喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

初冬満月🌕カミアリモチ(2023.11.27)

2023-11-26 23:07:25 | ナメコト(行事)
旧暦では10月、カミナツキの十五夜お月さま🌕
初冬の満月(西暦2023.11.27 18:16)です。





昨年の旧暦10月満月は、西暦2022.11.8 20:03、
立冬の頃だったんですね!
覚えていますか?皆既月食で、月食の最中に月が天王星を隠す天王星食が起こりました。
詳しくは国立天文台newsをご参照ください。
私は大阪某所にて、望遠鏡で442年ぶりの天体ショー見せてもらいました!
旧暦では今年閏年だったので、あれから13回目の満月ってことですね。
縄文カレンダーも最後のページ、、
今年も感動をたくさん味わえました🌟感謝🌟

カミアリモチ(カミナツキモチ・旧暦10月望)

ミのナメは そのメたえにて   
カミナツキ ウメしりぞけて   
しくれなす やゝそこにみち   
ヲおつくす かれヲゝナムチ   
カナツキに ぬるておたきて   
モロカミに モチヰほとこし
 ミカサフミナメコトのアヤ



ヲカミ(太陽・温)のエネルギーが尽きて夜が最も長くなる時節、
ヲカミの尽きてカミナシツキ。
一日に例えると夕日の最後のひと光が沈む、ヒカリなし、カナシ、夜となる。

ここから冬も本番、ひと雨ごとに風は冷たく吹いて、、♪
シクレ(時雨)とは、為し行く力の暮れる冷たい雨のこと。
厳しい寒さに負けぬよう、モチを焼いて食べ、病除けを図ります。
身体にヲカミ(温)のエネルギーを取り込む、カミアリのモチです。
イツモのクニカミ・ヲヲナムチは十月にヌルデ(白膠木・薬草)を焚いて諸臣に餅を施しました。
※ヌルデ:真っ赤に紅葉するウルシ科の落葉高木で、果実は下痢や咳の薬となる。


 
 松江の花図鑑 ヌルデ



ホツマツタヱ6アヤ「ヒノカミ・ソフキサキのアヤ」に、カミアリのモチヰの記述があります。
アマテルカミが富士南麓よりイサワのミヤ(現三重県志摩市磯部)に遷都されて後、
正后ムカツヒメの皇子オシホミミのご出産のご様子が描かれています。


ムカツヒメ フヂオカアナの   
オシホヰに うぶやのみみに   
あれませる ヲシホミのミコ   
オシヒトと イミナおふれて   
カミアリの モチヰたまゑは   
タミうたふ
            


アマテルカミの正后ムカツヒメが皇子をご出産なさいます。
フヂオカ山の井戸オシホヰのすぐ近くに産屋をお建てになり、
トヨケカミ伝来の「ミミノハ」の文の教えの下、
安産が成りましたことから、「オシホミ」の皇子と呼ばれます。
 ※ミミノハ:人が赤ん坊となって生まれ出でるまでの災いを除く方法を記したフミ(文献)。
イミナ(実名・まことな)は「オシヒト」と名付けられました。
ちょうど、カミアリ(旧暦十月)の事でしたので、
モチヰ(餅飯)がふるまわれ、民衆は歌ってのお祝いで賑やかでした。



『縄文カレンダー』西暦2024年度版
おかげさまで、縄文カレンダーも9年目となりました。
心より感謝申し上げます。






 
トホカミヱヒタメ暦~ヲシテ文献から読み取れるコヨミ~
 2023年12月27日から2024年12月14日
 
『縄文カレンダー』では、ヲシテ文献の記述を基に、
コヨミを通して古代日本独自の概念や季節の過ごし方、
祭りの謂れなどについて紐解きます。 

古来日本では、
「ヒトはアメミヲヤのワケミタマであり、アモトはタマの還る場所」として、
季節の節々に先祖のミタマに感謝を捧げ、お祭りを行っていました。

グレゴリオ暦(西暦)にも対応させ、
現在の祝祭日や二十四節季、雑節等も明記しました。

『縄文カレンダー』2024年度版
◎A4判カラー・竹紙20頁の冊子形。
一冊1500円でお分けしています。
※送料別途。※10冊以上は1000円。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。
送料は冊数により異なりますので、折り返し金額と振込先をお知らせします。
どうぞよろしくお願いいたします。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp







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新嘗祭(西暦11月23日)?

