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世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白

2017-05-06 19:41:47 | Weblog

世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白 単行本(ソフトカバー) – 2015/9/9

 
 

 

内容紹介

金融史上最大の顧客データリーク事件が明かしたプライベートバンクと大富豪、政治権力者の闇のコネクション。
あなたはまだ銀行の本当の存在理由を知らない――。

欧米紙誌騒然!
「ファルチャーニはエドワード・スノーデンとロビン・フッドを合わせたような男」(ブルームバーグ)
「大富豪を震撼させる男」(ル・モンド)

世界の大富豪やVIPが銀行とタックスヘイブンを利用して密かに行う巨額脱税やマネーロンダリング。その証拠を課税当局に差し出すために、スイスのプライベートバンク13万人の顧客データをリークした当事者による命がけの手記!

「鉄壁の守秘性」を誇ったスイスのプライベートバンクの顧客情報を、フランスやイタリア、スペインなどの司法・税務当局に提供するという大罪、もしくは英雄的行為の主役。その当事者が、いかにして、どのような目的でこの「リーク」を行なったのかを語っている。プライベートバンクやタックスヘイヴンの現状や今後を知るうえできわめて貴重な証言である。(橘 玲)

トップカスタマーレビュー

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HSBC銀行のプライベートバンキングについて興味があり読んだ。

税逃れ=脱税という単純化したロジックで、自分の行為を正当化している。 腐敗した政治家が脱税を目的として預ける場合もあるし、そんな腐敗した政治が行われている国に税金を納めることが耐えられなくて民間人が租税回避を目的として預ける場合もあるだろう。

全体を通して、金融に対する著者の歪んだ認識がうかがえる。
・例えば、HSBCのMIS(Master Information System)が利益隠しのシステムのように述べているが、預け資産を担保に他国で借り入れして、債務が返済する頃にはさらに次の融資を受ける。 これは事業家であれば利益を次の投資につなげて行く極当たり前の行為である。

・また投機が市場の歪みを利用した裁定取引であると批判しているが、こうした行為が市場の価格形成に効率性をもたらしていることは常識である。

HSBC銀行のプライベートバンキングは一般に口座開設時の最低預金額が300万ドル(約3億6000万円)であるそうだ。 ちなみにわたしはHSBCの小口預金者である。
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 本書は、HSBCジュネーブのプライベート・バンキング部門に勤務していたイタリア・フランスの二重国籍をもつ筆者(エルヴァ・ファルチャーニ)が、12万7千件もの顧客情報を銀行から盗み出し、フランス、イタリア、スペイン等の司法・税務当局に提供したことで、HSBCという世界屈指の国際的銀行がいかにタックスヘイヴンを利用し顧客に違法なサービス(脱税幇助)を提供していたかが明らかになったという記録である。

 スイスのプライベート・バンクやマネーロンダリングというと、日本に住む我々にはどこか遠い国の話のようだが、リストの中には1,800人もの日本人や、Jリーグに所属する外国人選手も含まれているのである。

 本書が資料として貴重なのは、ホイッスル・ブロワー(内部告発者)自身の手になるものであるため、具体的かつ詳細に数々の税を逃れるテクニック・システムが紹介されていること、政治家や財界人の実名が頻出すること、さらには、欧州各国ならびに米国が、この問題を取り扱うに際し、どのような利害関係から行動したかが詳述してあること等であろう。

 ここでのキーワードは、顧客・取引情報の「トレーサビリティ(追跡可能性)」であろう。具体的には、送金指示書を偽装(repair(修正)、cover(上書き))したり、情報の分割、すなわち、情報の保管場所や口
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HSBCプライベートバンキング部門に属していた主人公が
自称、様々な協力者と連携し、その顧客情報を
各国司法税務当局に提供するという大胆な
行動の軌跡を、ジャーナリストが手記化した一冊。

私は金融市場関係者だから興味深く読めたが
タックスヘイブンやプライベートバンク業務の
説明が分かりにくい上、氏のそこに至るまでの動機が
いまいち判然とせず、協力者たちがいると言いながら
その横顔すらも霧に包まれているようで、
全体として隔靴掻痒の感が否めない。

一方、訳文もなんだかたどたどしく、本当は
手に汗握るシーンじゃないの?ってな箇所が頻出。
全てを橘玲氏の解説と注釈が頑張って補っている。
むしろそれだけでも価値が高い。
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投稿者 Amazon Customer トップ1000レビュアー 投稿日 2015/10/18
形式: 単行本(ソフトカバー)
映画であるザ・バンクではマネーロンダリングや武器売買に加担していた銀行の頭取がルパン三世など で日本において有名になった銭形のインターポールに所属する主人公に銃を突きつけられて放った言葉に「私たちのやっていることは求められていることであり、私を殺しても新たな奴が変わりに出てくるだけだし結局はお前の怒りを発散するだけにしかならない。」

望むものがいる限りは提供され悪貨が良貨を駆逐していくのは組織内も同様であることがこの本では語られている。 また、日本国内も含めて法律には抜け穴もあり一般の人が知らない間に力あるものを守る法律も他の法案を隠れ蓑の作られたりしており、今現在ではタックスヘイブンは一般人にはそれなりに害悪があっても、政治及び経済においては切れない血液の役割を担い潰すことはほぼ難しいという残酷感に胸を痛めもする内容でもある。
 

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