医大生・たきいです。

医大生的独言。

秘伝のセンター試験数学攻略法

2012-12-26 23:59:59 | 人気記事

DVDを借りて映画テルマエロマエを鑑賞。劇場でも観たのだが、もう一度借りてみたくなるほどの作品である。急に寮の大浴場が恋しくなった(笑)。しかし明日から温泉ですやったぜ。医大生・たきいです。


実家の部屋の本棚に押し込んであった紙類を引っ張り出してみたら、模擬試験の答案があった。浪人時代のもの。きっとこれは返却されてから復習せずに放置されたものとみなすのがよいだろう。ばかたれが。笑

それにしてもよく自分こんな答案書けたなと思ってしまった。浪人時代の秋口以降、無駄に数学の答案を美しく書くことに凝っていたのだが、確かに見栄えの良い答案だった。文字通り自画自賛というところだが(笑)。しかし、実際のところ、マークセンテンス方式の試験だけで大学受験が終了してしまったのだから、人生というものはわからないものである。

数学と言えば、意外と曲者なのが、センター試験ではなかろうか。60分の試験時間では落ち着いて解けるわけもないし、空欄が埋まっていかないと吐きそうになる。挙句の果てには、そもそも理系の最高峰を目指す人間と数学なんて見たくもない思う文系の人間とで同じ問題を解かせるという制度自体に疑問を抱くようになる。

それでも点数を落としてはいけないというのが試験の怖いところであるが、去年のこの時期一つの対策法を編み出した。悪くても180点はキープ、2次試験の数学の勉強はきっちりしているのにセンター試験なんかで数学をやらされるのがムカツクというあなたにおすすめである。

使用教材は、直近4,5年分の本試の過去問。最新のものから。とりあえず時間を計って解く。本番通りにするにせよ、短い時間で解くにせよ、好きにすればよい。解いた。丸付けをする。ここまでは誰でもやることではある。ここで一工夫。今解いた問題を「丸暗記」するのである。数学で暗記だなんて、と言われそうだが、試験という歪曲した形式がとられている以上、歪曲した手法をとればよい。

筆者は暗記用のノートを一冊作って試験場の東北大学川内キャンパスまで持って行った。具体的には、大数というか東京出版から出されている過去問集を縮小コピーして大問毎に1ページずつ貼って、下に解き方とメモと配点を書き込んでいった。ここでの丸暗記にもコツがあって、全部の空欄で要求されている知識は何かをいちいち書き留めておくのである。つまり、簡単なところでは、「2次関数の平方完成」の如く、教科書の見出しになりそうなコトバをメモしていく。日本で一番多くの人の意見の反映されている試験であろうから、全部の問いで「キョーイクカテー」とかいうやつが考慮されているはずなのである。これが、何の道具を使って解く問題なのかに留意する根拠。きっと出題者側からすれば、意味なき空欄はない。これを全部の空欄でやる。さらには配点まで覚えてしまう。最悪の事態の戦い方まで想定できる。この過程を通すと丸暗記も容易になっていくし、先ほど緊張感をもって解いた問題であるから、頭にも体にも浸みやすくなっているのである。

意外と時間のかかる作業だが、3年分くらいやると、あら不思議、どの年も出題されている「流れ」があまり変わらないのだ。多くの犠牲者が出たことで有名な平面図形の問題があったが、あれも単に「流れ」の配置が平年と比べてイレギュラーになったに過ぎないことに気が付く。こうして相手の出方をわかっていれば、試験場での心の余裕が違う。将棋の大会と同じで、手の内の知れた相手なら、「どーせ、ゴキゲン中飛車してくるんでしょ、超急戦は研究してきたからアタシ」と構えられるわけである。

偉そうなことを言って去年のお前はどうだったんだよと言われそうだ。ⅠAは満点を確信しつつ、97点というセンター試験あるあるをやってのけ(笑)、ⅡBはハコイチ――仙台人は、大問1、或は四角1のことをハコイチと呼ぶ――の三角関数の後半を3秒見て飛ばして(笑)、他はきっちり取って9割確保という堅実な浪人生を演じてきた。こういう戦略を取れたのも、過去問で配点まで暗記していたからである。実は、全体としては小説の「たまむし」19点(笑)に代表されるように失敗気味のセンターだったのだが数学単体で見ればまずまずだった。東大に合格した友だちの中にはⅡB大崩壊という人もいたし、これは「過去問暗記法」の勝利だと断言できる。

ただし、この勉強、少々時間がかかる。しかし、万が一このブログを読んでいる受験生のあなた、くだらないブログを読むほどの時間があるということであろうから(笑)、よかったらやってみてはいかがでしょうか。ただし自己責任でね。笑








(日本史で満点取ろうと血眼になっていたのだがセンター試験失敗の元凶ではなかったかと今になって思う人(笑))








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