辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

ブラックプロミストの効果を、電話口で説明していた頃を懐かしむ。

2021-02-08 22:13:38 | ビデオ制作


21歳で、カメラマンデビュー、以来、いろんなジャンルを撮り続けてます。
(現在進行形)

で、劇映画、テレビドラマは避けて来た。
どうも、あの師弟関係に馴染めないのが
要因でもあります。

そんなか、バラエティ番組のには「再現ドラマ」が
流行った時代もあり、いろんな再現ドラマを担当してきた思い出が
走馬灯のように蘇りつつ、
突発的に監督から何かを言われても
即答できる根性(もとい、撮影技術)を身に着ける
ことができた。

そんな中、撮影の際に世界観を異様に演出するための
アイテムに「ブラック・プロミスト」「ホワイト・プロミスト」という
フィルターがある。

要は、レンズに装着して、あたかも、夢の中のイメージの如く
フワッとした色調を撮影段階で撮影してしまおうという
光学系のアイテムである。

上記の写真は、ブラックプロミスト
撮影シチュエーションを選ぶが、
夜の歌舞伎町を撮影した時に、あたかもネオンサインだけが
フワッとしている色調を観たことがあるかと思われます。

最近では、老舗レンタル会社さんのWEBサイトで
効果が簡単に検索できるシステムがあるから便利である。

トーヨーレンタル様(こちらをクリック)

僕がブラックプロミストを使い始めた、
1998年頃は、インターネットも珍しく
そのような情報は、実際、監督の目の前で実演するか、
効果を口頭で説明するしかなかった時代であった。

口頭は厄介で、十人十色、基準が違うので
実際、実演するまでわからないと言う
ドキドキ感満載の撮影監督を演じてました。

それから数十年、4K動画もネットで
送ることができるので、試写やテスト撮影も
こちらの都合で先方に送り、
先方の都合の良い時に確認してもらうというのが
日常になっている。

カメラを含め機材の技術革新も凄いが、
未だに、「フィルター・ワーク」を推進する
自分であります。

本当、編集でちょちょっと可変できるのが
好まれる昨今、アナログだよなーと
感じている私は小悪魔でございます。