ぜん屋さんで見つけたすぐれもの。
細君の雨下駄の爪革がぼろぼろになったので、ぜん屋さんで求めたところ、透明の爪革を勧められた。
ぜん屋さんが特別に作ってもらっているのだそう。
内側に出っ張りがあって下駄の台にちょうどはまるようにできている。これなら歩いている最中にずれたりしない。
値段はちょっと高めの1500円。
男性向けはありませんでした。 . . . 本文を読む
「若きサムライのために」 三島由紀夫
昭和43年から44年にかけて「Pocket パンチ Oh!」という雑誌に連載された「若きサムライのための精神講話」という文章と、他の場所に三島が若者や学生運動に関して書いた文章を合わせて一冊にまとめた本。
「Pocket パンチ Oh!」という雑誌がどんな雑誌だったのかは今となってはわからないけれども、インテリ学生を対象としたような雑誌でないことは間違いない . . . 本文を読む
先日上野の美術館めぐりをしたのだが、どしゃぶりの雨だった。
アッパースの雨コートとH商店の雨下駄のおかげで着物が濡れることはなかったのだが、とにかく足が疲れた。
二枚歯の下駄は都市の固い地面を歩く履物ではないのだ。特にタイルの床は滑りやすくて危険でさえある。
そこで、意を決して「ぜん屋」さんで雨草履を購入した。
男性用の雨草履があまり売っていないということは以前このブログにも書いたのだが、ぜん屋 . . . 本文を読む
「きもの美」 白洲正子
白洲正子の「きもの美」が文庫本になったので読んでみた。
1961年に出版された本である。
白洲正子にはと着物に関する本がいくつかあるが、この本は着物入門書的な位置を占める。
読むと意外なほど現代的な感じがする。それは、白洲正子が明治生まれの女性には珍しく着物とは無縁の環境で育ち、大人になってから着物の魅力を知った、というところが私たちと共通するからかもしれない。
しかも、 . . . 本文を読む