パナマは高い。草履も帽子も高価である。しかし、中には値段が比較的安いものがあるから不思議だ。
お店の人と話していて「本パナマ」という言葉があることを知った。「本パナマ」があるということは「本物でないパナマ」もあるということになる。
ここで、パナマ帽を多く扱う帽子専門店 「文二郎帽子店 ぶんじろうぼうしてん」 の解説を見てみよう。
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夏の天然素材というとまず「パナマ」といわれますが、一般的には本パナマ・カンピ・モコラ・パーム・麦わらなどすべてをひっくるめて呼ばれている場合が多いのです。
パナマ業界では「パナマ」には「本」を付け、「本パナマ」と呼び、その他天然素材のものは、総称して「雑パナマ」「雑材」と呼んでいます。
戦前愛用された「パナマ帽」と呼ばれたものの中には、台湾産の「パーム」が多かったそうで、一見「本パナマ」に似ていますが、もう少し草が太く重みも感じます。参考までにカンカン帽(ボーターハット)は麦わらで出来ています。
「本パナマ」とは、南米・エクアドルのトキヤ草を乾燥させたものを、現地の人が高度な技術で「帽体」に編み上げたものをさします。これを輸入業者から買いつけ、当社が帽子に仕上げるのです。
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一口にパナマといってもいろいろなものがあることが分かる。
しかし、ここで一つ疑問が持ち上がる。「トキヤ草」という植物についてである。大抵の辞書の類には、パナマ帽は「パナマ草」から作られると書いてあるからだ。
「パナマ草」は学名をCarludovica palmataというパナマソウ科の植物である。
「パナマ草」=「トキヤ草」なのか「パナマ草」の一種が「トキヤ草」なのか、それともまったく別の植物なのか・・・よく分からない・・・・・
Wikipediaで“Panama hat”を引くと、「パナマ帽は、パナマ帽ヤシ(学名Carludovica palmata、jipijapaまたはtoquillaとも呼ばれる)から作られる」との記述がある。
この「toquilla」が「トキヤ」なのかと思ったが、ウェブで検索した限りはjipijapaは「ヒピハパ」、toquillaは「テキーラ」と発音するらしい。
謎は深まるばかりである。
お店の人と話していて「本パナマ」という言葉があることを知った。「本パナマ」があるということは「本物でないパナマ」もあるということになる。
ここで、パナマ帽を多く扱う帽子専門店 「文二郎帽子店 ぶんじろうぼうしてん」 の解説を見てみよう。
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夏の天然素材というとまず「パナマ」といわれますが、一般的には本パナマ・カンピ・モコラ・パーム・麦わらなどすべてをひっくるめて呼ばれている場合が多いのです。
パナマ業界では「パナマ」には「本」を付け、「本パナマ」と呼び、その他天然素材のものは、総称して「雑パナマ」「雑材」と呼んでいます。
戦前愛用された「パナマ帽」と呼ばれたものの中には、台湾産の「パーム」が多かったそうで、一見「本パナマ」に似ていますが、もう少し草が太く重みも感じます。参考までにカンカン帽(ボーターハット)は麦わらで出来ています。
「本パナマ」とは、南米・エクアドルのトキヤ草を乾燥させたものを、現地の人が高度な技術で「帽体」に編み上げたものをさします。これを輸入業者から買いつけ、当社が帽子に仕上げるのです。
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一口にパナマといってもいろいろなものがあることが分かる。
しかし、ここで一つ疑問が持ち上がる。「トキヤ草」という植物についてである。大抵の辞書の類には、パナマ帽は「パナマ草」から作られると書いてあるからだ。
「パナマ草」は学名をCarludovica palmataというパナマソウ科の植物である。
「パナマ草」=「トキヤ草」なのか「パナマ草」の一種が「トキヤ草」なのか、それともまったく別の植物なのか・・・よく分からない・・・・・
Wikipediaで“Panama hat”を引くと、「パナマ帽は、パナマ帽ヤシ(学名Carludovica palmata、jipijapaまたはtoquillaとも呼ばれる)から作られる」との記述がある。
この「toquilla」が「トキヤ」なのかと思ったが、ウェブで検索した限りはjipijapaは「ヒピハパ」、toquillaは「テキーラ」と発音するらしい。
謎は深まるばかりである。
・テキーラはスペイン語でtequilaとつづります。toquillaは「トキージャ」です。
・トキヤと読むのは許容範囲ですが、トキーヤあるいはトキージャと読むのが文法的に正しく、現地エクアドルの語感ではトキージャと発音すべきでしょう。
・パナマ草の一種がトキージャ草で、近縁種が必ずしも同様の用途に堪えるわけではないのです。
かしこ
どうもありがとうございました。
トキヤ草(トキージャ草)は、パナマ草の一種なのですね。
すっきりしました。ありがとうございます。