震災川柳で・・・・・・

先日、「震災川柳」というものを知りました。

どこかの大学の教授と生徒さんが、自費出版されたもの。


大津波で被災された方たちが、

震災への思いを、川柳にしたものです。


みなさん、最初は、怒りや悲しみの川柳だったといいます。


ところが、


次第に、


「震災を笑いに変えてやろう」


と思ってきたといいます。



その川柳を聞いていると、

とても深い思いが伝わってきます。


短い言葉なのに、深く深く響く、言葉。


泣けるのに、笑える。　笑えるのに、泣ける。


不思議な感覚ですが、


そこにあるのは


「大きな感動」


なのです。



短い言葉の中にある、深い想い。


笑いに変えるのに、どれだけの想いを乗り越えてきたのだろう・・・・

そう思えると涙が止まらなくなります。


でも、みなさん、読んで笑っているのです。


”バーバのへそくり、泥の中”

と笑う、優しく明るいおばあさんのお顔。


ノーメイクで外に出るとは思わなかった、ノーメイクで旦那びっくり、・・・・・

そんなことを、笑いに変えてしまう強さ。


改めて、東北の方たちの、強さ、すばらしさがわかります。


この本が、世界に出版されたら、日本の「本当の強さ」が伝わるのではないか、

そう心から思います。


「強さ」って、自分の中にある、愛と同じくらい”最高のもの”なのかもしれません。

強いから、優しいのです。　強くなければ、優しくなれません。


被災された方たちから学ぶことはとてもとても多いです。

この方たちの「本当の強さ」が、この日本を支えてきてくださったのだと感じます。


とても笑いにできるようなことではないことをも、

笑いに変えようとする強さ。



笑えるけど、泣けてしまう・・・・・


「震災川柳」、


心から感動です。



感謝の想いでいっぱいです。



平和な想いで過ごせる日々になることを、心から祈っております。