2023-11-22 23:55:26 | ヲシテcafe
新嘗祭
宮中祭祀の大祭で、祝祭日の一つ。
収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、
また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。
宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行わる。
また、天皇が即位の令の後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。

もともとは旧暦11月の二の卯の日に行われていたが、
旧暦11月13日~24日のいずれかが該当する。
卯の日が二回しかない場合は下卯、三回ある場合は中卯とも呼ばれる。
明治六年の改暦より11月23日とされた。
これは、同年11月の二の卯の日が11月23日だったことによる。

明治41年9月19日制定の「皇室祭祀令」では大祭に指定。
同法は昭和22年5月2日に廃止されたが、
以降も宮中では従来通りの新嘗祭が行われ、最も重要な祭祀としている。
神嘗祭と同様に神宮(伊勢神宮)には勅使が遣わされる。

以上、ウィキペディアより抜粋転載です。



「天皇が即位の令の後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭という。」
 という一文から新嘗祭は縄文の「ウイナメヱ」であるとわかります。
「ウイナメヱ」は縄文の年度初め、「冬至の満月」です。

明治の改暦以前の11月の二の卯の日、、というのも、
すでに大陸の二十四節季を基にした旧暦の影響を受けていると考えられ、
もともとは冬至、もしくは冬至満月(旧暦11月15日)であったでしょう。


「冬至の満月」には深い意味が込められています。
ヲシテ文献より日本古来の「ウイナメヱ」をご紹介します。
縄文カレンダーの今度の「ウイナメヱ」は2023年12月27日に当たります。
縄文の年度初めです。







冬至を過ぎると夏至に向かい昼が少しずつ長くなります。
古代日本では、太陽に象徴される温かさの働きの「のカミ」の再来を祝い、
満月に「ウイナメヱ」として、年度初めの行事を行っていました。
「ウヰナメ・ヱ」旧暦シモツキ望より、
一ヲ(一温・一陽/三陰)の「」のカミの守りに入ります。

ヱはネのみつの
ひとヲカミ  ひのみちささけ
ネにかゑす  ひとヲふせても
あめはゆき  トのカミオシテ
うゐなめゑ 
 トシウチニナスコトのアヤ



(冷・陰)カミが揃い極まった冬至を過ぎ、
日の温かさが一本の(温かさの働き)を招き、
地中を潤して霜柱が立ちます。
一温が生じても、地表の雨はまだ雪です。


ヱのナメはネに
シモのナカ  ヒウをまねけば
カツメカミ  カヂおネにひき
ヒおむかふ  このウイナメは
いまのノト  コホシまつりて
ヲめくりに  くろまめゐひの
ちからそふ 
 ミカサフミ・ナメコトのアヤ



◎ウイナメヱ【シモツキ望・旧暦11月15日】
ウイナメヱは、はじまりのナメ(為しゆくめくり)、
冬の至りの満月に、一温(一陽)の再来を祝い、
大宇宙の中心(北の星)と季節のもたらす恵みを祭り、祖先を祭る行事。
三歳児は髪置きの儀、五歳より言葉を習うアワウタを教えるようになります。
男児は袴、女児は被衣、正装での儀式です。
シモツキ望、七五三の起源、縄文の年度初めといえそうです。

