多聞 きもの手帳 <男の着物日記>

男の着物、和服で外出、着物関連図書、その他いろいろ

鳶職用品の世界

2005年11月22日 | 男の和装小物
お祭り用品とかなりオーバーラップするところもあるのだが、鳶職関連用品には「和」の味が濃いものが多い。 その衣装群は独特の名前がついためくるめく異世界である。 >>参考 ワークショップ「タカショー」 以前テレビ番組で若い外国人観光客の間で、作業用品店がお土産の穴場スポットとして知られている、ということを紹介していた。鳶の衣装は忍者の装束に通じるところがあるので、外国人に受けが良いのだろう。 鳶職と . . . 本文を読む

お祭り用品店

2005年11月21日 | 男の和装小物
男性用の和装小物に関して、祭り用品店というのは重要な存在である。褌、足袋、袋物、手ぬぐいなど、意外と安い値段で手に入れることができる。 私は、着物に興味を持ってから初めてお祭り用品店というものの存在を知った。浅草あたりには古くからあったようだが、現在ではネット販売している店もたくさんある。 そのサイトを見ると、手甲、股引、腹あて、地下足袋、はちまき、鯉口シャツなど、興味深い品々が並んでいる。 私は . . . 本文を読む

強力エリモト

2005年11月19日 | 裏技集
衿元の乱れを防ぐにはいくつかの方法がある。一番簡単なのは安全ピンで留めてしまう方法だが、これは結構大きな穴が開いてしまう。 礼服の場合は縫ってしまうという手もある。 衿留めといわれるクリップも市販されているが、強く留めることは出来ないので私のような肥満力がある人には不向きだ。 そこで私は襦袢に紐をつけるという方法を取っている。この方法はいくつかの本でも紹介されている(たとえば「男のきもの達人ノー . . . 本文を読む

江原啓之

2005年11月18日 | 雑文
最近のTV出演者の中で着物姿が目立つのが、霊能力者江原啓之である。 で、彼の着姿を見て気になるのが、半襟が着物の襟の後ろに引っ込んでしまっていることだ。 これには同情を禁じえない。私も彼と似たような体型だからだ。 理由としては以下の二点があるだろう。 一、でぶ、いや身長に対して体重が多い人は、体の動きによって着物の生地が引っ張られるので襟が乱れやすい。 二、そのような体型の人は、着物は体型に合わせ . . . 本文を読む

「陰翳礼讃」 谷崎潤一郎 世界教養全集6巻

2005年11月17日 | きもの古書室
谷崎潤一郎の有名な随筆である。 潤一郎は1886年(明治19年)東京日本橋に生まれた生粋の東京人で、1823年(大正12年)の関東大震災を機に関西に移り住んだ文化人の一人だ。 潤一郎は最初は関西の文化に異質なものを感じたが、その後積極的に関西弁を作品に取り入れ「春琴抄」「細雪」などの名作を発表していく。 陰翳礼讃は1933年の執筆である。1868年の明治維新と2005年現在の丁度真ん中にあたる時代 . . . 本文を読む