ウツロヰのカミが現れたならば、たとえナルカミ(雷)やクニユリ(地震)が
鳴動しても、ヰツワザ(極めて優れた働き)を発揮して鎮めてくれるでしょう。』


もしもムラクモ                   
カおうばひ みちにさわりの   
あらんとき シナトベのカミ   
あらはれば みちのカうばふ   
やえくもお シナドのカゼに   
おしはらひ ヨモあけかたと   
しらすべし 

          

『もしもムラクモ(暗雲)が天地を覆い、光を遮るような障りのある時も、
シナトベのカミが現れたならば、ミチ(成り行く力)の光を遮るヤエクモ(幾重もの厚い雲)を
シナトのカセ(風・変化を為さしめる働き)に押し祓い、
ヨモ(四方・見渡す限り)明け方としらすことでしょう。』


もしもヒけがれ         
あらんとき カグツチのカミ   
あらはれば たとえオダキの   
かくやあれ さらにヒウチの   
あらためて きよきアタゴと   
しきみより ミカマトきよく   
まもるべし

            

『もしもヒ(火)によるケガレ(穢れ)がある時も、
カグツチのカミが現れたならば、
たとえオダキのカクヤあれ(種火の炎が消えてしまう)のような不祥事が起きても、
さらにヒウチ(火打ち)のあらためて、キヨキアタゴ(清い火)とシキミ(樒)により、
ミカマド(竈)を清く守ってくれるでしょう。』
※現在でも京都市の愛宕神社などの神事には榊ではなく、シキミが使われています。
 シキミ(有毒)を挿した水は、腐りにくい。~ウィキペディア~


もしもホワザの         
あらんとき タツタメのカミ   
あらはれは たとひホノホに   
はたるとも タツタにしづめ   
のぞくべし 

           

『もしもホワザ(火災)のある時も、
タツタメのカミが現れたならば、
たとえホノホにハタルとも(火災に建物が苛まれたとしても)、
タツタ(タツの働きで水を吐きかけ)に鎮め消火してくれるでしょう。』


もしもヰのミツ         
くみたえて ミケツのさはり   
あらんとき ミヅハメのカミ   
あらはれば いてのしミヅお   
いさぎよく あらためかえて   
ひとふるに ミカメもきよく   
まもるべし

            

『もしも井戸の水が汲み絶えて、ミケツ(飲食)の障りがある時も、
ミツハメのカミが現れたならば、井戸の清水を潔く新たに入れ替えて、
ミカメ(水瓶)も清く守ってくれることでしょう。』


もしもミワサの         
あらんとき スベヤマヅミの   
あらはれば たとひナガアメ   
あぶれても ヤマはしげきに   
もちこたえ なかれおふかく   
なすことも つねにイセキお   
まもるなり みなカンチカヒ   
いちしるきかな 

        

『もしもミワサ(水害・洪水)のある時も、
スベヤマツミのカミが現れたならば、
たとえ長雨が続いても、治水を担う山林の豊かさで洪水を防ぎ、さらに、
保水量を深く大きくし、イセキ(井堰)から常に農業用水の豊かさを確保し
守ってくれることでしょう。
このヤマサカミとのチカヒ(誓い)こそ、明らかなものであります。』


より良き明日でありますように。
参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。

『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーは、冬の至り、冬至満月(シモツキモチ)よりはじまります。
A4判カラー・竹紙20頁冊子型。
一冊1000円(@1500/夏至よりお値引き+送料サービス)でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp
【ブログ】喜びの種☆:http://blog.goo.ne.jp/ten380445


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あなにえや再興の軌跡✨️

2025-06-18 16:30:05 | 縄文ヲシテ✨️シェアガイド
【縄文ヲシテ勉強会】
第五回 あなにえや再興の軌跡✨️
ホツマツタヱ3アヤ「ヒヒメ ミヲうむトノのアヤ」






むかしフタカミ         
つくばにて みめぐりとえは   
メカミには なりなりたらぬ   
めもとあり ヲカミのなりて   
あまるもの あわせてみこお   
うまんとて みとのまくはひ   
なしてこお はらみてうめる   
なはヒルコ 




しかれとチゝは         
すずヨソホ ハゝはミソヒホ   
アメのふし やとれはあたる   
チゝのヲヱ をのこはハゝの   
クマとなる みとせいつくに   
たらざれど いわくすふねに   
のせすつる ヲキナひろたと   
にしとのに ひたせはのちに


フタハシラ うきはしにゑる   
オノコロの ヤヒロのトノに   
たつはしら めぐりうまんと   
ことあげに メはひたりより   
ヲはみぎに わかれめくりて   
あふときに


メはあなにえや         
ヱヲトコと ヲはわなうれし   
ヱオトメと うたひはらめど   
つきみてす ヱナやふれうむ   
ヒヨルコの アハとながるゝ   
これもまた コのかずならす   
あしふねに ながすあはちや






ことあけも メはさきたてず   
とつきとは メのニハナフリ   
ヲゆれなく ヲとりなきさる    
またあるひ ヲとりよそおふ   
メがしりて あひましはれは   
アメよりぞ とりにつけしむ   
とつきのり


さらにかえりて         
フタカミは あらたにめぐり   
ヲはひたり メはみぎめくり   
あひうたふ アメのアワウタ   
あなにえや うましオトメに   
あいぬとき メカミこたえて   
わなにやし うましヲトコに   
あひきとそ




やわしてあわお         
ヱナとして やまとあきつす   
あはちしま いよあはふたな   
おきみつこ つくしきひのこ   
さどうしま うみてうみかわ   
やまのさち きをやくくのち   
かやのひめ のつちもなりて   
アワウタに をさむハラミの   
ミヤにゐて すてにヤシマの   
クニうみて




