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加子母(かしも)明治座

2016-02-24 23:22:12 | お出かけ
         
 今回の旅行の一番の目玉は なんといっても白川郷でした。
翌日のスケジュールについてはあまり関心を持っていませんでした。
 スケジュール表に『明治座』と書かれていたのですが 明治座って東京にあったよね? どういうこと?と不思議に思ったくらいだったのですが 訪れてびっくり。
明治時代に村人たちが奉仕をしてみんなで作り上げた芝居小屋でした。
 この小屋を建てるのにお金は使わなかったとのことです。
木は村にある木を使い、建築は村人がみんなで建てたのだそうです。
 芝居小屋としては小規模なものだと思いますが 建築当時のものがそのまま残っています。
ちゃんと回り舞台、奈落、すっぽんがあり、花道はもちろん、現在の舞台では珍しくなっている仮花道まで揃っています。
   
           
                           
 こんな小さな芝居小屋ですが 一年を通していろいろな公演が行われているそうです。

 案内をしてくださった方から 故中村勘三郎さんもここで公演されたと伺いました。
                     
 花道と客席がとても近く、役者さんが花道で見得をきると その汗が客席まで散っていたそうです。

昔の人たちが熱い思いを持って作り上げた芝居小屋、そこで公演を行うのは役者さんにとってはワクワクすることではないのでしょうか?
特に勘三郎さんは こうした思いを大切にされる方だったのではないでしょうか? お客さんはもちろん大喜びだったでしょうが きっと勘三郎さんもこの舞台で演ずることを楽しまれただろうなあ、と思いました。
 明治座についてお話を伺ったあとは自由に小屋内を見学することができました。
楽屋に行くと いろいろな人のサインが楽屋の壁に残されていました。
           
 こちらが中村勘三郎さんのサイン。 他にも有名な漫才師さんたちのサインが残されていました。
 でもちょっとびっくりしたのはこの方。
                        
 坂本龍一さんです。
いったいどんな公演をされたのでしょうか?
 芝居好きの私、この旅の中で一番テンションが上がりました
 
コメント
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