よむよま

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「家族ノカタチ」第7回

2016-02-29 21:17:15 | 慎吾
ドラマ「家族ノカタチ」第7回

浩太の母・めぐみちゃんの「約束」とは、
彼女が一旦あきらめた看護師になる夢を実現することだった。
看護学校の学費をおやじさんが出してやってたの。

大介があれこれ質してもちゃんと答えようとしないおやじさんに、
「こういうときは以前と同じ、だんまりか」と言うシーンとか、
「これは俺一人の問題だ」と突っぱねるおやじさんに、
「その言葉はいままでのおやじにそっくり返したいね」と言うシーンとか、
めぐみに正面切って、結婚詐欺じゃないのか、看護学校うんぬんは嘘なんじゃないのかと問い詰めるシーンとか、
大介がバシバシ言うシーンがとってもよかった。

葉菜子のほうは、仕事の無理がたたって倒れてしまって、
モトダンが病院へ運び込んで助けてくれるの。
この二人のやりとりもよかったし、
おかあさんが、なんでモトダンとうまくいかなかったのか、どうしてもやり直せないのかと聞くシーンもよかった。
ちょうどお見舞いに来ていた大介がそこに居合わせる羽目になって、
微妙な顔をしてて、その大介もよかったの。

めぐみが看護学校に入ろうとしてるのがほんとうだったことと、
(もっとも彼女、受験当日、若い女学生ばかりなのに気おくれして逃げようとしてたけど)
浩太が学校で孤立してた問題が非常にあっさり「友達できた」みたいになってたこととか、
そのあっさり解決ぶりはやはり不満なんですけどね。

それでも、今回はなかなかよかったわ。
めぐみの水野美紀がうまい。
この人、いい女優さんになったのね。ただの美人女優だったのに。

慎吾くんはますますいいです。
大介は最初のころからは考えられないほどおせっかいになってるけど、
それでも人との距離はたいして縮まってないのがリアル。
人の本質はそんなにホイホイ変わらない。

今回見てて思ったんだけど、めぐみは大介のほうが釣り合うよね、年齢的にも。
もしかして彼女のほうが若いとか?
おやじさんは病気らしいから、父亡き後、大介・めぐみ・浩太の3人で一緒に暮らす?
それもいいかも。

タイトルの出し方が、高層マンションの上から、家の字のウカンムリがゴーッと低い音とともに落ちてくるの、
あれ、抑え込まれる感じじゃない?象徴してるのかしら。
コメント
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