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フランスの大富豪フィリップは頸椎を損傷し首から下を自分で動かすことができない体になってしまった。
そんなフィリップが自分の介護をする人を募集した。
その中にスラム街で育った無職の青年ドリスが応募してきた。
ドリスはフィリップの元で働くことが希望ではなく 就職活動をし、失業手当をもらうために証明書を発行して欲しくて
応募してきたのだった。
しかし、フィリップはそんな彼を採用した。
周囲が心配し、忠告してくれたが「彼だけが自分に同情しない。」と答えて・・・
性格も趣味も環境も全く違うふたりだったが ふたりとも自分自身に正直に生きている、という共通点があった。
がさつで下品に見えたドリスだったが フィリップを思いやる自然のやさしさが皆に伝わっていった。
やっと、というか 本当に久しぶりに 私的にストライクの映画でした。
この映画は実話を基にしているそうで ラストあたりにモデルとなったふたりが登場しました。
ストーリーのすばらしさはもちろんなのですが 映画を観終わったあと自分自身はどうなのか?と振り返る機会になりました。
体の不自由な方と出会ったら どうしても気を使った行動をとると思うです。
私に悪気はなくても 相手はどう思われるのか・・・
本当の思いやりとは何でも手助けするのではなく 相手を尊重した動きをすることでは・・・
それって簡単なようで難しいことのように思います。
だけど この映画を観て考える時間ができたたけでもよかったと思います。
たくさんの方に観ていただきたい映画です。