青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

親の子離れ

2017年09月24日 21時10分39秒 | JR(貨物)

(205系最後の楽園@南流山駅)

E233系の進出速度が速すぎるせいか、首都圏でもこの丸目の205系が見れるのって武蔵野線系統だけになりましたよね。個人的には南武線と横浜線でさんざん使ってるんでこの形式が落ちても特に何の感慨も覚えないでしょうけど(笑)。逆に言えばそれだけ武蔵野線系統って設備更新が行われていないと言う事なのでしょうが。東京の外縁を毎日ぐるりと回っている路線だけに結構走行距離とか長くなってそうだけど、駅間距離も長いからその分加減速が少なくて車体に優しかったりするのだろうか。


今週は土曜日雨→日曜日は曇り(やや晴れ間)程度のパッとしない週末でしたね。今度っから息子が週末習い事を始めるので、これからはなかなか思い立った時に一緒に外にも出れなくなるだろうと言う事で大回り乗車を仕掛けて来ました。首都圏で大回り乗車をするとなると勢い武蔵野線に乗る事が多くなるのですが、今日はやけにホームの隅っこにカメラ持ってるのが多いなあ~なんて思ってたらこんなのが来ましたよ。配給列車を新鶴見のPFがカン付きで牽いてきました。


ちなみに撮影は南流山駅。中線があって撮りやすいのが好み。こちらお古のカメラで息子のワンカット。ちょいトリミングしてるけど側面バッチリでいい感じ。宇都宮からの配給スジは大物車(シキ)の返却がくっついてたりするので開けてびっくり玉手箱的なオモシロ列車なのでありますが、今日は普通にコキ3車だけ。


14時45分くらいに南流山を通る配給列車と入れ替わるように、デルタ線を北小金方向からオーバークロスして安中貨物がゆっくり南流山の中線に進入。牽引してるのは初期型金太郎の4号機ですが、今日はタキなしのトキのみ6車という短い編成でした。日曜は荷主さんの都合で割とタキなしみたいですね。

 

それでも無蓋車オンリーの貨物列車とか、この列車以外走る事もないのだから貴重なものです。今日は追っかけしませんので、中線に入って止まった貨車の車票なんぞをしげしげと眺めてみました。東邦亜鉛小名浜精錬所から東邦亜鉛安中精練所殿、とグループ同士でも敬称略しない丁寧な車票でございますね。んで、「メキシカン(G)」って何??秋山幸二??それは恋してカリビアン(荻野目洋子)。


この「JR貨物30周年ヘッドマーク」は春にも付けられていたのですけど、なんでまた秋になって再度装着したんでしょうねえ。10月14日の鉄道の日を間近に控えて秋は鉄道イベントの多い時期でもありますから、どこぞの貨物ターミナルでこのPFを公開に並べたりするんでしょうね。分割民営化以降のカマはヘッドマークステーとかないから、この手のイベント看板機はいきおいPFみたいな国鉄時代からのカマにお鉢が回って来る事が多いのです。10月終わりに隅田川貨物駅(南千住)でイベントやりますけど、新鶴見PFの主戦場でもある隅田川でこのカマ(2095号機)が登場するのでしょうか。
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秋色の三つ峠

2017年09月18日 22時01分06秒 | 富士急行

(線路際にはススキの穂@寿~三つ峠間)

関東地方は朝方に抜けた台風、朝起きてみればそれなりの青空。三連休に一回もカメラを触らないのも寂しいので、本日はちょっくら家族で富士山方面までドライブ。子供たちを忍野村のさかな公園で遊ばせた帰り道、ちょうど時刻はホリ快富士山が富士吉田を出る頃だったので、ちょっと時間を貰って三つ峠の浅間神社裏で構えてみる。線路際にはススキの新穂が風に揺れてすっかり秋の気配。稲刈り前の棚田を横目に、豊田のM50編成が山峡にタイフォンを響かせながらカーブを降りて来ました。今日はあずさ色なんだね。「ホリ快富士山」は国鉄色のM51が登板するイメージがあるんですが、今日は現役の189系4編成が全部出払う繁忙日らしく、運用パターンも色々のようです。


