なぜかまたamazonさんに勧められてしまいました。
ちょっと不思議で綺麗な表紙が気になりレビューを読んでみました。
・・・・そしたらますます気になってしまいました。
大正時代18歳の年齢差で『許嫁殿』と呼ばれる12歳の姫子という少女と30歳の軍人土屋文治の日常のふれあいが淡々と描かれています。
ふたりの意思には関係なく家の都合での婚約です。 しかし、文治を慕う姫子と温かく姫子の成長をみている文治がステキです。
レビューを読むとふたりの年齢差に『気持ち悪い』『無理!』といった意見も見られ 正直実際読むまで もしかしたら背徳の香りのする作品かしら?と
ちょっと不安でした。
でも読んでみると私はそんな気持ち悪さはまったく感じませんでした。
姫子の方は 異性で大人の文治に対する憧れ(恋心?)があってドキドキしっぱなしですが 文治の方は恋愛感情ではなく 家族やか弱い存在に対する思いやり、とか愛情というものを感じます。
ふたりを取り巻く人々との関係性もこれから変わってくる予感です。
できれば このほんわかしたふたりの様子をずっと楽しみたいのですが 時代が大正5年、日本が戦争に突入していく時代です。文治は軍人です、ふたりが幸せなまま終わってくれることを願っています。
レビューでも私と同じように悲劇で終わって欲しくないとおっしゃる方がたくさんいました。
やっぱり人の命が多く失われる戦争は嫌です。
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