医大生・たきいです。

医大生的独言。

医学生焼肉あるある

2015-08-27 23:59:59 | 医大生的生活

わたくし北の方の医学部には知り合いが多くて、遊びに行くたびに自分の知り合いを見境なく飲み会に呼んでしまい、同じ大学の人同士「はじめまして…、4年のナントカさんにお世話になってるんすよ」みたいな会話を始めさせてしまうことがしばしばあるのですが、昨晩もやってしまい反省しております(笑)。医学部って学年による上下関係がかなりハッキリしていて、たとえ年下でも上の学年ならば敬語を使うべしという風潮があるのです。自分の立場としてはみんな気兼ねなくタメ語でワーワー話す関係なのに向こうが余所余所しい感じになっていると妙に笑ってしまうのでした。医大生・たきいです。





「意外によく書かれている」と評判の解剖学書がこちら。

イラスト解剖学
松村 讓兒
中外医学社


この本にはコーヒーブレイクのコーナーがあって、

「焼肉のハラミは横隔膜」
「焼肉のカルビは肋間筋」


みたいなノリの軽いコラムで、私は結局そのページしか読んでいないのですが(笑)、やはり医学生同士で肉を食うとこうなるわけです。



「これ何?食道?」
「“しきん”っていうらしいよ」
「やはり重層扁平上皮はうまいな」
「えー、焼いて水分なくなったのに食感に関係するかね?」

こういう会話をしている20代前半のグループがいたらほぼ確実に医学生です。あと医学生焼肉会話あるあるとしては、骨格筋と平滑筋の話もしてしまいがち。ホルモンが噛みにくいのはその平滑筋の走行が3次元的に多方向なため、と噛み切りやすい骨格筋であるタンを食べながら話してしまいがちです。組織学もそろそろ記憶が危ういですが、みんな授業の余談的なことだけは覚えているようです。



メニュー表でも勉強です。昔はこういう勉強の話ばっかりする先輩鬱陶しいなと思っていたのですが、ついに自分も無駄に知識がついてきてすぐこういう話をするような学年になってしまいました。







他大の医学部の人と話していると、どこも大変な思いして勉強しているんだなと妙な安心感とこれからへの希望を感じることがありますが、酔っぱらいながら知識を披露しあっているとボロが出てきて某旧帝大医学部の人がビタミンKとカリウムを混同していたのにはさらに安心感を感じました。

「うわぁマジ恥ずかしい、ブログに書かれるわぁ」
とのことでしたので書いておくよ。笑

みんなまた飲も!!






(大腸は焼肉業界でテッポウと呼ぶというのに妙に納得してしまった人(笑))