医大生・たきいです。

医大生的独言。

米長邦雄永世棋聖を偲んで

2012-12-18 23:59:59 | 医大生的生活

ラーメン部は納会と称して2012年最後の活動をして参りました。今日から新規参入した期待の新人ヤサイマシを軽々と完食して大変頼もしい限りでした。新年会もやりましょう(笑)。医大生・たきいです。


さて、日本将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖が18日亡くなられたという。米長先生といえば、将棋のルールを知らぬ人にでも有名な方であると思うが、突然の訃報に大変驚いております。

筆者は実際にお見かけしたことがあって、それは中学生の時に参加した将棋の全国大会の開会式のスピーチでのことだった。中学校単位の大会で、出場校は有名進学校の名前が連なる中、筆者の所属は地方公立中学校でありその地域住民しか名前を知らないような学校だったのでちょっと怖気づいたことを覚えている。そんななかで、米長永世棋聖はこのようなスピーチをしていらした。


「活躍して、校長先生をびっくりさせてあげてください」


自分の中学には将棋部というものも存在せず、勝手に優秀な後輩を誘い込んで出場し県代表の座を奪いとってみたものの、正式な部活動ではない以上、学校では全くというほど注目されていなかった当時の僕らからするとかなり発奮したお言葉だった。米長先生の力強い激励のお言葉の甲斐あってか、僕らはなんと全国大会で賞状を頂けたのだ。今でも実家に額に入れて飾ってある。まだまだ若造な当時であったが故郷に錦を飾ったような気分になって興奮したものだ。部活動でもないのにもかかわらず校長室でも表彰していただけて大変うれしかった。

人としてのカッコよさにも憧れたが、将棋そのものとしても影響を受けた。例えば、「最強中飛車」というご著書のなかにある、5筋位取り中飛車から、7筋に飛車を振り直して戦う変化は作戦勝ちの一つのパターンとして今でも愛用させていただいている。将棋の棋士としても大変強い方だったのだ。

米長先生に教わった、「泥沼流」とでも呼ぶべき精神で今後は学業のほうもがんばって、また故郷に錦を飾れたような気分を味わうべく研鑽を積みたい所存である。謹んでご冥福をお祈りいたします。






(年始のとちぎ将棋まつりに行こうと思っている人)







↓今日も一発、よろしく頼む↓

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村