喜びの種☆

yoshicoの徒然日月
ひとふたみよ
いつむゆななやここのたり、、ももちよろず
天の数歌

アフミツキ(旧暦7月1日・西暦2024.8.4 新月20:13)

2024-08-01 20:36:19 | こよみ
アフミツキハツヒ(旧暦7月1日・西暦2024.8.4)よりホの守りです。
アキタツヒ・立秋(西暦2024.8.7)を迎え、季節は秋を迎えます。
アフミツキ(旧暦七月)に入ると、
日暮れの早まりに朝夕の風が熱をやわし、
涼しさをもたらします。





(ア)・天空に、
(フ)・フメ(2冷)が立つ、
(ミ)・メヲ(2冷メカミ・2温ヲカミ)のやわしもたらす様。

ハツキ(旧暦8月・2023.9.15~)になると、
いよいよフメ(2冷)がしっかりと立ち、
温かさと冷たさの裂け目にノワキ(台風)が吹きます。

「ホ」
ハ行父音:「複数のモノ・違うモノ・増減変化・男女」など、
     *異なるモノに分れ、せめぎ合い、結びつく。
     *日の出と日没、冷と熱、陰と光、目に見えないモノと見えるモノなど、
      上から下へ、動きや熱・状態の変化を伴う流れや結合を表わし、
      新たな状況が発生したり、新しい生命が生じたり、働きを生じたりするイメージ。
     *予測できない、何がでるか、どうなるか分らない「流動性・不定性・不明性」。

ハニ・オ母韻:「固い・足元の大地・クニ」など、
       *「安定・定常状態・成熟・完成・最終プロセス」などのイメージ。

春の始まり(ヒ)の季節は、イ母韻(カセ)でヲカミ・メカミ揃い開き来る、
秋の始まり(ホ)では、ヲメ並び立ち、しっかりと安定したイメージですね。




ホはキネにすむ         
ふためかみ アフツキふめお   
アにやわし あきかぜつげて
 トシウチニナスコトのアヤ


       
●【アフミツキ:旧暦七月】
ホのカミは、キネ(東北)の守りです。
フタメカミ(2冷)の及ぼしに、秋風が暑さをやわし、涼しさをもたらします。


五十鈴川上流





まをまゆみ ゐとおつむぎて         ゆみはりにうむ
たくはたや あわのほぎうた         いうとあさ をとたなはたの
かぢにおし
  トシウチニナスコトのアヤ   ほしまつり  ミカサフミナメコトのアヤ

         

タナハタのホシマツリ【アフミツキ七日(旧暦七月七日)】
ユミハリ(弓張月・半月)に、ウム(績む・植物の繊維を糸にする)イウ(木綿)とアサ(麻)。
ご先祖さまとの尊いイノチのつながりを思い、感謝を込めて麻糸を績みます。
糸はつながりの象徴。始まりを示す糸を績む、心をアメに通わせる大事な祖先祭り。
たて糸(恵み・繋がり・教え)・よこ糸(今世・社会のつながりを)踏み分けて、
よじれやゆがみのないように、美しい文様を織りなします。

恵みを織る、、秩序やマツリゴト、家や社会に準えて、
機織りは、アメのノリ(宇宙の法則・自然の理)を目に見える形に整えていく、
女性に託されたもっとも神聖な仕事でした。
星を奉り、麻、梶、楮などの上等な織布をお供えします。
カジ(梶の葉)に、アワ(天地自然)を讃えるウタや願い事を記して捧げ供えます。


梶の葉









     
タナハタマツリは、ヒトの生誕の不思議を知り、誕生を祝い感謝する行事。
人体のそもそもの源であるタマシヰのタマ(ヒトの意識)が、
大宇宙の中心から降され(緒と)、ヒトが人体に具現して地球上に生まれ出でくる。
クニタマ(地球)で母のコミヤ(子宮)に宿ったコタネの成長がある程度(五ヶ月)に達した時、
アモトから降されて来たタマがコタネと結び、やがて誕生する。
先祖から連綿と引き継がれてきた人の生命とは、まさしく不可思議なものとして祭祀します。

タナハタは、オオナメヱ(大嘗祭)祭るユキ・スキのミヤ(悠紀・主基)のうちの
ユキノミヤと同じカミを祭っています。
アメトコタチと呼ばれるコホシ(九星・アメミヲヤとトホカミヱヒタメ)です。




タナハタマツリに用いられるカヂ(梶)の葉については、
アワ(天地自然)を讃える歌を書く習わしがあり、後世、短冊に願い事を記す初めともみられます。
また、京都冷泉家にて、毎年行われる七月七日の乞巧奠(きっこうでん)では現在でも、
梶の葉が主奠として用いられ、和歌を書いて水に浮かべたり、結び捧げたりするそうです。


◎乞巧奠(きっこうでん)※参考:お話歳時記
牽牛・織女の二つの星の願いが叶い、年に一度この日に会えるという伝説から発展して、
女性の願いである裁縫が上達するように祈る祭り「乞巧奠」が中国で生まれ、
日本でも奈良時代以降、主として宮中で年中行事として行われてきました。

