青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

春分の日

2014年03月21日 21時32分43秒 | 京浜急行

(気まぐれな 春雨に濡れ 散る桜@三浦海岸駅前)

週中4日のハードスケジュール&年度末進行で先週は毎日午前様に近い過酷なスケジュール。そんな中で金曜日は相鉄がストライキやってましたが、職場では「俺らもストライキやってやろうか?」と言う冗談とも本気ともつかない話も出る始末。子供が起きる前に家を出て、寝てから帰って来る生活ではほとんど子供との会話もない一週間でしたから、週末くらいは親子の時間があってもいいよね。んで、朝起きた子供にどーしたいと聞いたら「けいきゅうがいい」って…よく飽きませんね。何でと聞いたら「せんしゅうはぶるーこなかったから」と言う事らしい。ウダウダしてたら家出るのが遅くなっちまったが、外は春分の日らしくすっきりした青空。んじゃあ行ってみますかリベンジマッチ。


青空の横浜駅から2100形を狙って快速特急に乗り、上大岡で席が空いて、子供と二人で三浦半島を南下…したら何やら空がにわかに掻き曇り、金沢文庫は黒い空。横須賀中央で途中下車してメシを食ったのだが、空からはポツポツ雨も落ち始め、風は変わって北風に。話が違うじゃねえかよ!と恨み節の新大津。晴れてれば午後からいい光線なんでしょうね。


600形快特地下鉄直通青砥行き。円筒案内式の無骨な台車が主力の京急にあって、軸梁式のスマートな台車が軽快な感じがして好きです。後発の新1000形がまた円筒案内式に戻っているので、あまり軸梁式は京急の好むところではなかったのかもしれませんが…しかしまあ新大津ってのは横須賀大津の高校生がぽつりぽつり現れる程度で実に静かな駅である。本線の京急大津が近くにあってそっちの方が栄えているのと、まず一見さんには分かりにくい駅の場所にその理由があるのではなかろーか(笑)。街道沿いの「大津家」って家系ラーメンは結構美味しいけど。

 

地味にホームからの線路の角度のよさげな津久井浜。京急久里浜を越えて来るとめっきり乗客が減るので、ホームで撮るのも気を遣わなくていいので気が楽。通過列車に気を遣わなくていいのも子連れ鉄にはポイント高い。花月園前とか、快特通過時に子供から目離してファインダーなんか危なくて覗けません…真面目に通過時の風圧で子供が吹っ飛ばされる危険性があるので(笑)。「なるホ!」のホクレンラッピングでお馴染みの604Fがやって来た。結構長い事このラッピングで走ってますねえ。久里浜線は側面太白帯のいわゆる優等系車両が多くて撮りごたえがあります。


通り雨の過ぎた三浦海岸からは子供と歩いて小松ヶ池公園へ。三浦海岸の河津桜は先週まで、週中の春の嵐でトドメを刺されてすっかり花は落ちてしまいました。公園脇の道路のお立ち台もすっかり葉桜になった今では誰もおらず…それでも道を挟んだ丘側には種類の違う桜が咲いてたりして。弱く弱く戻って来た春の朧の夕日にほんのり染められて、トップナンバー2101編成が三崎口へのラストスパート。


そしてやっと逢えたねブルスカ2157編成。子供が橋の上から手を振れば、ファンファーンと二段のホーンで声援に応える。先週あたりから某お台場のテレビ局の「世界フィギュアスケート選手権2014」のラッピング車輛になってまして、1車両ごとに「フィギュアスターギャラリー」と称して浅田真央だったり羽生結弦だったりの写真展が車内を彩っております。既に通勤から何度か2157ブルスカに当たってるんだが、何の気なしに乗ったら朝から鈴木明子車輛で萎えた(笑)。


先週の天気で頑張ってここまで来れば良かったんだけど、これはこれで詮無き事でしょうか。
子供と歩く道端の菜の花が色付いて、強烈な花の香りを放っていました。

♪菜の花畑に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし
♪春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し

「おぼろ月夜」でも口ずさみたくなるような、長くなった陽射しに春を感じての三崎巡りです。
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