

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
本日、

予報よりは大雨が長引かず、適度なお湿りになりました。この時期、秋野菜は大きくしたいので雨が欲しいですが、田んぼは乾かしたい時期(特に今年は)なので、ちょうど良い雨だったかと思います。これから数日晴れ間が続くので、ダイコンさんにはさらに生長を期待しております。

そろそろ、タマネギの定植期なので、タマネギの育苗も後半戦となりました。
最初に播いた苗たちは、すでに定植出来そうなまでに大きくなってくれました。

直植えセルトレイ、200穴タイプ

鉢上げセルトレイ、128穴タイプ

鉢上げポット苗
と現在、無農薬・家庭菜園でもタマネギがよく育つ工夫として、自然育苗の仕方を苗床に直接播くやり方から、バージョンアップしております。
ここ数年で、自然育苗の試験もだいたい終わり、ある程度確立できてきました。
育苗は、野菜の気持ちになることが基本なので、もっと野菜を知り、友達(共立)になる必要があります。
タマネギという野菜の生い立ち、品種改良など知れば知るほど、化学肥料に向いていたため、無農薬・有機農業では土作りや水やりといった根本からボトムアップしないとよく育たない野菜だと思います。
タマネギは、育苗から定植までがとても大切で、苗の大きさや定植の仕方によって、越冬率、秀品率が決まってきます。
無農薬で新鮮な苗は売っていないので、自分で育てるしかなく、今までそのやり方が家庭菜園では難しかったと思いました。
そのため、この10年間位の間、畑から遠くても、近くても、本数が少なくても、多くても対応できる自然育苗をテーマに生み出されたのが、これらのやり方です。



先日、ちょっと遅れましたが、タマネギ苗床にイチゴとニンニクを植えることができました。
タマネギ苗床の跡地は、イチゴの栽培と苗床になるので、そのコンパニオンプランツとしてニンニクも植えておきます。
タネ用ニンニクの苗床ともいえます。

ニンニクは、木嶋先生が提唱のつるつる植えです。
自然に生えてくるニンニクは、この時期薄皮はなく、つるつるの状態で土で待機しております。
寒冷地や不耕起栽培では、この一皮むくことで、根張りの良い大ぶりのニンニクになるので是非やってみてください。