このウイナメは、2代アマカミ・クニサツチ時代の「コホシマツリ」に由来しています。
コホシ」(九星):アモト(宇宙の中心)とトホカミヱヒタメ
アモト」とは、宇宙の中心・源・ネ・根・北極星であり、
古代日本では宇宙創造祖「アメミヲヤ」をアモトにマツリ、
その周囲八方向に、方位方角・季節の守りとして
ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ」の八カミを配し、
コホシ」(九星)として祀っていました。
また、「アモト」は、ヒトのタマの還る処でもあるとし、
「アメミヲヤ」と代々の先祖のミタマに感謝を込めて、
季節の節々にお祭りを行っていました。


ヲシテ文献には、
「オオナメコト」の創始は外宮ご祭神のトヨケカミで、
 ヒタカミのクニでクニカミの代替に行われ、
 イサナギ・イサナミの七代アマカミ皇位継承の際に執り行われたと記され、
 以後、毎年の祭祀は「ウヰナメヱ」とし、
 新アマカミ即位の年は「オオナメコト」が執り行われたと伝えています。




『縄文カレンダー』西暦2024年度版
 おかげさまで、縄文カレンダーも九年目を迎えました!
 心より感謝申し上げます。
 ご希望の際は下記をご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/d5f8f545b03ce3fb6d561e0cccf91703

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七五三の起源 by ホツマツタヱ

2023-11-14 23:34:21 | ヲシテcafe
11月15日七五三!
この時期、神社に詣でるかわいい姿を目にしますね💗

七五三ウィキペデォアで見てみると、、、
以下要約

七五三とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、
神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行う奉告祭。

由来
天和元年11月15日(1681年12月24日)に
館林城主・徳川徳松(第5代将軍・徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力。
江戸期は関東圏における地方風俗であったが、
やがてこの儀式は京都、大阪でも行われるようになり、だんだんと全国に広まっていった。

日付
旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、
何事をするにも吉であるとされた。
また、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する月であり、
その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、
加護を祈るようになった。

明治改暦以降は新暦の11月15日に行われるようになった。
現在では11月15日にこだわらずに、
11月中のいずれかの土・日・祝日に行なうことも多くなっている。


そうなんですよ!!!
旧暦では15日は十五夜お月さん満月なんですよ!!!
シモツキ15日は冬のど真ん中、冬至の満月です。
満ち満ちて夏至へと向かうエネルギーに転換していく時期!!!
そして、はじまりの「ウイナメヱ」は冬至満月より
この時にいっせいに年取りを行っていたのではないか?
いわば、縄文の年度初め、新学期のような?


ホツマツタヱの1アヤ『キツのナとホムシさるアヤ』の冒頭部分に
七五三の起源と考えられる内容が記されているのでご紹介します。


それワカは ワカヒメのカミ   
すてられて ひろたとそだつ   
カナサキの つまのちをえて   
あわうわや てふちしほのめ
   

ワカ(和歌)の起源についてのお話です。
ワカヒメとは、イサナギ・イサナミご夫妻のご長女で、
お生まれになったとき、両親ともアメのフシ(厄年)であったため、
当時の慣わしとして捨て子とし、ヒロタ(現西宮市:広田神社)にて、
カナサキ夫妻に育てられることになりました。
ワカヒメは、養母エシナヅのお乳をのみ、
「アワウワヤ・テフチシホノメ」と愛情いっぱい、大切に育てられました。


うまれひは かしみけそなえ   
たちまひや ミふゆかみおき   
はつひもち あわのうやまひ   
もゝにひな あやめにちまき   
たなはたや きくくりいわひ   
ヰとしふゆ ヲははかまきる   
メはかつき ことばおなおす   
あわうたお つねにをしえて 
  

ご養育は、伝統に沿って行われました。
満一歳の誕生日にはカシミケ(炊いた穀物)のお食い初め、
タチマヒ(歩き初め)の祝い、
三歳の冬の至り(旧11月望。現七五三)には髪おきの儀、
これより年中行事に参加します。