いかんそキミお         
うまんとて ヒのかみおうむ   
そのみなお ウホヒルギとぞ   
たゝえます


くにうるはしく         
てりとほる くしひるのこは   
とゝめずと アメにおくりて   
アメのギと ミハシラのミチ   
たてまつる


かれにハラミお         
オオヒヤマ トヨケかがゑて   
ワカヒトと いみなおさゝく





フタカミは ツクシにゆきて   
うむミコお ツキヨミのカミ   
ヒにつげと アメにあげます




これのさき ヲヱクマにすつ   
ヒルコヒメ いまいつくしに   
たりいたり アメのいろとゝ   
ワカヒルメ


ソサクニゝうむ         
ソサノヲは つねにおだけび   
なきいざち クニタミくじく


イサナミは よのクマなすも   
わがヲヱと タミのヲヱクマ   
みにうけて まもらんための   
クマノミヤ かくみこゝろお   
つくしうむ




ヒヒメミヲカミ         
うみてよの キミトミのミチ   
トのヲシヱ さかりもとらは   
ほころばす このフタハシラ   
うむトノは アマのハラミと   
ツクバヤマ アハチツキスミ   
クマノなりけり



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満・辻公則著・展望社
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


【縄文ヲシテ勉強会】
アーカイブ動画をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
縄文カレンダー、テキストもご活用ください。
オンラインショップ:https://woshite100.base.ec/

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ナツイタル!(夏至2025.6.21 11:42)

2025-06-12 22:15:50 | こよみ
夏の至り!
サツキナカ(旧暦五月満月・西暦2025.6.11)よりトの季節に入ります。

ヲカミ極まる夏至(全四温・太陽)を過ぎ、冬へと向かう折り返し点、
月よりヒメ(一冷・三温)が降されて、サミタレ(梅雨)が地中を潤します。


「夫婦岩と王冠富士」
(2019.6.13am4:46・伊勢市二見町興玉神社・夫婦岩にて志摩のカメラマン泊正徳さん撮影)

夏至のご来光🌅
伊勢二見浦では、夫婦岩の間から上ります。
夫婦岩の間、遥か200キロ先に富士山が位置し、
天候が良ければ富士山の背から昇る朝日を拝することができます。
アマテルカミが現伊勢志摩をミヤコに選んだ要因のひとつでは?と思えます。

また、夏至の満月は、
伊勢神宮内宮、宇治橋の大鳥居の真ん中から上ります!
太陽と正反対の軌道を通る月が出ている時間が一年で最も短くなり、
夕日の赤を月が近い位置で受けて映る夕焼け色の満月♡
これをネイテイブアメリカンの人々はストロベリームーンと呼ぶそうです。






トの守りは太陽の南中する正午前後の時間帯、
サツキナカ(夏至頃)よりミナツキスヱ(立秋頃)、
季節は夏の盛りです。
さらに今年、令和7年は、閏ミナツキが挿入されるので、
夏がひと月長いです💦🌞

日中の光と雨のもたらしに最も潤い栄える季節の方位にあやかり、
よりのノト(祝詞)、トホカミヱヒタメとノリます。
が兄では弟、ヱトとはヤマトコトハで兄弟のこと。
 本来ならば冬至から、ヱヒタメトホカミとなります。
  はネ、根、北、冬至の方位
  はサ、栄え、南、夏至の方位




「ト」
(タ行父音):「たす・集める・まとめる・協力・尽す」など、
*複数のモノ・分散しているモノなどを受ける。
*合わせて繋ぐ(縦線は一種の収束線でもあります。)などのイメージ。

(ハニ・オ母韻):「固い・足元の大地・クニ」など、
*「安定・定常状態・成熟・完成・最終プロセス」などのイメージ。

春分の「タ」の季節は、ア母韻○(ウツホ)で空気はポカポカ温かくなり、
夏至の「ト」では、オ母韻□(ハニ)地面の中まで十分に熱くなるイメージですね。




サツキナカ(夏至)からミナツキスヱ(立秋頃)

とのなめは はにみつうるふ  
さつきなか ひかりとほれは  
かつめかみ みちおかえして  
ひおこえは みひきおまねき  
しらみちの ひめおくたして  
はにふせは きそひのぼりて  
さみたるゝ あおばしげれは  
ながらえの さのかおりうく
  (ミカサフミナメコトのアヤ)



【サツキナカ:旧暦五月中・満月】
トのカミは、サ(南)の守りです。
ヲカミ極大の夏至を過ぎ、
ミツヒカリ(三温・タ行父音)のもたらしは、
□ハニ(大地・地面下・オ母韻)まで届いています。
月(メカミの象徴)満ちて、シラミチ(月の巡る軌道)よりヒメ(一冷)が降されて、
水底に伏していたメカミ(一冷)が起き立ちます。
キソヒノホリテ サミタルル(五月雨・梅雨)、
大地に光と水の潤いがもたらされ、万木のアオバが風に香ります。






トコヨクニ建国の理念、「ト」のヲシヱ。
より良い暮らしへと、創意工夫して、
得意を持ち寄り、互いに協力し、
自立した営みを分かち合いながら、
次世代へと繋いでゆく思いが「ト」の文字形に込められています。
初代アマカミ・クニタチのトコヨクニです。



参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


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サツキ☔旧暦五月・西暦2025.5.27~

2025-05-26 13:59:58 | こよみ
【サツキ:旧暦五月・西暦2025.5.27~】
ヲカミ(温・陽)の働きが最大に至り、
雲が大いに沸き立ち、雨を降らせます。

のヲシテ文字は◯に━線の組み合わせです。
サシスセソの父音の━線は、
テーブルの板を思い浮かべて、
真横から見ると━線ですが、
真上から見ると⚫️面!

