先日のNHKにっぽんの芸能は「端唄・小唄・うた沢」だったのですが、その中で解説の方が「三ゴ」という言葉を使っていました。
昭和20年の終わりから昭和30年代に紳士のたしなみとして、囲碁・ゴルフ・小唄がもてはやされ、それを「三ゴ」といったのだそうです。
昔の支那や日本では、文人の風流韻事として琴棋書画つまり琴・囲碁・書・絵があり、よく画題にもなっています。
三ゴと琴棋書画を比べてみると、囲碁が不 . . . 本文を読む
前回に引き続き防寒着の話です。
丹前とどてらに関して辞書を引いてみました。
広辞苑第五版
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【丹前】
厚く綿を入れた広袖風のもので、衣服の上におおうもの。「丹前風」から起るという。
江戸に始まり京坂に流行した。主として京坂での名称。江戸で「どてら」と称するもの。
【どてら】
普通の着物よりやや長く大きく仕立て、綿を入れた広袖の着物 . . . 本文を読む
最近、日本の音楽に興味がありまして。いろいろなCDを聞いたりしているのですが、ちょっと気になる唄に出くわしました。
京都府丹後地方の宮津のことを唄った有名な民謡「宮津節」です。
(民謡の歌詞にはバリエーションがあり以下に紹介するのは一例です)
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二度と行くまい 丹後の宮津 縞の財布が 空になる
(丹後の宮津で ピンと出した)
(丹後の縮緬 加賀の絹 仙台平やら . . . 本文を読む
和服の袖に特別な意味があるということは、以前このブログでも書いたけれども袖について調べていたら、アニメ日本昔話の「袖切り化け物」という話を見つけてしまった。
ちょっと怖い話だけれども、よろしかったら見てください。 . . . 本文を読む
「生かしておきたい江戸ことば450語 」 澤田一矢 幻冬舎文庫
上の本を読んでいたら「ぞろっぺい」という言葉に出くわした。
「ぞろっぺい」:働く時長い着物をぞろりと着流して端折らぬ者を<ぞろ兵衛>といい、だらしのない、しまりのない、いい加減なの意を表す。
ぞろっぺいにならないよう気をつけたいものです。
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