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赤奏国の皇子暁月は国を憂い、兄を簒奪し皇帝になった。即位には皇后が必要だったが皇后候補の女性が即位式に間に合わず亡くなってしまったため たまたまそこに居合わせた十三歳になったばかり少女莉杏をだまして皇后としてしまった。莉杏は騙されたと分かっても皇后としてふさわしい人間になろうとし暁月にも愛情を注ぐ・・・・
いつの間にか4巻目です。一方的に暁月に恋して頑張る莉杏を応援していたのですが 4巻では暁月の莉杏に対する気持ちがちょっとだけ変化していきます。
十八歳の皇帝に十三歳の皇后というカップルなんてあるわけないのですが そこはまあファンタジー小説ということで・・・(笑)
莉杏は後宮の世界を小説で読んでいます。
そして小説のような後宮の愛憎の世界になぜか憧れを持っています。 そんな莉杏を暁月は呆れながら彼女が皇后として生きていくためのヒントを与えています。
莉杏は素直にまっすぐまわりの人たちのことを考え 年上の女官たちから皇后として認められていきます。
かわいらしい莉杏を応援しているのですが そろそろもうちょっと成長した莉杏に出会いたいものです。
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