過失致死罪で有罪判決
・ 地震を予想できなかった科学者らに禁錮6年 イタリア - CNN.co.jp(10月24日)
◇判決に疑問や抗議の声
・ 災害予防委トップが辞任=地震警告失敗の有罪判決に抗議―イタリア - 時事通信(10月23日)
・ 大地震予知失敗のイタリア科学者6人に実刑判決…世界科学界が強く反発 - 中央日報日本語版(10月24日)
・ <伊地震判決>日本の科学者に波紋 予知失敗で禁錮6年 - 毎日新聞(10月23日)
◇日本地震学会は「予知は困難」
・ <地震学会>「予知は困難」見直し着手へ - 毎日新聞(10月17日)
・ [映像]地震予知の現状を日本地震学会・加藤照之会長に聞きました。 - FNNニュース(10月19日)
専門家「個人で言うのと公的立場とでは意味変わる」
司会の小倉智昭「イタリアとはいえ、地震学者ら7人が禁固刑6年ですよ」
笠原順三・東大名誉教授は「個人でいうのと、公的な立場とでは意味が違ってきます。イタリアは公的な学者委員会を作っているので、これはアメリカであっても確実に罪でしょう。日本でも気象庁とか政府が安全だといって起こったら責任はあると思います」
小倉「富士山が爆発するといって何も起らなかったらそのまま?」
笠原「でもないですね。避難で経済的損失が生ずることもありますから」
菊川怜キャスター「研究結果をどう発表するかで違ってくるのでしょうか」
笠原「どういう立場で言うか、その結果を考えると、イタリアが例外的とはいえないですね」
小倉「予知もできないのに年間数十億円もかけていいのかという声もあるけど、もっとたくさん使ったらいいかも」
ともあれ、今回は警鐘にはなった。ただ、学者の口がますます重くなるかもしれない。それじゃぁ話が逆なような……。
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住民の不安がつのる中、地震学者が「大地震になる可能性は低い」と判定、地震関連の政府関係者はこれを「安全宣言」として伝えた。その6日後、マグニチュード6・3の地震が襲った。 被災者は7万人にもなった。人々は「危険といわれなかったから逃げなかった」「おかげで家族が死んだ」と言い、とうとう地震学者ら7人が過失致死傷罪に問われる前代未聞の裁判になったのだった