喜びの種☆

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天の数歌

ミナツキ(西暦2017.07.23~08.21)

2017-08-09 00:47:32 | こよみ
「ミナツキ」(旧暦六月)です。

今年は閏サツキが挿入されたので、ちょっと遅めですが、、
ミナツキ朔は、本来、天の川がひときわ輝く「夏至の新月」にあたります!



著作者JoeParks


この旧暦ミナツキの新月に志摩・鳥羽ではお祭りが行われます。
志摩町和具天下の奇祭といわれる『潮かけ祭り』や富士講の夜の祭り『おしょうじ』。
鳥羽の国崎の海女の祭り『御潜神事』など。

『御潜神事ミカヅキシンジ』はヤマトヒメさま所縁の神事!
遥か2000年の歴史を誇ります。
詳しくは、イセシマホツマをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/08bf1a9b758cab36c75d9188e1846332

最も興味深いのは、潮かけ祭り前夜に行われる富士講の「おしょうじ(煙かぶり)」。
「アートートー・アートート」と掛け声されますが、
「南天の天の川」を祭り伝えられたものかもしれないと思うと、
もうワクワクでお目目キラキラです。(笑)
詳しくは、イセシマホツマをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ten380445/e/5555fb429b5690c5a34e1da7c9323e69


そして、満月(西暦8/8)を超え、翌新月の前の晦日(西暦8/21)が一年の折り返し、
「大祓チノワヌケ」の習わしが教え広められたと、ヲシテ文献には記されています。





ミナツキ(旧暦六月)になり、ハニ(地面)にミツ(水)が浸み渡りますが、
地表はまだまだ熱く、熱さと冷たさの競い合いで雷も多く発生します。
熱さが勝っているため(温三vs冷一)、段々と暑くなり、乾燥してきます。
ミナツキ(水無月)です。
また、「ミ(実)」の「ナ(成ってくる)」という意もあります。

ミナツキ末頃は、最も暑く乾き、苦しい時期です。
夏越しの祓いのモモマツリは桃の実に活力(チ・チカラ)を得ます。
桃の葉を煮出した水で行水すると、汗疹がおさまるそうですよ!

今年の立秋は、ミナツキの十五夜おつきさまでしたが、
古代日本の夏から秋への季節の変わり目は、フミツキ朔です。
その前日、ちょうど一年の折り返し地点、
ミナツキ晦日はミナの祓い、チノワ抜けの行事です。
紀元前からの行事とは驚きです!

ヰソラとは、「暑さや乾きの災い」や「心をそらせる悪影響を及ぼす働き」など。
チノワとは、「大自然のエネルギーの集まる循環の輪」。

チノワをくぐり、ヰソラ(ミナ)を払う行事。
夏から秋への季節の変わりを心身に実感させます。
健康長寿の習わしとして、教え広められました。


夜には秋の虫たちも鳴き出しました。
熱帯夜はもう終わりかな?


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折り返し、ご連絡申し上げます。
【Mail】yoshico1018@yahoo.co.jp
日々の暮らしの中、縄文の息吹を感じていただけたらと思います。
ありがとうございます。





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安心して暮らせる日々が一日も早く訪れますように


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