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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

お客さま、それぞれ。

2025年04月13日 10時00分00秒 | 天竜浜名湖鉄道

(満開の桜迎えて@豊岡駅)

新所原方面行きのホームに満開の桜咲く豊岡駅。旧豊岡村の中心地にあります。国鉄時代は野部と称しておりましたが、おそらく兵庫県に先に豊岡駅があったからNGだったんでしょうね。相対式ホーム&2面2線の交換設備は掛川~天竜二俣間の王道パターンの配線です。ちなみに、先ほど訪れた原谷駅も三セク転換後に交換が復活したパターンですが、国鉄時代の二俣線は交換駅が少なく、遠江桜木・遠江森・遠江二俣・宮口・金指・西気賀・三ヶ日の7駅しかありませんでした。これでは列車の本数を増やすなんてとてもとても・・・ということで三セク転換後に原谷・豊岡・知波田の3駅に交換設備が復活。掛川口・新所原口ともに増発が可能となりました。

街へ出て行く親子連れと女子高生が桜の木の下で列車を待っていると、やって来たのは「天浜線さくらトレイン」のヘッドマークを付けたTH2100形。ラッピングのないスッピンの天浜線現行色です。このシンプルな浜名湖ブルーと三ケ日のミカン山のオレンジ&グリーン、以前はいつでも眺められたものですが、ラッピング天国の天浜線においては今や貴重なものになっています。そうそう、天浜線もこのTH2100形に置き換えの計画が進んでいて、2025年以降順次新型気動車への交換が決まっているのだそうで。そんな古くも見えないんですけどね。沿線の財政が比較的豊かな市町村に恵まれているが故でしょうか。

発車間際にどっと駆け込んで来たのが外国人の労働者の皆さん。近隣の工場で働いているのだと思われるけど、おそらく国際免許などを持たない彼らには、たまのお出掛けには天浜線が日常の貴重な足なのでしょう。日本国内の技能労働力不足を埋める彼らが意外にも地方の鉄道のユーザーになっていること、最近出かけた先で案外リアルに感じるものでもあります。特に沿線が工業地帯を走る路線に多いんですよねえ・・・北関東とか特に顕著で、東武小泉線とか両毛線とかね。


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