三ない運動と言うものがある。
有名なのが選挙の三ない運動「お金を贈らない、求めない、 受け取らない」や、バイクの三ない運動「高校生がバイクを乗らない、買わない、(免許を)取らない」など。
で、きものにも「三ない」と言うのがある。
けれどもこれは運動ではなく、きものが売れないあるいはきものを着れない理由なのだ。
つまり
1、高くて買えない
2、自分で着られない
3、着ていく場所がない
というものだ。 . . . 本文を読む
転居して、玄関に備え付けの下駄箱が以前より小さくなった。
我が家の場合、夫婦そろって和モノと洋モノがあるから、単純にいって一般家庭の倍の量。とても入り切らない(´д`;)
そこで、細君のアイデアにより、ホームセンターで奥行き30cmの棚(一般的には本箱用か?)を購入。ベニヤ板で平均10cm間隔で棚を追加した。
とりあえず収納できればよいので簡単な塗装にした。
これで、和の履物は全部収納可能とな . . . 本文を読む
新潮文庫 『堪忍箱』 の一編「砂村新田(すなむらしんでん)」に次のようなくだりがある。
ある見知らぬ男に関しての二人の女の会話。
「あれ、誰だい?」
「知らない人です」
(中略)
「いい身なりをしていたけど・・・」「旦那衆みたいでした」
「とんでもないよ。やくざか遊び人に決まってる。羽織の紐を喧嘩結びにしてたもの」
「喧嘩結び?」
「おや、知らないの?」
「そういう、やくざや巾着切りの良くやる . . . 本文を読む
着物関係のイベントなどに参加して、いろいろ思うことがある。その一つが、着物関係各種団体の「偉いさんの着姿」だ。
男性の生の着姿をまじまじと見る機会はそんなにない。しかも業界人のそれを拝見できるとあって私の目はランランと輝いていたはずである。
しかしだなあ。ほとんどの場合感想は、「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ 自分の着物。持ってないんだ・・・・」
明らかに借り物のツ . . . 本文を読む
ブラシの類がなぜか好きだ。細君も箒やブラシが大好きなので、ブラシ専門店などを見つけると吸い込まれて入ってしまう。
浅草の「かなや」さんも、別の用事で通りがかりった際ついよってしまったブラシ専門店。
多種多様のブラシを見ていると、ご主人が和装用のブラシを薦めてくれた(写真手前)。
奥にある黒い洋服用とどう違うのかというと、毛足が長いものと短いものとの二重構造になっていて、布地をいためない工夫がされて . . . 本文を読む