万国博覧会

さかんにテレビなどで愛知万博について報じられていますが、大阪万博を小学校１年の時に経験した私にとっては今一つの盛り上がりのように思えてしまいます。
当時、父が私と小学校５年の兄を学校を休ませてまで連れて行ってくれた大阪万博。そこは、手塚治が描く未来世界のようなイメージでした。東芝館だったと思いますが観客が操るレバーに合わせて機体が前後左右に傾き座席の周囲には大迫力の画面が広がる乗り物、チェコスロバキア館のローラースケートで街中を滑走する映画、長時間並んだゴールにあったのはガラスの奥に鎮座する月の石、動く歩道、そしてなんといっても太陽の塔。もの凄い数の人がこんにちは、こんにちは世界の国から．．．と歌いながら大阪に集まったような記憶があります。
現在は、ディズニーランドを初めたくさんのレジャー施設がありますし、いろんな技術がもの凄いスピードで進化していて博覧会に足を運ばなくても十分刺激を得られるからでしょうか。愛知は人出も今ひとつのようです。トヨタ館のロボットには興味がありますが、別に過去の遺物のマンモスは万博で観たいとは思いません。動く歩道が世の中に普及したようにロボットも近い将来普及して欲しいものです。
しかし、本当にこの35年間早く普及しないかなと密かに思っているのは人間洗濯機です。お湯に浸かっているだけでお湯が渦をおこして身体を洗うという装置の展示が絶対あったはずなのに未だ実用化されていません。私のような無精者はたくさんいると思います。メーカーさんよろしく御願いします。