医大生・たきいです。

医大生的独言。

教養がないぼくたち

2016-02-18 23:49:23 | 医大生的生活

わたくしの大学の1期生の大先輩とお話しする機会があって、1期生というのは大学に「過去問」というものがなく試験前はいつも暗中模索の状態だったという話を聞きました。東北医科薬科大の医学部が春から開校ということですが、膨大な医学を前にして過去問が存在しないというは実に大変だろうなと他人事ながら思いました(笑)。医大生・たきいです。




「ジベルばら色粃糠疹」というのを皮膚科で習うのだけれど、ここでいう「ばら色」とはどんな色か。皮膚科の病名は精密な検査発達以前の肉眼的所見から命名されたものが多いらしく、「ばら色」ももちろん皮疹の性状に対する先人たちの英知が詰まっている。



日本人が「ばら」と言われて頭に思い描く色は、この写真のような深い色であろう。

「ばら」は“rose”。西洋では、ロゼワインのロゼ。赤ワインと白ワインの中間色であるという認識であるらしい。言語学的な文化の差異のおかげで「ジベルばら色粃糠疹」の色を誤解している医者はたくさんいるのだとか。実際は日本人のイメージより淡い色である。

「君たちは英語を忘れてしまっているから」というよくネチネチ言われる話は全面的にすいません。ただそれと同じかそれ以上に、独語も仏語も1ミリ足りとも知識がない自分を前にして、この先まともな教養のあるオヤジになれないのではないかという危機感もなくはない。6年生になったら流石にやっている暇はないだろうし、ちょっと齧るなら5年生でか。やるやる詐欺で結局やらないんだろうけれど。笑








(過去問すら消化不良な人(笑))

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