昼に行ったネパール料理のお店。
テーブルに置かれた伝票は、こんな感じ。
ここは、厨房がネパール人なので 伝票もネパール語
なわけはなく
英語を駆使した略語を使っているようです。
私たちが注文したのは
SP=お正月スペシャルランチ
これは、カレーの種類が選べまして、ふたりで
C.sag=チキン・サグ
M.C=マトンカレー
を頼みました。
それぞれのあとについている2とか3とかの数字は
2つも3つも頼んだわけではありません。
辛さの度合いです。
Nan=ナン
Rice=ライス
これも選べるので、それぞれ一つずつ
H chai=ホットチャイ after
食後のドリンクも頼みました。
さて、この伝票を見ながら
数量のところに、Tとか―とか書かれているのに、気づきました。
日本人なら誰でも、これは「正」という字を書いて
数を表すということがわかるわけですが
ネパールの方は、これをどんな感覚で見ているのでしょう。
意味のある文字というより、単に記号としてとらえているのかもしれません。
考えてみると「正」という字を使って数を数える方法は実に合理的。
ヨコ、タテ、ヨコ、タテ、ヨコ、と直線を順番に線を引くだけで
ぱっとひと目見て、感覚的に表している数がわかる、すばらしい表記法だと思います。
漢字圏以外の国で、こんなふうに「文字」の形を使って数を数える方法って
あるのでしょうか。
アメリカでは、//// とタテに棒を書いて、5つ目にヨコに線を入れる数え方をするそうだけど
・・・と、思って伝票を見ると、
C.sag の右に ++ のような記号が赤で書かれているのは、そういうこと?
でも、これだと 3 って意味になりそうだなあ。
この伝票、ほかにも ×2 なんて表記もあったりして、なかなかグローバルです(笑)。
たぶん、外国にある日本企業の従業員は、この「正」を使った数え方で
仕事をしているんじゃないだろうか、などと想像をふくらませたひとときでした。