幕末の江戸。上野の小さな神社の神官兄弟の兄、弓月には夢を見て過去や未来を知るという特技がある。 しかし、彼の夢占いはあまり役にたたないことばかり。
そんな彼の元に大店の息子の行方を占って欲しいと依頼がくる。
謝礼で神社の屋根の雨もりが直したい彼らはこの依頼を引き受けることに。
のんびり屋の兄としっかり者の弟信行のふたりで依頼主の神社に出かけるが そこで思わぬ事件に遭遇する。
『しゃばけシリーズ』以来 畠中ワールドの虜になっている私です。
幕末の落ち着かない世相を背景に 意外な展開のお話。
あっという間に読み終えました。
ちょっと変わったお話で楽しめるものが読みたい方にはおすすめしたい一冊です。