てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

入学式でした

2009年04月07日 | 近辺
今日は次男の入学式。
名簿順に並ぶので、整列も座席も何をするにも一番前、一番最初だ。

私も子どもの頃は、いつも1~2番目だった。
背も低かったので、名簿順でも背の順でも、前から1~2番目。
一番はじめ、というのは、周囲の様子がわからない状況ではいやなものだが
次第に慣れて、要領を得てくると、けっこうトクなこともある。
子どもの頃のことで言えば、黒板が近くて見やすい、先生の声がよく聞こえる、
先生が気をかけてくれる(一方、注意されやすい)。
引っ込み思案だったので、先生が物理的に近くにいるというのは、安心感があった。
順番に発言しなければいけないとき(自己紹介とかね)も
緊張するが、すぐに終わるのであとが気楽。緊張している時間が短くて済むのだ。

一番前は目立つ。
親からすれば、入学式、運動会などの行事で子どもを見つけやすくて助かるが
子どもとしては、あえて目立とうとしなくても注目されるので
自己主張する機会が減る。
でも、自分が目立っている、いつも人に見られているという感覚は特別なことではないので
人と違うことをしていても平気だったりする。

「最初」ということ、実は「独り」ということと似ている。
前には誰も見えないのだから。まず、自分ひとりから始めなければいけないのだ。
私はずっと一番前で独りだった。
背の高い人は、自分の前にたくさんの人が並んでいるのを見て育つが
私はそういう風景を知らない。
そのことが、自分の独立独歩な性格形成に
なんらかの影響を及ぼしているような気がしないでもない。