イチゴ、ニンニク、タマネギが共存する苗代でした。
今後本格的な霜がくるまでは、ヘタに草マルチせず、裸地でイチゴを育て、根を深く張ってもらいます。
霜が本格的に降りる頃になったら、ワラや冬草でタップリマルチしてあげることで、霜対策、来年のイチゴの良質果実の収穫につなげます。
今年は、イチゴをハクビシンにたくさん食べられたので、来年は、その対策(ネットトンネル)も含めてあります。
今年は変な天気ですが、今後ハクビシン、イノシシ、シカなどの対策を含めて秋冬の畑にどんどん変わってきます。
今日から、1泊2日の自給自足Lifeスクールです。
キノコ狩り、栗拾い、お米の収穫、脱穀、新米を愛農かまどで炊いたり、
ミミズコンポスト(トイレ型)を作ったり、ロケットコンロを作る予定です。
自給自足Lifeスクールでは、持続可能な田舎暮らしをテーマに、栽培だけでなく、衣食住全般を泊まりがけで行います。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
次回11/1(水)
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど
現在、例の二段式で3種類のタマネギを128穴トレーで育てています。
竹内先生は、ビニールハウスではなく、外圃場の地面に置いて、最初から育てていたのでしょうか?
此方は、自宅の駐車場で(下はコンクリート)で、少々の雨なら、そのまま外に並べたままにしており、雨が長くなるようなら、車庫に入れています。
日中は、勿論だしっぱなしです。
水遣りは、朝、だけにしており、雨の日には二日に一度だけにするようにしています。
未だ、発芽して10日ほどですが、基本的には、圃場でのトレーの直置きの方が条件としては良いのでしょうか?
圃場に置きっぱなしにしていると、雨でトレー内育苗土の養分が抜けて,育ちが進まない様な気がしますが...
そうですね。具体的ないい質問です。
この方法には、まだ書籍などで未発表の最新の方式なので、自然育苗コースを受講していないとタマネギの育苗の基礎が抜けてしまうと、あまりうまくいかないので、それは今後何かしらの方法でお伝えするとして、ご質問だけにお答えすると、
タマネギの育苗最適発芽温度・生育温度下で発芽生育させるので、ハウスである必要はないのですが、日が当たらない場所や雨にさらされる場所の場合は、タマネギの生育が緩慢になります。
水やりは、朝か日中、もしくはその両方で、土の水分が60%をキープできるように工夫します。
また、苗は基本的に頻繁に移動させるものではないので、特にタマネギは移動させたら、その後そのままにしておけるようにします。
私の場合128穴の場合、初期は、水やりのしやすい場所で、育て、発芽して、ある程度発根したら、(移動)畑で鉢底あげして、水管理を続けます。
雨が多い場合、土ボカシ(米ぬか油かすボカシ+土)の量を多くしたり、1~2を3回などに数を増やし補いを多くします。
タマネギは、最も育苗が難しいので、育苗の基本とタマネギの育苗のキモを押さえて、タマネギの気持ちになって育てることが肝要です。
発芽したばかりのものは、暫く自宅にて様子を見ます。
7~8㎝に育った極早生アップ1号は、未だ、僅かしか発芽していない同アップ1号の、圃場の苗床に播種した直ぐ傍に並べて置きます。
もしかしたら、成長しているものが未発芽のものに伝達(促進信号を)し、生えてくるかも!?ですね。
(''◇'')ゞ
もちろん当方も200穴で実践中です。セルに2粒播種したものの3-4粒にこぼれたものもありセルからは2本以上発芽して生育しているものも結構あります。
そこで間引きですが育苗中に1本/セルに整えねばならないのか 何本までの間引きをやればいいのでしょうか?玉ねぎは密植がきくので2本まではそのまま定植すればいいとおもうのですが。
またぼかしの上からパラパラですが 播種して20日たてばやればいいでしょうか?雨は多すぎることなく普通に降っているの程度なので養分が抜けているとはおもえませんが?
また定植する際にはセル面が畑の面と同じレベルになるようにやればいいのでしょうか?深ければビワ玉に浅ければ扁平になるので同じレベルのままがいいのではと思っています。
そうですね。ならいいのですね
ただタマネギ、ニンジンなどは発芽していなければ発芽してくるというより、
発芽してしまって、枯れた、異常発芽した結果発芽していないように見えることが多く、
10日経っても発芽して来ない場合、追加で播き直した方が確実です。
1)そうですね。発芽2週間以内に間引きます。
間引きで抜いたネギは、まとめて8本位ポットに移植すると、そのまま育ちますよ。
2)タマネギの育苗期間は40~50日です。
発芽して、発根しポットから根が出る前に、200穴の場合、苗床に移動。
その後、セル苗の穴から根が出れるようにしっかり鎮圧することが大切です。
そうすることで、穴から根がちゃんと地面に出れること、根が出た後は、水やりが楽になります。
3)本葉が2枚でる前に、ボカシなどで補いはじめ、1~3回程度(7日おきに)様子を見ながら、補い、雨が降らない日は、ほぼ毎日水やりを行います。
ポイントは、生育スピードが落ちないように、補うことです。
4)定植は、元のセルトレーの高さで定植するのがいいでしょう。
上に補ったボカシや土、クン炭などがあり、それが結球する際までに効いてくるといった感じです。
セルトレーでの定植(本植)は、根を切られないため、活着がものすごくよく、多少小さな苗でも春までに大きくなるので、あまり植え遅れないようにすることが大切です。
そうですね。
作物には作物自身のペース配分(生育スピード)があり、それと地域風土の天候がベストマッチするととても良く育つので、旬に野菜を育てることが一番のよく育つ基本になります。
その上で、野菜の生育スピードに特徴をとらえ、半歩先を補う(お世話する)と、野菜は喜びますし、遅れたり、やり過ぎたりすると(大きなお世話)で病虫害や生育が悪くなるといった感じです。
タマネギは、けっこう鈍いがマイペースな野菜なので、九条ネギがウサギだとしたら、タマネギは亀さんといった感じです。
去年の泉州中高黄は、128穴中、僅か10本の発芽です。今更、蒔き直しはしませんが、保管方法が悪かった?せいか、やはり玉葱種の寿命は2年は持たないのかな?と思いです。
畑への移動は、明日以降になってしまっていますが、松尾さんが教えて下さったように、間引きはよく湿った土の状態で、引き抜いてみます。
間引いたものは、殆ど発芽していない、圃場の専用育苗エリアに植え付けてみます。