医大生・たきいです。

医大生的独言。

ブログの世界を考えてみた

2014-09-01 22:42:09 | ブロガー

新学期が始まってしまいました。休みボケが効き過ぎているのか、一コマの時間が長すぎます(笑)

浪人生のときは一コマ90分でずっと集中力を保てていた気がするけど、この大学の講義は一コマ70分。だけどこれでも実に長い。しばらくリハビリが必要な気がします。医大生・たきいです。




一応は自分も「ブロガー」を名乗ることもあるのだけど、ブロガーの世界というのは実は奥深くて、筆者なんて弱小ブロガーの部類。ともすると、上の世界というのも気になってしまうのが人情だ。テレビで月間100万PVを誇る会社員ブロガーの方が特集されていたのでつい見入ってしまった。全体的な番組の構成は、煌びやかな生活でありながらも、裏には苦労があるというもの。カリスマブロガーも大変なのだ。実はブロガーの隠れファンなのでますます応援したくなった自分もいたけれど。


ある1日を記録すること。ブログの「ログ」は「記録する」という意味である。

自分がブログを綴る意味。思いがけず記録の意味合いが大きい。記憶をブログにして記録する。ブログには他者のまなざしがあるから、これが思考を要求してちょっと面白みが出てくるわけだ。人は見られると変わるのである。そして、その文章の一番の読者は案外自分自身だったりする。だって、記録なのだから。いわばノートを読み返すようなものだ。文章にしてみてはじめて、自分の思考が分かる瞬間があるというのも面白い。これが多くの一般人ブロガーのブログの楽しみ方ではあるまいか。これが楽しいと感じる人は今すぐブログをはじめたらよい。

しかし、これが月間100万PVクラスのブロガーとなると、ブログの一番の読者を自分には設定しないらしい。あくまでもブログは、拡散して、人に見てもらうためのもの。ブログは自己表現のツールにすぎないものとして考えているみたい。ビジネスとして成立しているわけだ。根本的にブログの捉え方が違う。

自己表現の為のブログには、「情報の新鮮さ」が重要らしい。そこにニーズがある。なるほど、ニーズに応えることができればアクセス数が伸びるのも必然だ。これがアルファブログの方程式なのか。


今日の大学の授業でも言っていた。医学の世界も情報のスピードが重要で、そのためにはネットを駆使して情報の9割をも占める英語文献にあたらなければいけないのだ、と。これは何回も聞いてきた話だが、これだけ強調されるのは、努力しないとできない次元の話で、案外できていない医師も多いからではないか。さらには、医療従事者は、非医師の数のほうが多いという事情もある。そこをターゲットとして、例えば、「新鮮な情報」の医学知識を日本語で紹介するブログがあったりしたら相当なアクセス数を集められるはずだ。これには相当な時間と、相当な医学知識と、相当な英語力とが必要される。英語ができて、かつ医学にも精通している先生の数は多いだろうが、普通そういう先生には時間がないというのがこの業界の常識である。そんなブログを書ける人はほとんどいないに違いない。

あまりにアクセス数を意識すれば、ブログには自己犠牲が必要となる側面もあるのだと気が付いた。自己表現のツールだったはずなのに、自分を知らぬ間に縮めているというのもちょっと滑稽な気がする。だから、自分はそうしたブログを求めない。とすると、自分には夢の100万PVは遠い夢だということも分かった。だけれども「自分の記録を自分が読んで楽しむ」というスタンスを崩さない。自分が楽しいのが一番なのだ。これからも、のんびりと。






(新学期初日から寝坊してきた友人のことが心配な人(笑))






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