新潟県十日町市の「清水の棚田」
【棚田百選以外の棚田】
3月11日の東日本大地震の翌日、3月12日未明に長野県北部を震源に震度6強の地震が発生した。長野県栄村、新潟県十日町市でも被害を被ったことは余り知られていない。農村の原風景として人気の高い十日町市松代地区の「清水の棚田」で、4月19日に大規模な地滑りが起きていたことがわかった。早速4月29日に現地調査に出かけた。市の調べでは、地滑りは幅100メートル、長さ500メートルの範囲にわたり、農地全体での被害面積は約6・5ヘクタールで、農家3戸が耕作する約2ヘクタールの棚田が直接被災した。3月12日未明に長野県北部を震源に起きた地震で地盤に亀裂が入り、そこに雪解け水が入り込んで誘発したとみられる。道路が崩壊して近づくことができず、棚田全体で今年の耕作はほぼ不可能となった。
松之山地区の「留守原の棚田」も大規模な地滑りが起こっていた。
震災前(09年2月28日撮影)
震災後(11年4月29日撮影)
撮影者:今井 英輔
投稿者:今井 英輔
投稿者:今井 英輔
【交通】
●鉄道・バス /ほくほく線まつだい駅から約10km、車で約20分
●車 / 上越道六日町IC⇒国道253⇒まつだい駅⇒県道219号