「平安時代」には宮中の庭に蓮を敷き、その上に山海の産物とともに
ヒサギ(赤芽柏)の葉に五色の糸を通した七本の針を刺して供え、
琴や香炉を飾ったなかで、天皇が牽牛・織女の二つの星を眺めたり詩歌管弦の遊びをする祭りでした。

「室町時代」になると、カジノキ(梶木)に天皇をはじめ臣下の歌を結びつけ、硯・墨・筆を飾り、
歌・鞠・碁・花・貝覆(かいおおい)・楊弓(ようきゅう)・香の七遊の遊びが行われました。

「江戸時代」には、天皇が芋の葉の露でカジノキの葉に和歌を七首書き、
カジノキの皮とそうめんでくくって屋根に投げ上げるのが慣わしでした。

「江戸幕府」は、七夕を五節供の一つに定め、正式な行事としました。
江戸域の大奥では、四隅に葉竹を立て注連縄を張った台を縁側に置き、
中にスイカ、ウリ、菓子などを供えました。
奥女中が歌を色紙に書いて葉竹に結びつけ、
翌朝供物とともに品川の海に流すのが七月七日の行事となりました。

初めは宮中の行事だった乞巧奠は、歌の上達を願うものになり、
江戸時代になると民間行事から取り入れられた要素が加わり、
一般の手習いの普及とともに、習字の上達を願うことが中心になりました。

江戸や大坂では、前日の六日から笹竹売りが「竹や、竹や」と売り歩き、
各家では五色の短冊に願い事を喜いて笹竹に結びつけ、軒や縁側に立てました。
この竹飾りは、翌日には海や川に流されるのが慣わしで、
古来の穢れを祓う清めの行事として最も重要な部分で、「七夕送り」と言われます。

また、新潟県では、「七夕流し」と言って、稲ワラや麦ワラで大きな七夕舟を作り、
笹竹を積んで流します。
舟に「七夕丸」「豊年丸」「万作丸」などと善いた帆をあげたものを町中引き回したあと、
海に流す地方もあります。
長野県では、木片や板で作った七夕人形を舟にのせて川に流す風習があります。




しむのもちほぎ
ゐきめたま おくるはすゐゝ
ゑながのり あをぎおどれば
あゐうくる
  トシウチニナスコトのアヤ


シムのモチホギ【アフミツキモチ(旧暦七月望)】
初秋の満月、ミヲヤ(ご先祖)とイキタマ(祖父母・父母)に感謝のお祭りです。
家族みんなでハスヰゝ(蓮ごはん)でお祝いします。
満月に、アヲギオドレバ アヰ(天の思い・元気)ウクルとは、盆踊りの元といえそうです。

   *** ***

ハスは葉や茎や根のどこを折っても糸を引くことから重用されていたと想われます。
七夕の牽牛と織姫の伝説は、中国古代の詩集『詩経』などより日本に伝えられたものとされ、
渡来以前のヲシテ文献ミカサの『タナハタのホシマツリ』は、日本独自の星祭りです。
二代アマカミ・クニサツチ時代の「コホシマツリ」に由来しています。

古来タナハタとシムマツリは一連のお祭りで、
先祖から連綿と引き継がれてきた人の生命とは、
まさしく不可思議なるものとして祭祀されてきました。
後に仏教の影響を受け、現在のお盆の風習へと移り変わってきたようです。
明治改暦以前は旧暦七月十五日、まもなく収穫を迎える初秋のお祭りです。

アワウタで盆踊りできないかと歌ってみたら、
炭坑節と東京音頭がピッタリハマってご機嫌です(^^)v
や~っとな~それヨイヨイヨイ
の歌詞には
あ~うわトホカミヱ~ヒタメ~
と歌います(*^^)v
エンドレスで歌えてるトランスアワボン♪♪
マイブームです💗






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夏越の祓・旧暦ミナツキスヱ・2024.8.3

2024-08-01 20:11:33 | ナメコト(行事)
西暦の6月30日、一年の半分が過ぎ、
神社には夏越の祓いの茅の輪が設えられていました。

「夏越の祓い」
ヲシテ文献のトホカミヱヒタメ暦にも、
ミナツキスヱ、旧暦6月30日(2024.8.3)にチノワヌケとあります。
紀元前からの習わしです。

また、桃の実に力を得ていたそうです🍑
現代では、これから来る酷暑を前に夏を乗り切るイメージですが、
翌日の新月(2024.8.4)より季節は秋、
立秋から秋分頃の守り、ホのカミへと移ります。

ヲシテ文献より、『チノワ抜け』と『モモマツリ』の行事をご紹介します。




ミナツキスヱは
いよかわき モモにちまうる
チノワヌケ ゐそらおはらふ
ミナツキや
  トシウチニナスコトのアヤ



ミナツキ末(旧暦6月末)頃は、最も暑く乾き、苦しい時期です。
夏越しの祓いモモマツリは桃の実に活力(チ・チカラ)を得ます。
この頃に、メガミ(冷たさの働き)の一棒(一冷)が完全に立ち、
熱さと冷たさの競い合いも止んできます。
一年の折り返し点、秋へと向かう巡りが身体に入り備わるように、
「チノワヌケ」の行事を行います。


