多聞 きもの手帳 <男の着物日記>

男の着物、和服で外出、着物関連図書、その他いろいろ

ヤバイ

2006年10月29日 | きもの日記2006
先日細君が新しいズボンを買ってきた。ベルト付近があまりにも窮屈なのを見るに見かねての行動である。 着物は洋服に比べて体型の変化に融通が利くからまだまだ大丈夫と思っていたのだが、これが大間違いとわかった。 四年前にはじめて誂えた着物を久しぶりに着たところうまく決まらなかったのだ。 これはヤバイ・・・・・・ 写真は画像加工によって作った減量後の私である(笑)。撮影場所は先日行った世田谷美術館。 . . . 本文を読む

『サザエさんの“昭和”』 鶴見俊輔、齋藤愼爾編 柏書房

2006年10月25日 | きもの図書室
マンガ「サザエさん」に関する評論を集めた本である。収録されている文章を書いた時代も執筆者の世代もまちまちである。にもかかわらず、一つの漫画作品に関する評論として違和感なく読み進めることが出来るのは、この本の中でも言及される「サザエさんの普遍性」の故だろう。 本書に収録されている評論の論点は以下の三つにまとめられる。 まずは、それぞれの時代における風俗や世相の鏡としての「サザエさん」について。これ . . . 本文を読む

袷の季節

2006年10月19日 | きもの日記2006
九月から十月にかけてはあっという間に季節が過ぎていく気がする。 着物の衣替えのきまりごとについては、いろいろと意見があるだろうが、ある程度きるものがそろうと逆に楽しくなってくるから不思議だ。 十月初旬のかなり日差しが強い日に細君と百貨店に買い物に出かけた。 縞の紬を胴貫したてにした着物に、袖なし羽織。この季節の私の定番のいでたちだ。 . . . 本文を読む

香坂しぐれの六尺ふんどし

2006年10月15日 | 褌・下着の部屋
注)この文章には婦女子には好まれない内容が含まれています(笑) 少年サンデー連載中の人気漫画 「史上最強の弟子ケンイチ」はとても面白い格闘系少年漫画だ。 ひ弱だった少年が、複数の格闘技の達人に鍛えられて、不良グループに立ち向かっていくというありきたりの物語なのだが、師匠達は主人公を訓練するだけで(原則的には)自らは手を出さないという設定がなかなか独創的だ。 そして、正統派少年漫画であるからして、お . . . 本文を読む

『宝布に華咲かち 城間栄順琉球紅型展』

2006年10月11日 | きもの日記2006
時事通信ホールで開催されている『宝布に華咲かち 城間栄順琉球紅型展』を見に行った。10月9日が最終日。 百貨店などとは違った地味な場所にもかかわらず、結構な混雑ぶりなのに驚く。それもそのはず城間さんのトークショーが終了したばかりの時間だったのだ。客の半数以上は和服だろうか、業界関係者と思われる背広の人も多い。 展示の題名になっている「宝布」とは、越後上布、結城紬、宮古上布などの伝統工芸織物。それ . . . 本文を読む