あたり一面とか、地面に行き渡るとか、
広く受け止める、とか、止めるなどのイメージ。

正午の太陽は(南)のテッペンにあり、
大地を隈なく照らします。
には、
南・栄える・潤うという意があり、
サツキはサツユツキとも呼ばれていました。
サに栄え~サミタレのサツキ。
イヤサカ~✨️




さつきにもろは           ふたばにのぼる
なるつゆお  なめんとゑもぎ     さつゆつき  かつみのつゆや
あやめふく         
           トシウチニナスコトのアヤ
 ミカサフミナメコトのアヤ       

サ(南)に栄え~のサツキ、サミタレ(五月雨)は梅雨のこと。
太陽の光と月の雫の恵みを葉にたっぷり受けて、ヨモギやアヤメが盛んに発育します。
カツミとは、
 :西(メ・冷)の固める働き 
 :西、集まり 
 :具現化、実体化
再び地表に冷たさの働きの一本が昇ってきて、サの広がりに雨を降らせます。
次の満月(夏至)で折り返し、メカミ(冷たさの働き・物質化の働き)が起き始める時期です。
📌サツキハレ・サミタレ・カサ・サキワヒ
ヲシテ文字で感じてみよう!







   

「伊雜宮の御神田祭」西暦6月24日に毎年行わていますが、
この日付は明治の改暦以降の祭日で、それ以前は、『磯部町史』によりますと、、
明治24年、各区長が神宮に差し出した「御田植旧復義願」の文中には、
「御田植の義は享禄(1528年~)年中より毎年5月中滞りなく云々」。

また、『磯部の御神田』(磯部町教育委員会)には、、
元禄年中の文書に、磯部町下郷地下所蔵の伊雜宮史に、
万治2年(1659)、江戸の寺社御奉行所呈出した旧記勘例の中に、
「一、 五月中旬有 御田之神事是、、今之定例也」とありました。
もともとは旧暦(太陰太陽暦)の「サツキナカ(望・5月15日)」
夏至のウルナミ(エネルギー)を享けいただくという思いが込められているのかもしれません。
冬至の満月は「ウイナメヱ」、現在の「新嘗祭」にあたり、相対しています。
ハツヒ(新月)・モチ(満月)アワ(天地自然)のウヤマヒです。


参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
◎『宇治山田市史』宇治山田市役所編 国書刊行会
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
編集:冨山喜子


『縄文カレンダー』
トホカミヱヒタメ暦!
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月からはじまります。
A4判カラー・竹紙20頁冊子形。
1冊1500円と送料のところ、
5月現在1冊1200円(送料込)でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。
冨山喜子【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp



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縄文の尊き祖先の軌跡✨️

2025-05-23 22:27:58 | 縄文ヲシテ✨️シェアガイド
【縄文ヲシテ勉強会】
第四回 縄文の尊き祖先の軌跡✨️
ホツマツタヱ2アヤ「アメナナヨ トコミキのアヤ」









カミそのなかに         
あれまして クニトコタチの   
トコヨクニ やもやくたりの   
ミコうみて みなそのくにお   
をさめしむ これクニキミの   
はじめなり








よつぎのかみは         
クニサツチ サキリのミチお   
うけされは サツチにをさむ   
ヤミコカミ おのおのミコお   
ヰたりうむ 




ヤモのよつぎわ         
トヨクンヌ アメよりミツの   
わさおわけ キミトミタミの   
みくたりの カミはモフソの   
ミコありて  
         

アメなるミチは          
メもあらす ミつよをさまる   
マサカキの うゑつぎヰモに   
みつるころ







ヒナはまた ひとなるまえよ   
キミはソの きのみによりて   
ヲカミはキ メカミはミとぞ   
なつきます ひとなるのちに   
やよひみか ミキつくりそめ   
たてまつる




ももとにくめる         
ミキにツキ うつりすすむる   
メカミまづ のみてすすむる   
のちヲカミ のみてましわる   
トコのミキ みあつければや
   

モモの花の許、ミキ(酒・白酒)を酌み、細い三日月を映し浮かべて勧めます。
メカミがまづお飲みになり、ヲカミに勧めます。
ミ(実)を結ぶ女性、キ(木)春の兆し男性のお酒の名の通りです。
ミキを飲みて男女が交わります。
「トコ(トのヲシヱの精神で絆を固める・床)」の「ミキ(お酒)」です。
「ミ(生じ来る)」の夫婦としての意識が篤く備わります。
         
あすみあさ さむかわあびる   
そでひちて うすのにこころ   
またきとて なもウビチニと   
スビチカミ これもウビにる   
ふることや おおきすくなき   
うすのなも このひなかたの   
ヲはかむり うおそではかま   
メはこそで うはかつきなり


このときに みなつまいれて   
ヤソつつき もろたみもみな   
つまさたむ あめなるみちの   
そなわりて たぐひなるより   
としかぞえ ヰモつきあまの   
マサカキや




ヰツヨのカミわ         
オオトノチ オオトマエなり   
ツノクヰは おおとのにゐて   
イククイお とまえにあひみ   
つまとなす かれヲはトノぞ   
メはマエと ヤモつつきまて


