てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

日中韓合同の歴史教科書を!

2006年08月15日 | 近辺
今朝の毎日新聞の「記者の目」というコラムで
「日中韓3国の歴史認識のズレを修正するために、3国NGOが歴史教科書を共同編纂してはどうか」という提案があった。
難しいだろうけど困難を乗り越えてやり遂げるべき事業だと、強く直感した。

いま私が歴史にはまっているから尚更そう思うのかもしれないが
自分たちの受けてきた歴史教育の薄さ、浅さ、狭さを顧みると
歴史の学びなおしの必要をつくづく痛感する。

終戦記念日に小泉首相が靖国神社に参拝することが何故問題なのか。
という「今ここ」の命題の答えは、歴史をさかのぼり読み直すことからしか見えてこない。

しかし、そのためのテキストが「日本から見た歴史」だけではだめなのだ。

日本が「日本」という国名を名乗る前からあった隣国との関係。
お互いに深く絡み合っているのに、その認識には大きなズレがある。
そのズレた認識のまま、私たちは歴史教育を受けてきた。
隣国だというのに、私たちはお互いに知らないことがいっぱいある。

いま私が知りたいのは、
鳥の目のように時空を俯瞰した歴史。
虫の目のようにそれぞれの現実をまっすぐに伝えた歴史。

もし、3国共同でそんな歴史教科書が編纂されたら!
それが「平和を創る」ということに他ならないだろう。

コラムでは、長年対立していたドイツとフランスで、共同編纂による歴史教科書が
実際に出版されたことを伝えている。
アジアでもぜひ実現してほしい。