青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

珍しく

2007年08月29日 23時37分25秒 | 日常
えび氏からメールが来たのだが、

「さすがに西武ライオンズ終焉ですかね…」

と言うお言葉。
25年連続Aクラスも、これでこの時期3位と7ゲーム差。
今日は伊東の誕生日だったらしいのだが、それが命日になるとは。

まあこの人が一番の戦犯でしょう。
契約金込みで3億5000万の糖尿病持ちってのはリスキー過ぎたな。

若い打撃陣は鴎よりよっぽど素材が揃っているのだがね。
ここ最近を支えてきた和田とカブにいつ決別出来るのかが復権のカギを握っていると思われ。
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趣味変遷

2007年08月26日 22時29分00秒 | 日常
最近とみに思うこと。
元来が飽きっぽいのか、趣味がコロコロ変わる自分の節操のなさ。
前の趣味を捨て去ると言うよりは、新しいものに興味が移りすぎて前のものがおろそかになって、やがて忘却の彼方に消えてしまう。
まあ、全部かけもちでやってたら体もヒマもカネも続かないからそれでいいのかもしれないけど…
そんな私のハマリ履歴。

●ハマリ履歴
1990~1999 中央競馬
1995~     ドライブ
1995~2000 地方競馬
2002~     温泉巡り
1998~2003 競艇
2004~     プロ野球(最近現場にも行かず下火)
2004~     鳴子(不定期)
2005~     カメラ
2007~     釣り?

カメラと釣りは金が掛かるなあと思う今日この頃。
何気に一番続いているのは会社かもしれないw
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夏の八丈島ツアー最終日② ~ふたたび、みたび、しまのたび~

2007年08月22日 22時43分32秒 | 日常
(画像:八丈島空港)

東京から45分で、こんなに楽しめるとは思いませんでした。
ありがとう、八丈島。

●お別れの時
宿に戻り、クーラーを効かせて荷物を片付ける。片付け終わったら昼寝。夕方まで使い放題の特権だ。起きたら、もう午後の日差しは西に傾き始めていた。そろそろ、帰るか。
宿の人にご挨拶を済ませようと食堂に降りる…が、誰もいない(笑)。
おいおい、このまま帰っちまうぞ…
しばらくしてようやく帰って来た賄い係のオバちゃんに喜朗との連絡を取ってもらい、宿代の精算。

「ン、帰るの?」
「ええ、お世話になりました」
「ンなら、乗って」

島のオヤジらしい無愛想にも慣れました(笑)。
シャイなだけです。

「…アジッコは釣れったンかい」
「ええ、神湊漁港で結構釣れましたよ」
「今ァ港でショゴ(カンパチの子供)もソーダもカカるよぉ~。フネなんか乗らんでも堤防で充分さァ」
「私なんか素人ですけど、それでも釣れましたもんね」
「…」

相変わらず話の膨らまないオヤジだw
車はほどなく八丈島空港の前に着いた。

「ン、お気を付けてな」
「お世話になりました!また来ます!」
「…ン」

それだけかよ!(笑)。
オンボロハイゼットが去って行く。オヤジ、愛想も商売のうちだぜw
でも、必要な時以外は常にほっとかれる感じが良かったかもしんない。
好きなときに、好きなようにさしてもらったからね(笑)。
シャルムハウス、お世話になりました。

島焼酎、島唐辛子を漬け込んだ島唐醤油、そしてムロクサヤを始めとする八丈島の特産品と、あとは職場で配る用のどうでもいいお土産(笑)を買い込んで、空港の展望デッキに出る。終始雲をかぶっていた三原山も、最後の最後ですっきりとした姿。羽田からの最終便が八丈島に到着し、大勢の帰省客を降ろして行く。今日は臨時便も飛ぶほどの盛況であった八丈空港。この週末には島の祭りを控え、お盆を故郷で過ごす島出身の人々が、八丈へ戻って来ているようだ。この便が折り返せば、羽田への最終便。混雑のため搭乗の案内が15分遅れたANA831便は、満員の乗客を乗せて八丈島空港を離陸するのでありました。