後追いでもう一撃。おお、後追いだとこの時間光線ドンピシャじゃないですか。昔はこの辺り木製の架線柱が多くて、それがまたローカル私鉄っぽい良い味を出していたんだけど、最近富士急は業績好調なせいか設備投資が進んで架線柱もほぼPC化された感じがします。まことに結構な事でございますが、それに加えてこのアングルは裏に新しい道が出来たおかげで、だいぶ電線が目立つようになりましたねえ…。


三つ峠でホリ快と交換して来たフジサン特急RSE。台風が空気中のチリを吹き飛ばしてくれたせいで、やけにヌケの良い空模様。浮かぶ雲には夏の名残を感じつつもう風は秋めいていて、西日射す三つ峠の山ひだにゆっくりゆっくり陰影が付くのを眺めながら三脚を畳みます。子供と田んぼのあぜを歩いて女性陣が待つ車に戻ろうとしたら、親子揃ってぬかるみを踏み抜いて靴泥だらけw

後続の快速山梨富士にM51の国鉄色が充当されているようですが、時間的には露出が望めないと思われるのでこれにて撤収。
家に帰って子供と自分の靴をせっせと洗ったのは言うまでもありません。
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青空を待ちわびて

2017年09月16日 16時08分44秒 | 小田急電鉄

(首を垂れる稲穂かな@開成~栢山間)

秋の三連休を待っていたかのようにぶち当たる台風。まあこれは割とありがち。この時期はこれがあるからなあ。旅行の予定組んでも飛行機が飛ばないで行けない/帰れないがあるので注意しなければならなかったりする。こっちは予定はありませんが、折角の休みに家でウジウジしているのはやっぱりつまらないですね。おそらく月曜日には関東は抜けてくれるのではないかという淡い期待を抱いて、台風の速度が上がるように偏西風の強めに吹くことを願うばかりですが、果たしてどうなりますやら。ちょっと週中は忙しい&腹の立つ事もありましたので、一日くらいは気晴らしさせて欲しいよ。


先日訪問した開成の田園地帯。珍しく宇宙まで突き抜けるような空の色の下を、初めての秋シーズンを迎えたEXEαが行く。そろそろ刈り取りの田んぼのあぜ道には曼殊沙華の花が咲く頃でしょうか。そこらのヤル気ない気象予報士よりはよっぽど天気にうるさいのが撮り鉄、季節の移ろいと週末の天気予報を気にして生きているのであります。
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日はまた昇る

2017年09月13日 23時50分58秒 | JR(貨物)

(朝日を浴びてSカーブ@真鶴~根府川間)

バックに伊豆の海を従え、早朝の東海道を東へ東へと急ぐ貨物列車5086レ。新鶴見のカマの中では最古参に当たるEF65PFが牽引する貨物列車、関東のロコファンには武蔵野線を一周する隅田川シャトルでお馴染みですが、東海道本線を走る運用はそんなにありません。基本的に東海道~山陽筋の直流電機は桃太郎の一強体制ですので、真鶴近辺でこうした姿を見られるのもいつまでかなあと言った感じですね。

最近トラック業界のドライバー不足に伴い、物流業界では鉄道貨物へのモーダルシフトがジワリと進んでいるのだとか。JR貨物の輸送量や収益も前年比でプラスと好調のようで、都市間大量輸送の担い手としての鉄道貨物が復権する日が来る事を期待したいものです。
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臨港線日和

2017年09月12日 21時39分15秒 | 関西本線

(セメント担当825@四日市臨港線)

私が四日市行くと主にセメント担当に就いている事の多いDD51825。巡り合わせというのはあるもので、しまかぜに乗る前にちょっくら昌栄町の踏切に行ったら遠くからオデコまで真っ赤に塗られたカマが実入りのセメントを牽いてやって来た。やはり今回もセメント担当はこのカマであった。


正直DD51最後の楽園である四日市界隈は週末ともなると撮影者の数は多く、デッキに立って進路を見守る操車の係員氏の気苦労も相当なものがあると思われる。臨港線のデッキに立つのはいつも険しい顔を崩さないベテランの操車さんばかりですが、子供が大きく手を振るとにこやかに手を振り返してくれた。そんな夏の日差しの臨港線日和。
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