ムヨのつぎ オモタルのカミ   
カシコネと ヤモおめくりて   
タミおたす をうみあつみの   
なかはしら ひかしはヤマト   
ヒタカミも にしはツキスミ   
アシハラも みなみアワソサ   
きたはネの やまとホソホコ   
チタルクニ およべとモヨホ   
つぎこなく みちおとろひて   
わいためな


ときにアメより         
フタカミに つほはあしはら   
チヰモあき いましもちひて   
しらせとて トとホコたまふ




フタカミは うきはしのゑに   
さぐりうる ホコのしつくの   
オノコロに みやとのつくり   
オオヤマト よろものうみて   
ひとくさの みけもこかひも   
みちなして わいためさたむ   
いさおしや




アメのカミヨの         
ナナヨめお つぐいとくちは   
トコヨカミ きのみひかしに   
うゑてうむ はこくにのカミ   
ヒタカミの タカマにまつる   
ミナカヌシ タチハナうゑて   
うむみこの タカミムスヒお   
もろたたゆ キノトコタチや




そのミコは アメカカミカミ   
ツクシたす ウビチニもうく   
このミコは アメヨロツカミ   
ソアサたし アワサクうめば




アワナギは ネのシラヤマと   
チタルまで のりもとほれば   
うむミコの いみなタカヒト   
かみろぎや タカミムスヒの   
イツヨカミ いみなタマキネ   
トヨウケの ひめのイサコと
   

アワナギは、ネのシロヤマ(現石川県白山市付近)を中心に、
チタル(出雲地方)まで、ノリ(法、掟)も通って治めました。
そのミコがタカヒト(後のイサナギ)、カミロギと尊称される立派な人なりです。
イサナミのご出自は、五代タカミムスビのタマキネ(トヨケカミ)の娘イサコです。

うきはしお ハヤタマノヲが   
わたしても とけぬおもむき   
ときむすふ コトサカノヲそ   
けたつほの ツサのつくばの   
イサミヤに うなつきあみて   
イサナギと イサナミとなる


フタカミの ましわるときに   
トコミキや トコはトホコに   
こおもとむ 
          

フタカミの交わるときも、トコミキ(お酒)が用いられました。
トコミキの「トコ」とは、「トのヲシテ」の「ト」と「ホコ」の「コ」でもあり、
「オノコロ」の「コ」にも掛かって意味します。
国家の安定を実現するためにも、コ(子)を求むるわけです。

ささけはとこよ         
ゐのくちの スクナミカミの   
たけかふに すすめがもみお   
いるおみて ミキつくりそめ   
すすめけり モモヒナギより   
ササナミと なおたまふより   
なもささけ そのカミいまに   
ささけやま ここのくみとは   
やよいみか さかつきうめる   
カミのなも ヒナカタケとぞ   
たたゆなりける



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満・辻公則著・展望社
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


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☾アオヒマツリ【旧暦四月末・西暦2025.5.26】

2025-05-15 16:51:22 | ナメコト(行事)
紀元前、ヲシテ時代のアオヒマツリは、
ウツキスヱ、盛夏(夏至)へと向かう準備
【アオイ・カツラ】のメヲマツリ。
イノチの源、メヲ(メカミヲカミ・陰陽)を讃えるお祭りです。





つきすえは あおひかつらの
めをまつり
  トシウチニナスコトのアヤ


 
ヲカミ(温・陽)の象徴に「アオヒ」を奉ります。
葉に滴りくる雨(サツユ・サミタレ)に活き活きとしています。
・天空に、・成り固まり、・開き来る。

メカミ(冷・陰)の象徴は、秋に実ってゆく力を貯め込んでおこうとする配慮から、
「カツラ」をお祭りします。
・赤くなる秋の要素が、・集まって、・下の方に広がっている。




京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の大祭、
葵祭は、西暦5月15日ですが、明治の改暦前は旧暦4月の中の酉の日に行われていました。

京都三大祭りの一つ「葵祭」は、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、
3年連続で「路頭の儀」を中止していましたが、
2023年は雨天延期の16日、上皇ご夫妻もご覧になる中、4年ぶりに行われたそうです。





※写真:NHKnewswebより。



「アオヒ・カツラ」のメヲマツリには、ホツマツタヱに逸話も綴られています。
ホツマツタヱ<26アヤ>「ウカヤ・アオイカツラのアヤ」

京都上加茂神社のご祭神ワケイカツチは、
ヲシテ文献には10代アマカミ・ニニキネの讃え名と記されています。

ニニキネは、灌漑用水による京都の新田開拓の際、
災害をもたらす雷雨を火と水に分け、
人の役に立つように、コントロールできるようにと、
火のカミは雷の害を防ぐため、「愛宕神社」に祀り、
水のカミは水害を防ぎ利水をはかるため、「貴船神社」に祀りました。
アマテルカミはたいそう喜ばれ、
ニニキネさまに『ワケイカツチ』の讃え名を賜りました。


さて、時は11代アマカミ・ホオデミさまご即位の際、
御后トヨタマヒメさまが、産屋の屋根の吹き合わせず状態でお生まれになったのが、
ウガヤフキアハセス、12代アマカミとなるカモヒトさまです。
ホオデミさまが皇位を継がれたのちも、ミヤコに上がろうとしないトヨタマヒメ、、

トヨタマヒメは、
身重の身体で難破した船から岸まで自力で泳ぎ着いたことを恥じ、
また、産後の養生で寝転んでくつろいでいる姿を夫に見られてしまったことを恥じて、
ツクシの郷へ帰ろうと、貴船神社に居られました。

皇位を譲られたニニキネさまはオオエキミとなられ、
「アオイの葉」(ヲの象徴)と「カツラの葉」(メの象徴)を携えて、
貴船神社のトヨタマヒメのもとへ訪れ、
「どちらかがかけているのではありませんか?」とお尋ねになりました、、。