窓の外に、みるみる小さくなる大賀郷の集落。
夕日を浴びて銀波光る八重根の海原。
飛行機は八丈小島の上を旋回し、機首を北へ向ける。
右手に遠ざかって行く八丈富士の姿を見ながら、さよなら八丈。
私は帰ります。

島と言う隔絶された場所には、非日常が一杯詰まっている。
空と海と、雲と星と。山と大地と、人と魚と。
それぞれに、都会では味わえない「何か」を強く感じた4日間でありました。

羽田空港で、スーツを着た人間の多い事に驚く。
まあ、3~4日経てば、悲しいかなそれがごく当たり前に戻ってしまうのだろう。
日焼けした肌に食い込む荷物の重さが、余計重くなりそうな目の前の現実社会。旅の終わりはいつもこんなものだ(笑)。
それでも、八丈の4日間は、大いにリフレッシュ出来たいい旅でした。
だって、また行ってもいいかなと思ってますからね。

ふたたび、みたび、しまのたび。
まだまだ日本は面白い。

終わり。
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夏の八丈島ツアー最終日① ~最後まで海は青く~

2007年08月19日 23時17分53秒 | 日常
(写真:ちょwwww)

伊郷名という地区にあった、ギョッとするような看板。
場所は深い森の中を走る林道沿い。
いや、「←入口」とか言われてもなあw
不気味過ぎて確認しなかったヘタレな俺を許してくれorz

●最終日の朝
最後の夕日を見納めたので、最後の朝日も見届けなければならない。一応、携帯の目覚ましをセットしておいたが、日の出の1時間前に自動的に起きる事に成功。ちなみに午前4時w寝るのが早いので、平均睡眠時間の6時間は確保してるんだけどね。今日の日の出は、末吉地区の最奥にある汐間(しおま)海岸から。港の奥の細い道を、車が進めなくなるまで進む。日の出前から板を担いだサーファーの兄ちゃんが、軽く会釈をしてから海に出て行った。
末吉地区の断崖の真下、汐間海岸。ここは、引き潮になると波打ち際に熱い湯の湧き出ている海中温泉があるらしい。今は潮が満ちて来ている時なので探すのは難しそうだが…

左手に八丈島灯台を眺める防波堤に陣取って、今日の朝日
朝日を浴びる小岩戸ヶ鼻がオレンジに染まっている。
本当に、4日間天気には恵まれました。

●実質まる4日
宿に戻り、最後の朝飯を食べていると食堂のオバちゃんから「今日何時の飛行機なん~??」と声が掛かる。5時半の最終だよと答えると、「あ~、今日はお客さんの予定詰まってないから、夕方まで部屋使ってていいわ~」と言う嬉しい話。今日も部屋に荷物置きっ放しにして車使ってていいらしい。交渉しようと思ってたのだが、向こうから言って貰って助かりました。この島で車取られて宿を追い出されたら、正直夕方まで何も出来ないからねwつか、来る時も10時くらいから部屋使ってるし、まるまる4日間完全にお世話になってしまった。これで一泊6,500円×3=19,500円。安いねえ。

●八丈植物公園&TEPCO地熱館
朝食を終えてしばらく部屋で朝寝を決め込んでから、宿の近くの八丈植物公園をフラフラしてみる。正直、この島では「人の手が入って整備されたもの」ってあまり魅力を感じないのだが、最終日になってくるともうこの島でやることはやったかな、と言う感じでもあったのでね。園内はロベレニーの並木と、亜熱帯の植物を配した散歩道。空がやたらと青い。そして、誰もいません。だって暑いしw
ここには、「八丈島のキョン」がいる。あの「がきデカ」の必殺ギャグと言えばお分かりになる方にはお分かりに、と言う感じだが、正直、我々の世代の少し上の方々向けかなwリアル世代ではないのでね。キョンは小鹿のようなかわいらしい動物でしたが、クソ暑いので日陰でぐったりしていたのは気になった(笑)。

帰りの荷物になってしまうので、樫立の郵便局から着ない洋服関係を自宅へ送りつけてしまう。郵便局が開いている事に今日は平日なんだ、と気が付く。
こんな小さな集落の郵便局なのに職員が4人もいるのだが、うち一人は明らかに涼みに来た地元のジジイと世間話をするだけの係のようだ(笑)。郵政民営化なんかクソ食らえと言う感じの素敵な人件費の無駄遣い。

