「乙女の港」 川端康成 淳一文庫
国書刊行会から出ている「中原淳一文庫」というシリーズに入っている、川端康成の少女向け小説「乙女の港」を読んでみました。
昭和十二年から十三年に「少女の友」に連載されたもの。挿絵はもちろん中原淳一。
実はこれも、「大正ロマン着物女子服装帖―ポニア式コーディネート術」で紹介されていたものです。
港町の基督教女学校(ミッションスクール)を舞台にした少女と“お姉さま” . . . 本文を読む
「大正ロマン着物女子服装帖―ポニア式コーディネート術」大野らふ 河出書房新社で紹介されていた、谷崎潤一郎の「痴人の愛 (中公文庫)」を読んでみた。
大正十三年(1924年)から連載された小説なのだが、「春琴抄」と違って驚くほど現代的な文体。
文庫本では新字・新かなに修正されていることもあって今の本のようにすらすら読める。三百頁近いのだが一気に読んでしまった。
物語は単純なので詳しく紹介するまでもな . . . 本文を読む
和服の袖に特別な意味があるということは、以前このブログでも書いたけれども袖について調べていたら、アニメ日本昔話の「袖切り化け物」という話を見つけてしまった。
ちょっと怖い話だけれども、よろしかったら見てください。 . . . 本文を読む
「大正ロマン着物女子服装帖―ポニア式コーディネート術」 大野らふ 河出書房新社
最近続々と着物関係の書籍を出版している河出書房新社からまた新刊が出た。
東京根津で古着きもの店「ポニア・ポン」を営んでいる大野らふさんの本。
書名の通りの本なのだが、店や自分の宣伝に偏らない内容で、多種多彩な古着着物を大雑把に分類して、うまく組み合わせる方法を紹介している。
なにより、好もしいのは、「大正ロマン」とい . . . 本文を読む
今年も京都きものパスポートを入手した。
今年から有効期限が一年間と長くなって嬉しい。
またサイトから入ってQRコードを読み込み携帯サイトに行くと、パスポートをダウンロードでき、携帯電話を見せることで手帳として使用可能。
今年も残り二か月を切ったがもう一度京都に行く予定があるので楽しみ . . . 本文を読む