キュートなバアサンになるために

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約50年の付き合いの人形

2013-09-23 23:31:54 | ホビー

 突然お人形のかわいらしさに目覚めた私ですが お店のホームページを見ても オークションサイトを見ても お値段の高さには驚いています。

実際 お洋服を着ていない子をお迎えして分かったのですがお人形にとって ドレスというのもお値段を左右する重要なポイントのようです。

 子どもの頃はお人形遊びをしていたのにあの子たちはどうしちゃったんだろう?と思った時、ふと気づきました。
そういえば・・・と。

 私が幼稚園に入るか入らないかくらいの年齢の時、母がアメリカに住む友人に頼んでおもちゃのパンフレットを取り寄せ、私の誕生日だっかかクリスマスプレゼントに、と
アメリカから人形を船便で送ってもらったのです。 
 一応パンフレットを母から見せられ2体のうちの1体を選ぶように言われたことを覚えています。
1体は髪の毛が長くかわいらしい色のお洋服を着ていて首の後ろのひもを引っ張るとおしゃべりをする人形で、もう1体はショートヘアでおしゃべりはしないけど 一緒に歩けるというものでした。
 おしゃべり人形の方を希望した記憶があるのですが 母からおしゃべりをしたって英語でしゃべるんだよ、それより一緒にお散歩できた方がいいんじゃない?と言われ、結局
歩ける人形を選んだように記憶しています。

 そして届いた子は 子どもの私には ちょっと怖い表情に見えたし、抱っこしたら体が硬くて抱き心地が悪く、一緒に歩ける、といってもスムーズには歩けないし、洋服を着せ替えようと思ったら体にぴったりし過ぎていてボタンを留めたりはずしたりが難しかったし、靴もストラップのボタンが固くて小さな子どもが着脱させることがうまくできませんでした。

そんなわけで あまり遊ばずお人形は祖父母の家できれいなまま残されていました。

 しかし、残念ながら 私が遊ばなかったお人形を 祖父母の家に遊びに来た従妹たちは かなり乱暴に遊んだようで 祖母が亡くなり家の整理をしに母が行ったところ、

人形はこんな状態になっていました。
 グリーンのチェックの洋服、かわいいパンツ、白い靴下と靴はどこかへ行ってしまってしまいました。

捨てるに忍びなかった母はこの子を東京に連れ帰り、この子は私の手元に戻ってきていました。
そのまま 数年ずっと我が家の押入れに入っていたのを 突然思いだし、体を拭いて 子ども用品を売っているお店でお洋服を買ってきて この子用に直してみました。

 気が付けばこの子と出会って約50年が過ぎています。
50年くらいではアンティークとはいえないので 金額的には価値はないのでしょうが 私のために両親がアメリカから送ってもらった人形です。
 大切にしなくちゃいけませんね。

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