お次は中之郷のTEPCO八丈島地熱館へ。いや、マジであんまり行くトコないんだってw
いかにもこう言うトコにありがちなスライドショーを一人で鑑賞(笑)。八丈島では、地中のマグマに水を通して沸騰させ、タービンを回して発電する地熱発電が重要なエネルギー。蒸気機関車のようなもんですね。

●洞輪沢へ
今朝日の出を見た汐間海岸は、末吉地区の最奥にある洞輪沢(ぼらわざわ)と言う漁港集落にある。この集落は三原山から続く溶岩台地の断崖の真下にあり、天然の要塞のような形をしている。それもそのはず、太平洋戦争中にはこの崖の岩穴に旧日本軍の人間魚雷「回天」が格納されていたらしい。硫黄島を奪われた日本は、本土決戦を見越してここで米軍の北上を食い止めようとしていたとか。
この一帯は、断崖の上を走る道から眺めると実に風光明媚な海岸線が連なっており、見る者の心を奪う。断崖から落ちる汐間の滝の水しぶきの涼しさ。最後の日まで、八丈島の海は青過ぎるくらい青かった。

●タダ
この洞輪沢には、漁港の敷地内に温泉がある。簡素なブロック積みのこの建物が洞輪沢温泉。末吉地区の有志が管理するこの温泉は無料で開放されている。大きな浴槽に2本のパイプから大量にドコドコとお湯が投入されているのだが、めったに人の来ないこの浴場では正直お湯が勿体無いような感じすらする(笑)。お湯、流れっぱなしの溢れっぱなし。止めておけないのだろうか。塩辛く熱いお湯の多い八丈島の中で、ここのお湯だけがぬるめで肌に優しく、居心地はすこぶるよろしい。

●初めての昼食
お湯から上がると、とうとう何をやることもなく、三根の市街に戻って昼食。つか、これまでの3日間昼メシって食わなかったなw
何となく車が止まって繁盛してそうな食堂に入ってみた。かつ丼や焼肉定食のあるマチの普通の食堂だったが、頼んだのは名物のあしたばうどんと天ぷらセット。手前の薬味は島唐辛子です。死ぬほど辛いですw

ごっそさん。
さて、宿に戻って荷物をまとめようかな。

続く。
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夏の八丈島ツアー三日目② ~シュガーシャワー~

2007年08月16日 22時53分33秒 | 日常
(画像:大潟浦園地より)

芝生に寝転んで、海風を受けながら西に日が傾く。
もうすぐ、最後の夕暮れ。

●今日のおかず釣り
末吉の集落から、登龍道路を越えて三根の市街へ。毎日やってる事は同じようだが、結局この後も昨日と同じ釣り具屋でサビキの道具を買い込んで、神湊漁港で釣りをしてしまったw今日は仕掛けが切られたり、取り込みの時にバラしたりして思うように釣果は伸びず。刺身にはなりそうもない小アジ中心にパラパラとかかるので、小アジは持って来た果物ナイフで捌いてアジの開きにしてしまった。
隣のオヤジに感心されたw

●最後の夕暮れ
おかずには少し少ない釣果を昨日同様宿のオバちゃんに渡して、八重根港方面へ。
すっかり島のライフスタイルに染まった感じだが、もう明日には横浜へ帰らなければならない。最後の夕日を見届けるために、西海岸沿いをフラフラと北上。だんだんと沖の八丈小島に夕日が重なって行く。
こんな謎を秘めた看板に惹かれて、海岸へ降りる小道に入ってみる。

八丈島の北部、ナズマド。何だかドラクエの呪文のような地名だw
小道の突き当たりは、ダイバー小屋がぽつんとあるだけの岩礁だった。この辺りの海岸が一番八丈小島に近い。今日はここで夕日を見ることにしよう。何故か、野良犬が一匹波打ち際の岩礁を歩いている。とうに日は八丈小島のはるかかなたに傾いて、おぼろな水平線の上に並行して層のように雲が渦を巻いて浮かんでいる。

