喜びの種☆

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天の数歌

サビラキマツリ【ウツキナカ:旧暦四月望・西暦2020.5.7】

2020-05-07 22:15:39 | こよみ
初夏の満月。
2020年はスーパームーンでした。
月の出にアワウタを浜辺の歌にのせて歌いました♪





サビラキマツリ【ウツキナカ:旧暦四月望・西暦2020.5.7】

つきなかは さびらきまつる   
ゐなるかみ
  ミカサフミナメコトのアヤ





サ(南)のヲシテは、太陽の恵みが広い大地にもたらされ、行き渡るイメージ。
太陽が一番高く昇る方角、ミにナミ享ける南、サビラキ(早苗開き・南開き)のお祭りをします。
田植えに必要な雨が、この時期に十分にもたらされる、
サミタレ(五月雨・梅雨)の恵みへの感謝の行事です。
お供えはフキの葉で包んだ豆ごはん。
フキは抗酸化作用もある身近な薬草です。
フキの良い香りが、夏至の到来を思い起こし、身体の調子も整えてくれます。
三重県の郷土料理「蕗俵」(ふきだわら)は、豆ご飯を蕗の葉で包みます。
田植えの時期に行う農耕神事では、田の一角に蕗俵を御供えし、豊作を祈願するそうです。

『サ』
*地平線・水平線・大地・表面のイメージ。
*上からもたらされるモノコトをそのまま広く受け止める、一旦止める。
*「南」。太陽が一番高く昇る方角、南中正午のヒルナミを享ける大地。
*「能動的」「否定的」下から広く働きかける、圧、力の反発。
📌サナヱ・サヒラキ・サツキ・クサ
 ・ヲシテ文字にして日本の言葉をイメージしてみてください!
  漢字からではわからない言葉の本質が感じられますね♡ 







伊雜宮のこんもりとした森のふもとのカメの住む田んぼで志摩の友達家族が田植えをしました。
ヲシテに登場するアマテルカミ所縁のこの場所で稲を育てるなんて、
なんとありがたいことでしょう♡
田んぼには鳥居が建てられています。

八代アマカミ・アマテルカミの時世、水耕新田開発の全国普及がなされ、
国民をより豊かにする方法として、一反当たりの収穫高を増やすべく、
稲の品種改良や耕作技術の革新を図るため、当時のミヤコ富士山南麓より
さらに南へと、現伊勢志摩にミヤコウツシ(遷都)がなされました。
南には、日照時間の長い土地があり、耕作方法の改善を行うのに好適です。
志摩市浜島町南張あたりの田植えは西暦の四月半ば。
稲刈りは台風が来る前の八月半ばに行うそうです。
二期作も可能な地域だそうです。

「宮中神事」
◎御笠神事【四月十四日】(現西暦5月14日)
内宮では風日祈宮の祭、外宮では風宮の祭であるが、
内宮ではこの日、日祈内人(ひのみのうちんど)が御榊三本に御笠縫の奉れる
蓑笠を三つ取付けたのを捧げ、神官一同櫻宮の前から次第に宮中に進み、
祝詞を奏し、御笠をば玉串御門に納める。
外宮では禰宜以下北御門口鳥居の南に列し、物忌が矢と菅と蓑とをつけた榊を捧げ、
長官先登して本宮に至り、物忌が右の榊を供え、長官が祝詞を上げ、
八度拝して退下するのである。
※八度拝して、、古事記には記述のない「トホカミヱヒタメ」を思い起こします。

『風日祈宮』 伊勢神宮ホームページより抜粋。
ご祭神は伊弉諾尊(イサナギ)の御子神で、特に風雨を司る神、
級長津彦命・級長戸辺命。
雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古より正宮に準じて
丁重にお祭りしています。
毎年五月十四日と八月四日の二度、風雨の災害が無いよう、
また五穀が豊かに実ることを祈願する風日祈祭です。
由緒は、延暦二十三年(八〇四年)の『皇大神宮儀式帳』四月例十四日の条に
「以御笠縫内人造奉御蓑廿二領、御笠廿二蓋、即散奉、太神官三具(中略)
風神社一具」とあり、古くは「風神社」とも称されていた。
「御笠縫内人」とは、延長五年(九二七年)の『延喜大神宮式』には、
「是日(旧暦四月十日をさす)笠縫内人等供進蓑笠」とあり、四月十日に風雨の
平らかなることを祈願して蓑や笠を奉るために設けられた特別な職掌でした。
後世、鎌倉時代頃には、このお祭りを「御笠の神事」とも称した。

「衣食住」
◎御衣帷子【四月十四日】
皇大神宮の神御衣祭(かんみそさい)で、御衣をば御糸郷なる機殿で奉織し、
同所より大神宮に奉納する神事がある。
この神事の済むまでは、何程暑い年でも町家で帷子(かたびら)を着ないという習わしであった。
又女はこの朝より御祭典の済むまでは縫針の手を止め、殊に宇治地方では
四月一日より十三日まで機殿に於ける御衣の機織中、
朝より晝まで自分どもの機織を忌み憚るという風もあった。
※帷子(かたびら):ブリタニカ国際大百科事典
 夏の麻のきもの。古くは片枚(かたひら) と記し、裏のない衣服をすべてこう呼んだが、
 江戸時代には単(ひとえ) 仕立ての絹物を単と称するのに対して、
 麻で仕立てられたものを帷子と称した。
 武家のしきたりを書いた故実書をみると、
 帷子は麻に限らず、生絹(すずし)、紋紗(もんしゃ)が用いられ、
 江戸時代の七夕(七月七日)、八朔(八月一日) に用いる白帷子は、
 七夕には糊を置き、八朔には糊を置かないのがならわしとなっている。
 ゆかたも湯帷子が本来の名称であった。


参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
◎『宇治山田市史』宇治山田市役所編 国書刊行会
◎『伊勢神宮』ホームページhttp://www.isejingu.or.jp/index.html
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。


『縄文カレンダー』
ヲシテ文献の記述をもとに縄文時代の季節感や行事を、
現代のグレゴリオ暦と太陰太陽暦(旧暦)に表しています。
今に伝わる「ヒナマツリ」や「タナハタ」、「豆まき」等、祭りの発祥や謂れも、
たいへんに興味深く、古来日本の慣わしや精神、思想が覗え、
縄文の宇宙的概念や死生観をも読み取れる「コヨミ」です。
縄文カレンダーの一年は、冬の至りの満月から月の巡りの十二カ月です。
A4判カラー・竹紙二十頁冊子型。
一冊1000円(@1500円/5月よりお値引き+送料込)でお分けしています。

ご希望の方は、
送り先のご住所、お名前、希望冊数を下記までメールにてお知らせください。

冨山喜子
【メール】yoshico1018@yahoo.co.jp



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