「養生のムロ(室)をのぞいたのはホオデミの恥じで、あなたの恥ではありません。
 難破した船より海に落ち、自力で岸まで泳ぎ着いたことは立派な事で恥ではありません。」
初代クニトコタチさまからの連綿と続くアマカミの御子を守らんとした、
健き(たけき)心をお褒めになり、大切なことには執着し、つまらぬことから離れる、、
ツク・ハナルの教えに、トヨタマヒメをおさとしになられました。

後に、ニニキネさまは、
ツクシ高千穂に向かわれ、高千穂峰でカミアガリなさいました。
中腹の霧島神宮でお祭りし、トヨタマヒメがワケイカツチのミヤ(上賀茂神社)でお祭りし、
ホオデミさまが都のミヅホのミヤ(琵琶湖東南岸)でお祭りしました。

喪があけて、ホオデミさまは、トヨタマヒメに和歌を届けました。
トヨタマヒメは「アオヒ」と「カツラ」の葉を添えて返し歌を詠みました。
迎えの輿にのり、トヨタマヒメはミヅホのミヤにお輿入れです。
京都上賀茂神社の葵祭りは、ニニキネさまの教えの様子を現在に伝えるお祭りです。


また、ホツマツタヱ27アヤに
「キフネ」貴船神社にまつわるフナタマの詳しい記述があります。
上賀茂神社や愛宕神社、貴船神社の御由緒も、ヲシテ文献にしっかりと描かれています。
以下抜粋です。

かしはでは ヒメはおもむろ   
ミヅハミヤ むかしなぎさに   
ちかいして ミソロのタツの   
ミタマゑて なもアヰソロの   
カミとなる タミヅおまもり   
フネおうむ キフネのカミは   
フナタマか フネはいにしえ 
  

トヨタマヒメのオモムロは、
ミツハのミヤ(貴船神社)にお納めしました。
それは昔、ヒメが海難事故に遭った時、ミソロのタツのミタマ(力)を
得て、自ら泳ぎ助かったことに由来します。
トヨタマヒメは「アヰソロのカミ」として祭られています。
貴船神社の奥宮がトヨタマヒメのお祭りのミヤです。

タツは水を司り、タミズ(農業用水)を守り、フネにも関与するモノです。
貴船神社は、10代アマキミ・ニニキネ(ワケイカツチ)が水の自然神ミツハノメを祭って、
水害を防ぎ、用水の確保に役立てようとしたことに始まります。
「キフネのカミ」とは、フネの創始や作り方の進展に功績のあったタマ(人々)に
感謝をする意もあって名付けられました。
フナタマ(船についての功労者)の歴史について述べましょう。


シマツヒコ くちきにのれる   
ウノトリの あづみかわゆく   
イカタノリ さほさしおぼえ   
フネとなす
            

フネの創始は、大昔のシマツヒコに遡ります。
クチキ(朽木)に乗るウノトリ(鵜)がアヅミカワ(滋賀・安曇川)を下ってゆくのを見て、
イカタ(筏:思い(イ)のままに右(カ)に左(タ)に川を下る)を組み、
竿を差して操縦する方法を見出し、フネを作りました。


コのオキツヒコ         
カモおみて カイおつくれは  
マゴのシガ ホワニなすナよ   
カナサキは オカメおつくる
   

シマツヒコの子のオキツヒコは、カモ(鴨)の足掻き走行を見て、
自ら漕ぐカイ(櫂)を発明し、
自走可能なカモ(ミシ)フネを作りました。

マゴ(孫)のシガは、風を受けるホ(帆)を考案し、
労力も極めて少ない快速船、ワニフネを作りました。

7代目の子孫カナサキ(住吉)の作ったオカメは、大型で多くのカイ(櫂)を
備え、多くの人や物資を乗せることができるようになりました。


そのマゴの ハデカミのコの   
トヨタマと ミツハメとフネ   
つくるカミ ムツフナダマぞ 
  

カナサキ(住吉)の孫のハデカミの子のトヨタマヒメは、フネの守りのカミです。
ミツハメ(水の自然神)を併せて、ムツフナタマ(六神のフナタマ)として祭ります。



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります


『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月から月の巡りの十二カ月です。
A4判カラー・竹紙20頁冊子型。
一冊1200円(@1500円を立夏よりお値引き+送料込)でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp







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素晴らしきワカの叡智✨️

2025-05-01 16:33:43 | 縄文ヲシテ✨️シェアガイド
【縄文ヲシテ勉強会】
第三回 素晴らしきワカの叡智✨️
ホツマツタヱ1アヤ「キツのナとホムシさるアヤ」より




















このウタを ミソメ(32人の女性)をマテ(左右)
たたつませ おのおのともに
うたはしむ イナムシはらふ
ワカのマシナイ
くりかえし ミモムソ
(360回)うたひ
どよませば ムシとひさりて
ニシのうみ ざらりムシさり
ヱをはらひ 





那智大社の扇神輿は、ホツマツタヱの記述通りです。

そのヲシクサは         
ぬばたまの はなはほのほの   
からすばの あかきはひので   
ひあふぎの いたもてつくる   
あふぎして くにもりをさむ   
をしゑくさ からすあふぎは   
ソフはなり ひあふぎのはは   
みなはらふ アワのヨソヤぞ   
またミソフ みちなわすれそ
   