この島に来て、その美しさに魅了されたのがこの八丈小島
何と言うか、八丈島だけでは美しくなくて、この小島があって初めて八丈の風景は完成されるのではないかと。そんな感じのする島である。だだっ広い海の風景にアクセントを加えてくれるこの島は、朝は陽光に輝き、昼は空と海の青に囲まれ、夕闇にシルエットを落とす。海からすっくと屹立して、優美に裾を広げるその姿は、このナズマド付近から見るのが一番美しいかもしれない。
この小さな島にある山は太平(たいへい)山と言い、標高は617m。伊豆諸島の中でもかなり高い部類の山になる。この八丈小島は八丈富士より古くから形成されていたらしい。昭和30年代までは人が住んでいたそうだが、今は無人島だ。

最後の夕日は、高温で液体になった銑鉄のような色を残して、海へ消えていった。

●人それぞれ
宿に戻って夕食。昨日から某早稲田大学のダイビングサークルの連中が宿に20人程度宿泊しており、食堂は大賑わい。つか、やかましい(笑)。まあ、酒を飲まずとにかくメシをガツガツワイワイ食って、メシ終わったら全員で「ごちそうさま!」と叫び、パパパッと片付けて帰ってしまうんで、わりかしストイックな連中なのかもしれない。
そのせいで私のような独り者やカップルは食堂の片隅に追いやられるのだが、私と相席になった男性の二人組、なんとレジャーではなくて仕事での八丈滞在だそうだ。航空関係のレーダー設備をメンテナンスする技術者の人で、今回は八丈に3ヶ月間滞在するらしい。帰るのは秋なんだってさw
「いや、石垣島で半年ってのもありましたから…ここはまだ思い立てば東京帰れますから楽ですよ」との事。人には、「お仕事がリゾート気分で結構ですねえ」みたいに言われるらしいが、全然そんなこたーないらしいです(笑)。当たり前か。おかげで、マリンレジャーはかなり達人級になってしまったとの事。聞いたところによると、こういう人も滞在するから、ここのメシは遅いんだってさ。それでも、まだ今日は早いほうらしい。なるほどね。

「もう宿の人にも帰ってくるの待たないでいいからメシ置いといて下さいって言っておくんです」
「でも仕事でハマって遅くなって、誰もいないシーンとした食堂で夕飯食べるのは侘しいですよ(笑)」

この後ちょっと野暮用があったのでアルコールは遠慮したが、話を聞きながら島焼酎の水割りを作ってあげる自分。隣のオジさんも話に加わって来た。この方は、八丈の海が大好きで、ヒマと飛行機の空席を見付けてはこの島へ来て潜っているそうだ。よもやま話、人それぞれ。

●ヤボ用
ちょっと宴席を抜けてハイゼットのエンジンを掛ける。目指すは、登龍峠。
もう何回この峠道を登ったか分からないが、昼間の光景を見て、これは夜景も素晴らしいだろうなあと言う思いから。車のライトがなければ墨の海に潜ったかのような暗い暗い峠道を登龍峠を目指して走る。イタチのような小動物が目の前を横切ってハッとする。びっくりしたなあ。もう。

登龍峠に到着。したが…ライトを消すと真っ暗で、自分の足元が見えないw
5分程度車のライトを消して、運転席で暗闇に目を慣らす作業が必要になった(笑)。
去年の冬の北海道でも感じたのだが、「本当の暗闇」ってのは怖いもんです。

さて、目がなれて、ようやく辺りがうすぼんやりと見えて来たので、三脚とデジカメをかついで展望台へ行ってみる。

☆登龍峠からの夜景

底土の港の灯りが、静かな夜の海に映っている。
奥のほうに東西に走るのが空港道路、手前が三根と大賀郷を結ぶメインストリート。右手奥にS字型にくねって続くのが、島の北部を周る永郷道路ですね。
小さな島の、控えめに美しい夜景と言う感じだ。

しばらくボンヤリタバコをふかしながら夜景鑑賞。
ふと、上を向いて気付く夜空は、一面満面のこぼれるような星空。

☆登龍峠から見た星空

本当の暗闇が見せた、粉砂糖をこぼしたような夜空。
何がどれ座だかさっぱりわからないけれど、これは圧巻。
個人的には、30秒露光でこれだけの夜空が撮れるのがスゲエと思いましたw

続く。
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