ひさしぶりに京都に来た。
今回は仕事と遊び半々だ。京都の宿選びは色々な意味で難しい。
色々考えた末、先斗町の老舗の旅館にした。
先斗町をゆっくり歩くのは初めてだが、老舗の店と猥雑な風俗店が混在する景色はなんとも奇妙で楽しめる。
たちばなや謹製の袖なし羽織を着て夕食は肉専門店のてら参へ。
てーるスープがこの上なく美味しかった。 . . . 本文を読む
山田木綿さんに頼んでいた幅広の反物が先週届いた。
変則縞のかっこいい奴。
こいつを仕立てたら、しばらくは意味もなくでかけてしまいそうだ。
近所の鮨屋や蕎麦屋もすこし開拓したし、休みの日は木綿でマターリしよう。 . . . 本文を読む
今回浅草に寄った際、仲見世の江戸子人形店「助六」で犬張子を買った。
特に安産祈願というわけでもないのだが来年の干支でもあるし、なにより犬張子が結構好きなのだ。犬というよりもドラえもんに近いプロポーション。
名前は張子でもこやつは木彫りである。 . . . 本文を読む
正蔵の襲名公演に行った。鎌倉は数年ぶりだ。
単の大島に紗の袖なし、H商店で買ったばかりの右近下駄。
実は生で落語をきくのは初めてなのだ。正直落語が腹が痛くなるほど笑えるものだとは思っていなかった。76歳の圓歌最高!
最後は正蔵の人情話できっちりしめて、満ち足りた気分で劇場を後にした。
演目
一、声に出して読みたくない天国からの手紙 林屋いっ平
一、親子酒 春風亭小朝
一、中沢家の人々 三遊亭圓 . . . 本文を読む
てんぷらの名店として知られる「近藤」銀座店に行った。
自分と細君二人、カウンター席。自分の着物は単衣の大島に十字絽の羽織。
おまかせでお願いしたのだが、まずは海老の頭から始まり無難なところが続く。
白身の小魚が続けて出てきた。先ずキス、次にてメゴチ。両者ともてんぷらでおなじみに淡白な魚だ。そして少し置いてハゼが出た。前者二つと比べて少しアクがある味だ。てんぷらにすると一見見分けがつかない三種のネタ . . . 本文を読む