ヌハタマ(真っ暗・夜)の実を成らせるヒアフギ(カラスアフキ:アヤメの一種)は、
盛夏に、ホノホ(炎)のように真っ赤な花が咲きます。
カラス羽のような真黒な実を生じさせるのは、赤き明るい日の出の花。
ヒオウギの葉を扇(魔、災いを祓う)にかたどって、
クニを守り治める基礎を教えるヲシエクサ(教えの元・教科書)を作りました。

カラスアフギは、「ソフハ(12葉(体)」、ミナを祓います。
各々に32扇を取り付けて、下部にはヒアフギ(アヤメ)を4株。
「アワのヨソヤ(48)」とは、アヤメ4株×12葉で、48の音韻数、、
天地自然の根拠を表しています。

「ミソフ(32)」は、365日の12分の1の31(三十一文字)に、
魔物の入り込む隙を埋める、、余り一日を足した数です。
アメノミチ、天地自然の理(ことわり)が込められています。

参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満・辻公則著・展望社
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


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縄文のこどもの日🎏サツキヰツカ

2025-04-27 13:09:02 | ナメコト(行事)
☽ヰワタマツリ【旧暦5月5日・西暦2025.5.31】

旧暦5月5日こどもの日、
ヲシテ時代のサツキヰツカの「ヰワタマツリ」は、
コタネ(胎児)の健やかなる成長を願う腹帯の教えを伝え広める行事です。
腹帯は、イワタオビヒタチオビとも呼ばれ、
鹿嶋神宮の「腹帯」は、古のヒノモト・ヤマトを伝えています。
犬が安産だからじゃあないです💦






5月5日、ヰヰ(五五)、
数字の連なる日はメヲ(メカミ・ヲカミ、メヲト)のお祭りです。
サミダレ(五月雨)に勢いづくアヤメを愛で、チマキでお祝いします。

のりくらべ ゐゐのつつたち     さつさはゐわた 
めをのほぎ ゐわたちまきや     のりはゐゐ みなそこにふす
めもとかみ             めのなさけ  これカミカタチ

    トシウチニナスコトのアヤ      ミカサフミナメコトのアヤ



「ヰワタマツリ」とは、ハラオビ(腹帯)の教えを伝える行事。

ヰワタヲビ(腹帯)には、コタネ(子種・赤ん坊)の健やかなる成長に、
よくない障りのないようにと祈るタラチネ(父母)の思いが込められています。
「サツサ」には魔除けの意があり、チマキのツルギ(剣)で祓い、ハラオビで守ります。


妊娠五ヶ月に入るとアモト(宇宙の源)からタマが降され、
タマノヲが地上のシヰとむすび、ココロが備わり、内臓が形作られると考えられていました。


「タマ・シヰ」とは、縄文の哲学的概念で、
人の心には「タマ」(良心)と「シヰ」(生命維持欲・物欲・性欲)があると考え、
併せてタマシヰと呼び、タマシヰは生きたヒトであるとしていました。

<タマ>:ココロハ・タマ・ミヤヒの三つ。
<シヰ>:シヰ・シムの二つ。

併せて五つを「ヰクラ」(五クラ・五つの見えない心の働き)といい、
タマとシヰの結び役をタマノヲといいます。
また、人のタマは、宇宙のアモト(大元)からやってくるとヲシテ文献は伝えています。


ホツマツタヱの1アヤのアワウタの効能として、
 おのつとコヱも あきらかに
 ヰクラムワタヲ ネコヱわけ
 
という一説があります。
 ヰクラ(五つの見えない心の働き)・ムワタ(内臓)・ヲ
 ネコヱわけ(人体構成・心と体の元)


◎タマに関連する人の内臓:フクシ・ナカゴ・キモ
ココロハ:宇宙の大元とつながろうとする心・真心:フクシ(肺・大腸)
タマ:この世を楽しもうとする心:ナカゴ(心臓・小腸)
ミヤヒ:記憶・情け・あわれむ心:キモ(肝臓・胆のう)


◎シヰに関連する人の内臓:ヨコシ・ムラト・ワタ
シヰ:何かが欲しいという心・食欲など:ヨコシ(脾臓・胃)
シム:性欲・強い物欲など:ムラト(腎臓・膀胱)
・  :ワタ(三焦)


この「タマ」こそは、
量子力学でいうところの「ゼロポイント・フィールド」であり、
村上和雄博士のいうところの「サムシング・グレイト」なのではないか⁈
また、「ミーム遺伝子」の概念に近いのでは、、
と、私は秘かに確信しています。


後の時代には
「五臓六腑」(肺・心臓・肝臓・脾臓・腎臓・大腸・小腸・胆のう・胃・膀胱・三焦)と表されますが、
ヤマトコトハの「五クラ六ワタ」は、漢字の五臓六腑とは意味・概念が異なります!
・ヰクラ:見えない心の五つの働き(タマ・シヰ)
・ムワタ:内臓。  


ハラオビ(腹帯)の縦糸はヲツル(雄鶴)の羽24筋、横糸はメツル(雌鶴)の羽24筋、
併せて48のアワの守り、そしてオビの長さは、夫の身長とあります。
ヨソヤ(四十八)のアワの守りと父親の愛で包みこむ、、
そんな思いのあらわれなのかもしれませんね。






     
ノリクラベ  ヰヰノツツタチ(馬術の技法)。
国家の形態を整えてゆく行事にも因むようになります。
秩序維持強化の訓練行事として、ノリユミ(乗り弓・流鏑馬)も行われていました。
子供の日の鯉のぼりや武者人形も、その発展的行事とも考えられます。

京都上賀茂神社の西暦5月5日の賀茂競馬(かもくらべうま)は、
いにしえの伝統がその源に在りそうです。※写真:上賀茂社
旧暦の5月は夏の至り、万木生い茂り、実を結んでゆく準備に入ります。


