てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
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『劔岳 点の記』

2009年08月24日 | 映画

山好きのしうさんに誘われて『劔岳 点の記』を観に行ってきた。
上映館では夫婦どちらかが50歳以上なら夫婦で2,000円という「夫婦50割引」があり、
二人で行った方がお得なのだ。
私は前知識まったくなく、映画館の看板で「浅野忠信と香川照之が出るんだ~」と初めて知った次第。
映画は明治40年、陸軍陸地測量隊が軍の威信にかけて未踏の劔岳に挑むという話。
最初は明治の着物や調度など風俗描写に目が奪われ、
そういえば明治村にある露伴蝸牛庵でロケがあり、原作者のご親族が出演されているという話を
雑誌で読んだことがあったなあと思い出した。
登山が始まると、迫力のある山の映像が次々と繰り出された。
そそり立つ岩山、厳しい自然、吹雪かれながら点のように歩く人。
背筋がぞくっとするような映像だ。
一切CGが使われていないという撮影はどんなに過酷だったかと思う。
それにも増して、現代のような軽量で性能のいい登山用品も無い時代に、
危険にさらされながら未登峰の地に挑む男たちがいたということに、驚嘆を覚える。

トレーニングをして来年は劔岳に登りたいと、しうさんは言うけれど
この映画を観た後じゃ、怖くて行かせられない。
今は、登山道も整えられてるから大丈夫と言うけど。
そういえば、数年前、沖縄のエコショップを訪れた時、そこのご主人(女性)が、劔岳に登ると言っていた。
その後登山記がアップされていたっけ。リンクしておこう。