山口県・周防大島町の「庄地のスイドウ」
【棚田百選以外の棚田】
「庄地のスイドウ」です。
このスイドウは山の傾斜地にある棚田に水をうるおすために築かれた、
長さ160mの地下トンネルの水路のことです。
この地域では古くから、農業用水を確保するため工夫がなされてきました。
そのつくり方は、山に横穴を掘って水を探し出し、
上の棚田をつくる時に、前もってトンネルのような石垣の水路をつくって、
その上に棚田をつくり、棚田の下を通して水を流しました。
築造時期は、鎌倉時代末期から室町時代と推定されます。
山口県の有形民俗文化に指定されています。
この地域の石を加工する人々の技術は、
昔から海岸の防波堤などに生かされ、「大島の石垣づみ」と認められていました。
その技術を生かして造られたものといえます。
撮影者:今井 英輔
撮影日:6
撮影日:6
月16日
投稿者:今井 英輔
投稿者:今井 英輔
【交通】
●鉄道・バス/JR山陽線「大畠」駅から
防長バス「周防油宇」「(久賀経由)町立橘病院」「周防八幡」行「県大島総合庁舎前バス停」バス停下車」 徒歩で
●車/山陽自動車道「玖珂IC」
⇒国道473号線で周防大島へ⇒県大島総合庁舎前へ行き問い合わせて下さい。