「ヰヰノツツタチ」の記述が、ホツマツタヱ十九アヤ・ノリノリヒトヌキのアヤにあります。
抜粋でご紹介します。

ムマのさためは         
めはなより おほねえヤタの   
つゝたちは ヰタヰキのりお   
はつきもち さつきゐつかの   
ことほぎの のりにかけたは   
あやしあり たとえふとくと   
ヤツヰヰの わりあひかがゑ   
たまふへし 
  
        


高度な技に適したムマ(馬)は、目鼻の先からオホネ(尾骨)に至る長さが
ヤタ(8尺・一般国民男子平均身長)のものがおおよそです。
ツツタチ(繋がり立つ位置?詳細未詳)は、ヰタヰキ(5尺5寸)の位置が最も適しています。
全体の長さのヤタ(8尺)をハツキモチ(8月満月)に例えたら、ヰタヰキ(5尺5寸)は、
5月5日に相当します。
5月5日のノリ(乗馬)の祭典はなんとも神妙です。
たとえ太く体格のよいムマであっても、
ヤツヰヰ(8対5・5)の割合を考えて対応すればよいのです。(以上抜粋)


また、ヰワタオビのお話は、ホツマツタヱ16アヤに詳しくあるので、ここにご紹介します。
タケミカツチ(カシマカミ・鹿嶋神宮)の一人娘ヒトリヒメのご懐妊に際し、
安産を祈念したコモリカミ(三代モノヌシ)の「ミタネフミ」のご講義より抜粋です。


もしあやまれは         
タネたちて みとがめあれど   
そのひとは まだたちもたず   
つゑうたず ひとうちころす   
ゆえもなし メはひとみちに   
おもえとも ねたみわつらふ   
むねのホが オロチとなりて   
コタネかむ さわりのぞかん   
よつきふみ つゝしむあやの   
はなとはな うてばちるなり   
もろともに つねにつゝしみ   
なわすれそこれ
         


まちがった強い思い込みはタネを断つほどの力があるのです。
でもその人は手にタチ(剣・武器)を持っているわけでも、
ツヱ(制裁の棒)で人を打つわけでもなく、人を打ち殺すわけではありません。
女性は一途に思い詰めることが多いですが、妬みの思いを募らせて心を患うこともあります。
胸に燃える炎が、やがてオロチとなりて他人のコタネを噛み砕きます。
「ヨツキフミ」とは、そんな禍を防御するための教えです。
「ツツシム」ということを良く理解してください。
ハナとハナ、打ち合えば双方ともに散ってしまいます。
ツツシミとは、日常の常に気をつける、ということなのです。
決して忘れないでください。


ハラミコお とひうるための   
たひやどり あるひヒメカミ   
またのとひ おしえのおびは   
わさありや コモリこたえて   
タマキネの をしゑのおびは   
ミミノハに しなわきまえて   
クニおさむ おびはヰわみの   
かためなり ヲはしたあわせ   
メはうえぞ
 

          

コモリカミの講義にじっと聞き入るヒトリヒメでしたが、初めての妊娠は、
まだまだ不安に思うことも多く、コモリカミはしばらく滞在することになりました。
おそらく、タケミカツチの歓待を受け、カシマのミヤでの滞在でしたでしょう。
ある日のこと、ヒトリヒメはまた質問なさいました。
「オビ(腹帯)について、詳しく教えていただきたいのですが。」
コモリカミは答えます。
「腹帯については、タマキネ(トヨケカミ)の『ミミノハ』の教えに詳しくあります。
腹帯はヰワミの固め、つまり、(5色の固形物による)物質化の成長を、
外的な妨害要素から保護するためのものなのです。」
 ※ヰワミ:ヰツイロのハニもてつくる(14アヤ)・ヰいろハニ、これクラワタと(16アヤ)
男の子を孕んだ場合には、オビは下合わせに、
女の子の場合は上合わせにします。


はらみのおびは         
かつらきの よつきやしろに   
みたねのる ときにアメより   
にいとりの ひとはおつれは   
アマツノリ これはいふきの   
なるもみぢ ばけてかつらき   
いとりやま はねさきみれば   
フソヨすぢ かずそなはれと   
つねあらず もろとりみれは   
ソヰにさけ ヒタカミにツル   
たてまつる はねさきみれは   
フソヨなり かれもろはねお   
よりたゝし ヲツルおたてに   
メおよこに ケフのほそぬの   
おりもつて ヨソヤそなはる   
みはらおび          
 



そもそも孕みの帯のはじまりは、トヨケカミが七代イサナギ・イサナミの皇太子誕生を願い、
カツラキに世継ぎ子を得るためのヨツキヤシロを建て、八千回のミソギをし、
祈っていた時の事、アメ(空)からニイトリの羽根が一葉落ちてきたのです。
『アマツノリ』それはアマのお告げであるかも知れない。
その一葉の羽先を見てみますと、フソヨ(24)のスヂ(筋)があります。
フソヨとは、アワウタ(ヨソヤ・48音)の半分です。
縦横フソヨ筋ずつで編めば、ヨソヤのアヤ(布・文章)になります。
普通の鳥の羽根は、ソヰ(15)に分かれており、フソヨ(24)はとても珍しく、