ハツヒ・モチ:新月・満月には、アワ(天地自然)へのウヤマヒ(感謝と敬愛)。
三月三日:モモにヒナマツリ。春の終わりの季節の到来に祝います。
五月五日:アヤメにチマキの祭り。五月雨の夏の盛りに祝います。
七月七日:タナハタの祭り。秋の到来に祝います。
九月九日:キククリの祝い。収穫の季節の到来です。
五歳(イトシ)の冬の至りには、言葉の習い初め、正装での行事です。
ヲ(男子)はハカマを着用し、メ(女子)はカツキ(被衣)です。
そして言葉を直すアワウタをつねに教えてゆきます。

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旧暦10月新月🌟カミナシツキ・ハツヒ(西暦2023.11.13)

2023-11-13 23:03:07 | こよみ
フユタツヒ(立冬:2023.11.8)、
今年は秋晴れのぽかぽかお天気が続いて、
気持ちよかったですね

カミナツキ・ハツヒ(旧暦10月1日・2023.11.13 18:27)、
「冬のはじまりの新月」です。

急に寒くなりました!。
朝からオコタのスイッチオン。
夕方5時にはもう日の入りです。
夜空の星々も輝きを増してゆきます。

縄文カレンダーも最後のページ、
いよいよ冬至へと向かうのミのカミの守りに入りました。



「み」カミカタチ(文字形)
かたちカセもつ ミモトカミ トシウチニナスコトのアヤ
冷たいカセ(風・冷たく降りるなどイ母韻)の吹き下りる中、
ヲカミの一温は(マ行父音)地面(横線)の下に籠るカタチです。




ひと雨ごとに風は冷たくなり、いよいよメカミが揃い極まる(四冷)冬の到来!
日毎に夜が長くなり、満月頃にはメ(メカミ・冷やす働き)が満ち満ちて地表を覆い尽くします。
シモツキに入ると、木枯らしが落葉を巻きあげ、冬の至りへと向かいます。




みはきさにすむ          
そのめふり をかみしりぞく   
はつしくれ やゝめもみちて    
なかころは をのかみつきて    
かみなづき 
   トシウチニナスコトのアヤ



ミの守りは、真夜中の天の川がキサ(東南)を照らします。
メカミが揃い極まり(四全冷・太陰)、ヲのカミ(温の働き)尽きて、カミナシツキ。
カミナツキとは、ヲ(温)のカミ(為し及ぼす力)の尽きる、無くなる月の意です。
冷たい「シ」(為し行く力)「クレ」(暮れる)が降ります。
「時雨」、漢字からは読み解けない意が秘められています。
ヰネ(五根)ナナミチ(七満)、、ネ(根)を構築する季節に入りました!


写真:イトナミダイセン藝術祭・星空撮影会、タジキナミさん撮影

フユタツヒ(立冬)の大山のウッドサークル。
満天の星空~てっぺんに架かる天の川~🌠
風もなく、絶好の星空撮影会日和🌟流れ星も(^^)v


『縄文カレンダー』2024年度版 
  トホカミヱヒタメ暦~ヲシテ文献から読み取れるコヨミ~



縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月からはじまります。
A4判カラー・竹紙20頁の冊子形です。
ご希望の方はこちら↓をご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/d5f8f545b03ce3fb6d561e0cccf91703

日々の暮らしの中に、縄文から伝わる響きを感じていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


参考文献・参照資料
◎ヲシテ文献の世界へようこそ:日本ヲシテ研究所
「ヲシテ文献・大意」http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/
◎ホツマ辞典:池田満著・展望社
◎よみがえる日本語:青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎よみがえる日本語Ⅱ:青木純雄・斯波克幸著・明治書院
◎ホツマツタヱ勉強会(いせの会)池田満先生講義資料。
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
◎編集:冨山喜子 Yoshico1018@yahoo.co.jp
◎構成・デザイン:きくデザイン制作室 http://kikudesign.jp
◎発行:喜びの種 http://blog.goo.ne.jp/ten380445
※複写を禁ず。




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