モモマツリ【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】

モモ(桃)は、晩春に花咲かせ、夏の終わりに実ります。
満を持してのモモの実に活力を得ます。 

日本最古のモモは、縄文時代前期の桃核が長崎県多良見町の伊木力遺跡から出土しています。
モモは水分も豊富で実も大きく甘く♡残暑厳しい中、ありがたい果実ですね。
モモ🍑に含まれる栄養素と効能(期待できる効果)を調べてみました。
※参考:桃・良好倶楽部https://ryoko-club.com/food/peach-nutrition.html

◎ペクチン:
 腸内の乳酸菌を増やし、腸の調子を整え、便秘や下痢の予防が期待できます。
 コレステロール値を下げる、血糖値の上昇を抑えるなどの効能もあります。
◎カリウム:
 細胞内の水分量を調節するなどの働きがあり、体内の余計な塩分を排出し、
 血圧の安定、むくみの解消、筋肉の収縮を正常に行うなどの効能があります。
◎カテキン:
 強い抗酸化作用を持ち、
 老化防止やがん予防、免疫力を高めるなどの効能があります。
 また、血糖値の上昇を抑える、脂質の吸収を抑制する働きがあり、
 肌老化を防ぐ効能などが期待されます。
◎鉄分、マグネシウム:
 鉄分は酸素を全身に運ぶ、マグネシウムは様々な生理機能に必須の栄養素。
 カラダを温める作用があり、貧血や冷え性の改善などの効能が期待できます。

また、桃の種は「桃仁(トウニン)」という生薬として使われています。
種の核を取り出して日干ししたもので、血の巡りを良くする働きがあり、
月経不順や便秘を解消する効能なども期待されます。

桃は、様々な栄養がバランスよく含まれ、夏バテの予防にもおすすめです。
桃の葉を煮出した水で行水すると、汗疹もおさまります。


チノワヌケ(大祓)【ミナツキスヱ(旧暦六月末)】

夏越しの祓い。(ミナのマツリ・ミナツキの大祓)
チノワヌケは、ヰソラ(暑さや乾きの災い・心を逸らせる悪影響の及ぼし)を払う行事です。
健康長寿の習わしとして教え広められました。

ホツマツタヱ10アヤに「チノワヌケ」の記述があります。
抜粋でご紹介します。

※ホツマツタヱ《10アヤ・カシマタチ・ツリタイのアヤ》より

ミホヒコのつま         
スヱツミが イクタマヨリメ   
ソヤコうむ コシアチハセの    
シラタマメ ソヤのひめうむ   
ミソムたり ゆだねひたせは   
みことのり たまふヲシテは   
コモリカミ セミのおかわに   
みそぎして チノワにたゝす   
ミナツキや タミながらふる   
はらいなりけり         

二代オオモノヌシ・クシヒコとミホツヒメとの間に一人産まれたミホヒコは、
ヨロギマロと呼ばれ、薬草園のおかげで医学に秀でた特技を得、
後に十代アマキミ・ニニキネの病を治したりと大活躍します。
ミホヒコ(三代オオモノヌシ・コモリカミ)は、妻を二人迎えます。
スヱツミの娘、イクタマヨリヒメは、18人の男の子を産みました。
 ※スヱツミ:陶荒田神社・大阪府堺市中区。
       弥生土器の量産に成功したと考えられます。
コシのアチハセの娘、シラタマヒメは、18人の女の子を産み、
合せて36人の子宝に恵まれ、アマテルカミより「コモリカミ」の称号の
ヲシテ(文書)を授けられました。

コモリカミは病除けに、夏の終わりにミソギをして体調を整えます。
ミナツキの末は、一年の折り返しの時、その隙間に魔が入り込まないよう、
セミの小川にミソギをして障りを祓い、
さらにチノワ(茅の輪・大自然のエネルギーの集まる循環の輪)を潜り、
夏から秋への季節の変わりを心身に実感させるのです。


ミナツキ(旧暦六月)の末のミソギとチノワ抜けの行事は、
健康長寿への習わしとコモリカミは一般の人にも教え広めました。
※セミのオガワ:下鴨神社社叢の糺すの森を流れる小川
        コモリカミの父クシヒコが、京都盆地の開発に携わっていたことから、
        タタスのモリにもよく来ていたと推察されます。
        当時は、下鴨神社創建以前でしたので、
        鬱蒼とした原生林に近い森であったと思われます。

※コモリの子供達は、京都盆地の開発に貢献し、神社や地名としても残っています。
 八坂神社(京都市東山区祇園町北側) ヤサカヒコ(八男)
 太田神社(京都市北区上賀茂本山)  オオタ(十一男)
 石座神社(京都市左京区岩倉上蔵町) イワクラ(十二男):

参考:
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・望社
◎『よみがえる日本語』青木純雄・平岡憲人著・明治書院
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。




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