その羽根の鳥を探し求めていましたら、ヒタカミのトヨケのもとにツル(鶴)が献上されました。
羽根先をみるとフソヨの筋でしたので、鶴の羽を縒りただし、
ヲ(オス)の羽根を縦糸に、メ(メス)の羽根を横糸に、布を織りゆきます。
ケフのホソヌノとは、ヨソヤ(48・完全)が備わるミハラオビ(御腹帯)です。
 ミハラ:コタネが種を成してさらに実体化する。
 オヒ:固め護り、形に形成すること
腹帯には、コタネへの深い思いが込められていました。


ははのイサナミ         
ながはらみ コソムつきへて   
うみたまふ アマテルカミぞ   
ハタレマの さはれどおびに   
とゝのひて ヨソヤそなはる   
そのためし てれはヒメキミ   
さはらねと いきすひたちと   
なすおびぞ ときにミカツチ   
いぶかしく いきすひたちと   
なるおびの わざにいきすは   
いつこえか 
          


ハハ(母・生成為し行くもの)のイサナミの妊娠期間はとても長く、
コソム(96)月を経て、アマテルカミをご出産なさいました。 
※ハラミ:ハ生成・ラ為し行き・ミ実体化

コタネを噛み砕こうと攻め寄ってくるハタレマをオビが防いでくれます。
※ハタレマ:ハ(生成・形成)をタレル(垂れる・垂れさせる)、マ(影響を及ぼす)。

オビにより整いて、ヨソヤ(48・元素の成り立ち・完全)が備わります。
ヒメキミにはハタレマのような悪い障りもないでしょうが、
「イキス・ヒタチ」と為すオビを締められることをお勧めします。

と、コモリカミがトヨケカミの故事から講義なさいましたその時、
父のタケミカツチがふと疑問を呈します。
「我がクニは、イキス(息栖のミヤ)・ヒタチ(常陸のミヤ)とも呼ばれます。
それはオビに関係があるとのことですが、どのような謂れなのでしょうか。」


ときにコモリの         
こたえには むかしトヨケの   
のたまふは アメよりさつく   
ケフのおび アメにのとりて   
ちゝのたけ くらぶるおびに   
はゝのいき ひたちとなるは   
いたくなり アメにうなづき   
はにあみて つらなりそたつ   
このためし ちゝのめくみは   
いたゝくア はゝのいつくし   
のするはに
 
          


コモリカミの答えには、
「それは昔、トヨケカミの教えにありました。
アメ(天・アマカミ)からの賜わりモノ(宝物)としてのケフ(ヒタチオビの別名)のオビは、
アメ(天地創造の構造)に則って織りあげられています。
オビの丈はチチ(父)の身丈に合わせます。
そこにハハ(母)のイキス(息・心が来る事)がヒタチ(養い・育む)となるのです。

アメ(宇宙の中心)からタマ(魂の本体)の分け降しを頂き、
そして、ハ(地球の方)よりシヰ(魂の生命維持の部分)が編み込まれ、タマシヰとなるのです。
そこに物質が備わって育って来ることでコタネに成長します。
チチ(父親)の恵みはイタタク・「ア」(降臨するタマをこころにと、来させること)、
ハハ(母親)のイツクシ(こころにと編み為すこと)は
「ノ」(成りかためる事)をするハニ(固形化・物質化)となるのです。


アマテルカミも         
わすれじと いとフソヨすぢ   
よりあはせ メヲはふたえの   
みはとおり このみはめして   
あさことに あめつちまつり   
たらちねに つかふみこゝろ   
そのキミも これともふせは
   


アマテルカミも、この事を忘れてはならないとおっしゃっています。
そこで、イト(糸・こころの集まり・固形化してゆく)を二十四筋縒り合せて紡ぎ、
縦横にメ(横)・ヲ(縦)を準えてハフタエ(柔らかい織物)の衣を作ります。
その衣を召して、毎朝、アメツチを祭り、タラチネ(両親)への感謝を祈ります。
そこには、コタネ形成・生成への深い敬慕と感謝の念が込められているのです。
ケフとは、毎朝、毎朝の意味もあり、
 ケ:来たり為さしめる
 フ:開き発展する様子)という,
コタネが生成し成長する意味合いも込められています。

中略

これおうく カトリとカシマ   
イキスミヤ たまふひたちの   
おびのなも ヰハタオビとぞ   
たけヤタは ヤソヨロヲノコ   
なれたけぞ はらみのうちの   
あそひには まめおひろえよ   
まめなるぞ もしもソフこお   
うむはゝは ツキのくらいそ   
ひとはらみ ミツこおうめは   
ミひかりの さいわひありと   
アメにつぐ あまねくふれて
 
  


ここに、カトリ(フツヌシのミヤ)とカシマ(タケミカツチのミヤ)、
さらにイキス(アマノコヤネ・ヒトリヒメのミヤ)のミヤにそれぞれヒタチのオヒを、
時のアマカミ・オシホミミから賜りました。
オビの名もヰ・ワタ・オヒ(ヰワタ帯)といいます。
コタネのつつがなき成長を守る帯で、長さはヤタ(8尺)、国民男子平均身長に合わせたもの。
オシホミミはケフのホソヌノをヒタチオビとして賜りミコトノリなさいました。

「ハラミのウチ(妊娠中)の遊びには、マメ(豆)拾いが良いでしょう。
その子はマメ(何事にも熱心であること)になることでしょう。
マメ(熱心さ)はすべてにおいて、身の宝だと思います。
もしも十二人の子宝に恵まれた母は、ツキ(月)の位として賞賛しましょう。
三つ子を産んだ母は、ミ(三)ヒカリのサイワヒ(幸せ)に浴するものです。
ともにアメ(朝廷)に報告してください。賜わり物を授与します。」
※ホツマツタヱ《16アヤ・ハラミツツシムオヒのアヤ》より抜粋。


参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。




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