なんとなく読み始めた『ビブリア』シリーズも6冊目です。
こんなに続くということはきっと人気があるのでしょう。
最初は 本を読めない青年が 高校時代に憧れていた女性のいる古書店で働き始め 古書にまつわるいろいろなできごとに関わっていくというお話でした。
年上の女性との恋愛、様々な古書についての話など なんとなく楽しい雰囲気のストーリーだったのですが・・・
巻が進むごとにだんだん怖いというか不愉快な話になってきました。
栞子が襲われ、杖がないと歩けなくなったあたりから なんなんだ?と思い始め、栞子と母の確執もどうなってるの?と思ったのですが 今作ではますます嫌な雰囲気に。
ここまで暴力に怯える話にして 今後この物語はどうなっていくのでしょう?
私的には 最初の頃の純情な青年と内気な年上の女性が一緒に謎を解いていくという話の方が断然好きです。
同じ頃に読み始めた『思い出のとき修理します』の方がはるかにお勧めです。